本項には映画『スーパーヒーロー大戦GP』のネタバレが書かれています。未視聴の方は閲覧にはご注意ください‼
概要
ショッカー首領の魂が新たな依代として憑依した巨大な電子頭脳が、“最強最速のライダー”として選ばれた仮面ライダー3号を吸収、制御することにより完成した巨大ロボット。首領の宿敵である仮面ライダーに酷似した姿をしている。
装備
機体を構成する電子頭脳には首領の新兵器である『歴史改変装置』の中枢部が組み込まれている。本作における事件の元凶である仮面ライダー3号の誕生、そして彼によるダブルライダー抹殺はこの装置によって歴史が改変された故の産物であり、3号の存在自体もこの装置に大きく依存しているようである。
更にその力を応用し、仮面ライダーたちの歴史そのものを消し去ってしまう『歴史改変ビーム』という光線を放つ事もできる。歴史を消されたライダーは存在ごと世界から消失してしまうという恐るべき威力を誇る必殺兵器である。
単純な戦闘能力も強力であり、両腕に強力なバルカン砲もしくはミサイルの発射口と思しき兵装が取り付けられているほか、強大なパワーから繰り出される格闘攻撃も恐るべき威力を秘めている。
劇中での活躍
復活したダブルライダーの力で支配から逃れたショッカーライダーの一人である仮面ライダーJと戦闘になるも、高い戦闘能力で圧倒し、「歴史改変ビーム」で消し去る事に成功。更には眼下でショッカー怪人軍団と死闘を繰り広げていた数多のライダーを『歴史改変ビーム』で消し去り、仮面ライダー達を絶体絶命のピンチに陥れる。
しかし3号が不屈の精神で首領の支配から逃れたために機体が不完全な物となり『歴史改変ビーム』そのものが封じられ、さらに戦場に駆けつけたニンニンジャー達の手助けもあり形勢は逆転。
最期はシュリケンジン・トライドロンの必殺技を受け爆散。大首領と共にショッカーの野望は潰え、『歴史改変装置』を破壊された事により歴史は完全に元に戻ったはずだったのだが………………。
派生作品
『S.I.C. HEROSAGA』では、『仮面ライダーディケイドエディション オーズの世界』にて登場。海底から回収された「超巨大コアメダル」により、仮面ライダーオーズの様々なコンボ態になることができる。その腰部には巨大オーズドライバーが装備されている。
劇中ではラトラーターコンボ・シャウタコンボ・サゴーゾコンボにチェンジした。
門矢士・仮面ライダーディケイドと小野寺ユウスケ・仮面ライダークウガらと、鳴滝(仮面ライダーディケイド)が変身したリ・イマジネーションゾル大佐に率いられるグリード達との戦いの最中に乱入し、その火力で2人のライダーを苦戦させている。
オーズの能力を手に入れたのは、『GP』の世界で仮面ライダー3号を取りこんだように、「オーズの世界」の火野映司・仮面ライダーオーズを取りこんだためであった。しかし、海東大樹・仮面ライダーディエンドのアシストを得た泉比奈の決死の呼びかけによって映司の脱出を許している。
だが、オーズのデータをスキャンしており、「ネジバコンボ」という悪の組織コンボへと変身した。
その形態は小野寺ユウスケ・仮面ライダークウガスーパーライジングアルティメットフォームに破壊されたものの、ディエンドを取りこんでディエンド怪人態となる。
完全に能力を発揮する前の時間稼ぎにキングダーク・岩石大首領・ネオショッカー大首領・骸骨恐竜といった魂を持たない巨大怪人たちをカイジンライドした。
それらの怪人たちは黒影トルーパースイカアームズ部隊の自爆で排除されたものの、その間に完全態となり、その実力は一蹴りで仮面ライダー斬月と仮面ライダー龍玄を吹き飛ばすほど。
しかし、仮面ライダーオーズレジェンドタトバコンボの一撃を受けて巨大ディエンドライバーを取り落したところに、士の奇策として、スイカアームズ大玉モードにライドブッカーソードモードとメタジャリバーを突き刺してつくった即席の「果物電池」を電源とした高圧電流を浴びせられ、ディエンドの脱出を許す。
余談
変形前の巨大電子頭脳は漫画版仮面ライダーに登場する『本郷邸』の地下室に存在する巨大なコンピューターが元となっている。