概要
正式名称は「ホビーアニメ」
子供向け玩具、ゲーム(ホビー)の販売促進の為に作成された本来は小学生~中学生向けに作られたアニメの事である。
俗にいう「ニチアサ」「ゴールデンタイムアニメ」「キッズアニメ」とほぼ同義の様に思われるが、
1女児向けは含めずに男児向けに限定して使用
2漫画のみのもの含めた子供向け作品全般
として使われる事も多く、どこまでがホビアニかと定義に差があるのが現状だが、「コロコロコミック系列や最強ジャンプ等で漫画が連載されているもの」が一応の線引きである。
具体例を挙げるとガンダムは「視聴層は大人の方が多い」という理由でホビアニではないという解釈が一般だが、ガンダムビルドファイターズは「コロコロで連載されていた」という事で一般にホビアニだという解釈が多い。
(掲載誌は違うが、SDガンダムや三国伝もホビアニに当てはまるだろう)
また、近年はおもちゃの数が増えてきているスーパー戦隊や仮面ライダーシリーズ、ウルトラマンシリーズあたりもこれに分類されそうだが、こちらは特撮なので少し違う。
例
男児向け
「ゲーム型」
原作がゲームであるアニメ。
その他にガイストクラッシャー、ヒーローバンク、カセキホリダーシリーズ、ムシキング、恐竜キング、オレカバトル、パズドラシリーズ(本家は除く)、超速変形ジャイロゼッター、ダンボール戦機シリーズ、デジモンシリーズ、マジンボーンなど
「ホビー型」
ex.ベイブレードシリーズ、爆走兄弟レッツ&ゴー!!
玩具をメインに据えたアニメ。
その他に爆丸、ビーダマン、ゲキドライヴ、カミワザ・ワンダ、もじバケる、ガンダムビルドファイターズ、モンスーノ、バチ魂バットなど
「カードゲーム型」
カードゲームが基盤となっているアニメ。
※ただし、selectorやファンタジスタドールもカードゲーム型だが、「高年齢層をターゲットとしている」ため、ホビアニには該当しない。
女児向け
「プリキュア型」
ex.プリキュアシリーズ
毎度おなじみのプリキュア。
「アイドル型」
女児向けアーケードゲームの販促用アニメ。
「ペット型」
人間よりかはペットの方がメインであるアニメ。
共通の特徴
とにかく量が多い
バックの大手玩具メーカーやらゲーム会社やらの資金力の高さもあってかなにせアニメの話数が膨大。52話は当たり前に存在し、うまくホビーが軌道に乗ってヒットするとまた52話単位で作成されるため当たり前のように2、3桁単位でアニメの話数が存在する例が多数。
また、端役に豪華声優が投入されていたり(ex.ポケモンのジミー。cv.下野紘だが登場回数はたった1度の端役)レギュラーキャラに大物声優が何人も入っていたりする。
これが俺たちの絆の力だああッ!
子供向けに作られているため、基本難しすぎる話になることはほとんどない。
悪の組織を倒して世界を救ったりライバルを打ち負かして大会に勝ったり、アイドルになったりと単純明快。宇宙も世界も救う。
しかしそこには熱いバトルがあり、熱い友情があり、幼少時代の憧れや夢が詰まっているため、大人が見ても十分に面白いものとなっている。
グッズが出ない
当然子供のためのアニメなので、大人のお姉さんが欲しがるようなグッズは一切出ない。
しかし女児向けにおいては、ガチャやプレバンなどで過去の名作のアイテムをモチーフにしたコスメグッズやアクセサリーの類が発売されるケースも増えてきている。