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大筒木カグヤの編集履歴

2018-09-22 17:07:57 バージョン

大筒木カグヤ

おおつつきかぐや

漫画『NARUTO -ナルト-』の登場人物にして、物語のラスボス的存在。

プロフィール

誕生日8月15日
星座しし座
血液型?型
身長?cm
体重?kg
性格傲慢、強欲

概要

CV:小山茉美

※CVの初出はゲーム「ナルティメットストーム4」だが、アニメ版でもそのまま続投された


六道仙人と呼ばれた伝説僧侶である大筒木ハゴロモ及びその弟である大筒木ハムラの母。

かつて神樹に宿っていたチャクラの実を口にして力を得、乱世を治めた。人々からは「兎の女神」として信仰されていたのと同時に、「鬼」として恐れられてもいた。

三大瞳術を極めており、両目に白眼、額の第3の目は輪廻眼写輪眼の力を合わせ持った「輪廻写輪眼」を有していた。

更に骨を媒介・変形させる事で攻撃に応用する屍骨脈の祖である術と推察される突き刺した者がボロボロに崩れる「共殺しの灰骨」を使用していた。

君麻呂の出身である「かぐや一族」の始祖となってもいる。


人々の信仰の対象とされていた神樹に成った『チャクラの実』をカグヤが奪ったことから、それを取り戻そうと神樹が化けた姿が十尾とされていた…


※ネタバレ注意

経緯

…が、実は十尾の正体は神樹と同化した(おそらく)カグヤ本人であり、自分の息子たちに分けられたチャクラを取り返すために魔物となったという。


あまりにも絶大なる力を得た事で、次第にその力に溺れていったカグヤは、歪んだ支配欲と独占欲に取り付かれていく事になり、無限月読の力で人々を家畜同然に扱っていた事から、ハゴロモとハムラの息子達にも反抗されてしまう。


彼らとの死闘の末、六道・地爆天星によって封印され、その本体は月となった。


しかし…息子であるハゴロモハムラによって封印されたが、封印される前に自分の意思である黒ゼツを残し、復活しようと企む。


カグヤ復活には封印された十尾の抜け殻の外道魔像を口寄せできる『輪廻眼』、そして十尾のチャクラの分散体である『尾獣』の2つを集めて十尾復活させ、無限月読による世界中の人々のチャクラを集め

る必要があった。


忍宗を開き世を平安に導いたハゴロモが、後に自身の後継者に2人の息子の内の弟アシュラを選んだのを見計らい、選ばれなかった兄インドラをそそのかしてアシュラと対立させ、ハゴロモが兄弟2人が手を取り合っていけるようにと作った石碑に刻まれた言葉を、無限月読によって世に幸福が訪れるかのように書き換えた。

結果、インドラの子孫のうちは一族、アシュラの子孫の千手一族とのいざこざを起こした。


それ以降、戦乱の時代の裏でインドラとアシュラの転生者に近づきながら、復活の機会を虎視眈々と狙い続け、そして遂に千手柱間うちはマダラの代に、その好機が訪れる。


マダラは柱間に敗れた後に、うちは一族の力に関心の強かった千手扉間が自身の遺体を処分しないであろうことを読み、自身の写輪眼にうちはの最強瞳術の1つ「イザナギ」が時間差で発動するように細工して復活したあと、戦いの中で食いちぎっていた柱間の体の肉片を自身の体に移植し、輪廻眼を開眼することに成功する。

その際、黒ゼツはイザナギで蘇生する前にマダラの中に入り込み、オビトが拾われるまで潜んでいた。


開眼者が現れるのをずっと待っていた黒ゼツは、マダラにあたかも自分が彼の意思であるかのように思い込ませ、第四次忍界大戦でマダラの体を奪い、遂にカグヤを復活させた。


しかし、ナルトサスケサクラカカシ7班の奮闘と、ナルトとサスケに託された六道の力、黒ゼツが傀儡としていたオビトが死の間際にカカシに残した万華鏡写輪眼のサポートによって、遂には黒ゼツ共々六道・地爆天星によって再び封じ込められた。


人物

六道仙人曰く、かつては民からの信望も厚い人格者だったらしいが、いつしか鬼と呼ばれるほどに変貌し、再封印を成し遂げたナルトも「心が無いようだった」と評している。六道仙人はチャクラの実を口にした時に何かが始まっていたとも推測した。

戦闘中、チャクラを奪いながらもナルトとサスケに我が子の面影を見出し涙を流すなど、ハゴロモとハムラに母としての情は持ち合わせていたが、その愛情は二人を自らの所有物と称するなど酷く歪んだものであり、ナルトからは「親離れを喜ぶのが母ちゃんってもんだろが」と啖呵を切られている。



疾風伝でのオリジナルエピソード

原作ではカグヤの過去は不明だったが、疾風伝でのオリジナルエピソードとして放送された。

神樹を追うように地球へと漂着し、当時の世界における祖の国の国主テンジに拾われて結ばれて2人の子を身ごもる。しかし、以前から祖の国と領土問題により敵対し、挑発を繰り返していた華の国が、和平交渉のために華の国に出向いていたテンジや重臣たちが留守の間に祖の国に侵攻、カグヤが匿われた屋敷も攻め込まれるが、彼女は瞳術で敵兵を殺戮した。

しかし華の国は、これを祖の国に攻め入る口実として利用し、和平交渉に出向いていたテンジに対しカグヤの首を差し出すよう命じ、彼女は祖の国の軍勢からも追われる身となる。付き人の犠牲を払いながらも神樹の元にたどり着き、神樹の実を口にして現在の姿へと変貌する。

黄泉比良坂で異空間を開いて月を召喚し、無限月読を発動させ、人々を神樹に縛り付けたが人間を絶やさないために記憶を改竄した上で一部の人々を解放した。


2年後では…

劇場版THE LAST -NARUTO THE MOVIE-では、彼女の子孫である大筒木トネリアニナルの最期の敵として立ちはだかる。


外伝

連載終了後の外伝作品七代目火影と緋色の花つ月において、サスケの行った調査によれば、彼女が白ゼツの兵団を作っていたのは自身の存在を脅かす者との戦いに備えてのことである可能性があると判明し、第四次忍界大戦後に十数年のあいだ平穏となった世に新たな争乱が起こることを予感させている。

そしてその脅威とされる存在は、劇場版BORUTO -NARUTO THE MOVIE-にて遂に現れる。


神樹と大筒木カグヤの真実

NARUTOの作品の中でも特に不明なのが、神樹と大筒木カグヤの関係性である。

疾風伝でハゴロモ・ハムラとの戦いが描かれたカグヤと十尾だが、実はここまで明かされても十尾の正体がいまだによくわかっていない

というのは、作中の無限月読を巡る戦いとマダラを媒体にカグヤが復活したシーン(原作・アニメともここは同じ)を鑑みるに、少なくともその時点では「カグヤ=十尾=神樹」という図式が成立しており、定説となってきた「十尾=カグヤが神樹に同化した姿」という話の根拠となっていた。

疾風伝では両者が最後まで別個の存在として描かれているのだが、こちらの設定では「月に渡ったのがハムラ一人」「外道魔像の行方が不明」という問題がある。

前者についてはそのままだと「THE LAST」に繋がらない(時々戻ってくるとは言っているので解釈の余地は十分にある)が、問題は後者。

ハゴロモの中に封印されていないとすると、敗北したオビトとミナト・カカシが対話したシーンで陰の九喇嘛がミナトに語った「「かつて六道仙人も尾獣九体のチャクラを一気に抜いて弱ったが、外道魔像が残ったので死ななかった」という顛末と矛盾する。

疾風伝を根拠にこの定説を否定する向きもあるが、概ねアニメ準拠の設定のナルティメットストームの存在を踏まえ、さらに黒ゼツが「カグヤが十尾化出来る」ということを事実として把握していたことを考えれば、やはり定説は正しいと見るべきだろう。

また、岸本氏によるオフィシャルデータブック「陣の書」の「忍博聞録・忍術創生秘録」では「十尾はカグヤが神樹と一体化した姿である」と明記されている。


プロットの段階でのカグヤと十尾設定

1000年以上も前、日本で言う大和時代に相当するはるか昔、宇宙から神樹の後を追って地球へと漂着。

竹林に光輝きながら舞い降りたところを当時のソの国の国主・テンジに拾われた。

敵国・カの国(火の国?)の回し者とされて殺されかけたが瞳術?で一蹴し、その地に居つくことになる(ちなみに当時の情勢はまんま三国志時代の中国である)。

この当時のカグヤの性格はハゴロモの言うとおり「女神」そのものであり、争いなき平和を望んでいた。

この後テンジと結ばれた。

その後、カの国が攻め入ってくる。

劣勢に陥る中で滞在していた屋敷にも攻め込まれるが、瞳術でカの国の兵士を文字通り木っ端微塵にして一蹴した。

しかし、この力が周囲の恐怖を呼び、テンジ率いるソの国の軍勢から追われる身となる。

二子を身ごもった身ながらも一族の使命を果たすべく神樹のもとへ向かうが、たどり着いた時点で追っ手に追いつかれてしまう。

付き人のアイノを犠牲に払いながらもなんとか神樹の根元にたどり着き、我が子を守るために神樹の実を口にし、額に輪廻写輪眼を開眼すると共にチャクラを宿して現在の姿へと変貌。

黄泉比良坂で異空間を開いて月を召喚し、無限月読を発動した。

ただし、範囲は力の国、ソの国のみである。

その両国の人間を絶やさないために一部は記憶を改竄した上で解放した。

そして月を再び黄泉比良坂で異空間に戻す。

無限月読の発動からしばらく後に双子――生まれた時点で輪廻眼を宿すハゴロモ白眼を宿すハムラを生み、その地を治め始める。

しかし、神樹に対して行う「しきたり」への反対から反乱が相次ぎ、それを鎮圧すべく城を空けがちになる。

この過程で個人的な恨みもあったのか、カの国の者を全滅させていたために「暴君」と噂されるようになった。

この頃にはハゴロモとハムラは蛙の仙人に出会って、仙術の訓練をし、ハムラは後一歩の所まで仙人モード完成に近づいていた。

ある時、ついにハゴロモとハムラに神樹のしきたりの真実を知られていまい、今まで育ててきた息子たちにすら裏切られたと絶望したカグヤは、丁度村に帰ってきたハムラを白眼の瞳力で威圧して輪廻写輪眼の幻術で洗脳し、人質にとってしまう。

同じく仙術の修行を終えて帰郷したハゴロモに何故このような恐ろしいことをするのかと詰め寄られた際には、いずれ空からやって来る愛など知らず力しか通用しない脅威に対抗するための兵を量産するためだと答え、ハゴロモの愛を逆手にとり殺せないであろうハムラを操ってけしかけ、勝負を挑ませた。

しかし闘いの中でハゴロモは情と言葉でハムラを正気にし、ハムラは主人公補正みたいに仙力完全会得という結果を招いてしまい、二人に分散したチャクラを回収するためついにカグヤ自身が兄弟に襲いかかった。

数ヶ月にも及ぶ激闘、地上に甚大な被害をもたらしながらも途中で、大筒木カグヤは神樹と融合して十尾に変化し、更なるパワーアップを果たす。

恐らく闘いの中で輪廻写輪眼による洗脳を記憶改変の使い方で兄弟に同士討ちとかの狙いで何度か試すも失敗。

最終的にはカグヤは息子たちに陰と陽の刻印を身体に刻まれてしまい、強制的に十尾化させられ大筒木ハゴロモの中へと封印される。

この強制十尾化直前に黒ゼツを産み落とすもそれ以上の抵抗はできなかった。

ハゴロモの体内にいる十尾はこの戦いの後に魂を尾獣として九つに分けられるも、数ヶ月は動けずにベッドの中。

そしてハゴロモが年寄りになるまでの間の何十年間にオリジナルエピソードみたいに、尾獣達の放逐や仲間を増やして忍宗誕生。

インドラとアシュラの誕生、黒ゼツの母復活計画開始、忍宗の後継者争い、ハムラはその間にハゴロモとは別に旅に出てオリジナルエピソードにあった力の譲渡みたいな事をして仲間を増やしていったと推察する。

十尾の人柱力となったハゴロモは御高齢になり、寿命による死期が近づいてきたので、地上に残っていたハムラに外道魔像を体外へ解放してもらう。

そして二人でハゴロモとハムラで六道・地爆天星で外道魔像を地爆天星の核として大量の岩石に封じ込め、遥か上空に飛ばす。

そして月へ変わった後、大筒木カグヤとの闘いから何十年も経過しているので、数の増えた大筒木一族はハムラと共に外道魔像の監視として月へと移住し、原作・映画に繋がる。


血縁関係

息子・大筒木ハゴロモ/大筒木ハムラ

孫・大筒木インドラ/大筒木アシュラ

子孫・大筒木一族/日向一族/うちは一族/千手一族/かぐや一族

子孫と思わしき一族・うずまき一族(千手一族と遠縁の記述から)/雪一族(似た能力をかぐやが使用した所から)


モチーフ

主なキャラ造形のモチーフは『竹取物語』のかぐや姫だが、他にも多くの神話伝承がモチーフとなっている。例えば「兎の女神」の異名は、「月には兎がいる」という伝承に由来していると思われる。

禁断の果実を食べて力を手にした」という点は『旧約聖書』にて知恵の実を食べた原初の女性イヴに、「我が子やその子孫と対立する母」という点はガイアティアマトなど各神話の地母神と共通している。


関連タグ

NARUTO 大筒木一族 だいたいこいつのせい ラスボス 全ての元凶

神話 女神 地母神 大地母神 豊穣神 鬼女 母性 グレートマザー  母親

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