概要
キョウリュウジャーのメンバーが変身に用いる変身アイテムであり、なおかつ変身前・変身後問わず使用する黄色の銃。大きさは従来の戦隊の共通銃よりやや大きめ。デザインは恐竜の頭部を摸している。
変身前は、メンバー全員ガンホルダーで右脚に装備している(レッド以外の初期メンバーは正体を明かすまではガンホルダーを付けていなかった)。
ドクター・ウルシェードが開発したガジェットであり、キョウリュウバイオレット以降に誕生したキョウリュウジャーの標準装備となっている。それ故に、バイオレットより前に活躍していた空蝉丸は専用の変身アイテムを使用し、鉄砕やラミレスは獣電池だけで変身する。
また、システムボイスはウルシェードの声をサンプリングしたものを用いている。
獣電竜に認められていない内は化石のような色合いでただの強力な銃という程度の機能しか持たないが、獣電竜の試練を突破し、その力が認められることでガブリボルバーはその全機能を解放する。しかし、弥生たち二代目戦士や100年後のキョウリュウジャーたちは最初から黄色のガブリボルバーを支給されており、獣電竜に打ち勝ってもいない。弥生はプレズオンに認められる描写があるが、それ以降の戦士達はそれすらなく基準が曖昧(ただし二代目の戦士となった優子や真也にブレイブがあったことは確かで、どちらも前任のラミレスや鉄砕に認められている)。
使用者
- 桐生ダイゴ/キョウリュウレッド
- イアン・ヨークランド/キョウリュウブラック
- 有働ノブハル/キョウリュウブルー
- 立風館ソウジ/キョウリュウグリーン
- アミィ結月/キョウリュウピンク
- ドクター・ウルシェード/キョウリュウバイオレット
- 弥生ウルシェード/2代目キョウリュウバイオレット
- 福井優子/2代目キョウリュウシアン
- 津古内真也/2代目キョウリュウグレー
帰ってきた獣電戦隊キョウリュウジャー
- ダイくん/キョウリュウネイビー→キョウリュウレッド
- イッちゃん/キョウリュウシルバー→キョウリュウブラック
- ノブ太さん/キョウリュウブルー
- ソウジロウ/キョウリュウグレー→キョウリュウグリーン
- アミねえさん/キョウリュウシアン→キョウリュウピンク
- ウッピー/キョウリュウバイオレット※中盤以降はガブリチェンジャーに変えたため、使用していない
機能
銃口の側を展開することで内部に獣電池を二本まで装填することが可能。また、剣型装備のガブリカリバーと組み合わせることによって、『ガブルキャノン』となり、ガブティラ・デ・カーニバルと組み合わせると『ガブリカーニバル』になる。ら
キョウリュウチェンジ
銃口を展開し、スロットの下部にブレイブインをした獣電池を装填することで「ガブリンチョ(対応する獣電池の名前)」という音声がなり、シリンダーを回すことでサンバの音楽がなる。その音楽に身体を躍らせた後に「ファイヤー!」と叫んだあと、トリガーを引くことで変身をすることが出来る。
シリンダーは基本的に手で回すが、壁や床、敵の身体や攻撃を利用して回すこともある(ボウケンジャーのアクセルラーでの変身用法と似ている)。
トリガーを引く際には基本的に上に銃口を向けるが、前方に向ける場合もあり、目の前にいる敵にはダメージを与えることが出来る(ゾーリ魔程度なら撃破できる威力)。
ちなみに変身中にサンバダンスをするのはキョウリュウジャーの力の源が音楽であるためであり、その力を最大限に引き出すために勝手に身体が踊るという仕組みになっている。ただし、慣れてくればある程度は制御できるようであり、サンバを利用して雑魚を倒すことも多い。
たとえ獣電竜に認められていたとしてもブレイブインをしなければ装填出来ないため、自分に自信がなかったり、変に力を抜くと変身することが出来ない。100年後のキョウリュウジャーは自分に合っていない獣電池を使った上、何故かブレイブインをしていない上に色もバラバラなのにも関わらず変身できたが、本来の力を発揮できず一般人よりもやや強い程度だった。
100年後のキョウリュウジャーたちが自分の色を見つけて変身した場合は常時アームド・オン状態のため、獣電池を消費して武器を出現させる必要がなくなった。
戦士名 | 使用する獣電池 |
---|---|
キョウリュウレッド | ガブティラ獣電池 |
キョウリュウブラック | パラサガン獣電池 |
キョウリュウブルー | ステゴッチ獣電池 |
キョウリュウグリーン | ザクトル獣電池 |
キョウリュウピンク | ドリケラ獣電池 |
キョウリュウシアン | アンキドン獣電池 |
キョウリュウグレー | ブンパッキー獣電池 |
キョウリュウバイオレット | プレズオン獣電池 |
※キョウリュウシルバー | ブラギガス獣電池 |
キョウリュウネイビー | トバスピノ獣電池 |
※通常はギガガブリボルバーで変身するが、ガブリボルバーでも変身できないことはない。
銃としての機能
トリガーを引くと通常の銃よりも強力な光弾を放つことが出来る。
下スロットに獣電池を1本入れた状態でシリンダーを回すと(変身と動作が全く同じなため、基本的に変身後に使うが、ガーディアンズの獣電池は変身前にも使っている)「ハッハッハッハッ」という音声が流れ続け、トリガーを引くと「バモラ!!(装填した獣電池に対応する音声)」の音声と共にその獣電池に対応した光弾を放つ。
必殺技
- 『獣電ブレイブフィニッシュ』
上下スロットに2本の獣電池を入れた状態でシリンダーを回すと「ハッハッハッハッ」の音声が流れ続け、トリガーを引くと「バモラ!!ムーチョ!!(下に装填した獣電池に対応する音声)(上に装填した獣電池に対応する音声)」の音声と共に超強力な光弾を発射する。上下共に十大獣電竜の獣電池を入れた場合は双方の力を同時に発揮することが出来る。上にガーディアンズの獣電池を入れた場合はそちらが優先される。
- 『火炎ブレイブフィニッシュ』
アロメラスの獣電池を使用した必殺技。炎で敵を燃やし尽くす。
- 『ハンマーブレイブフィニッシュ』
アンキドンの獣電池を使用した必殺技。巨大なハンマーのエフェクトで敵を叩き潰す。
- 『鉄球ブレイブフィニッシュ』
ブンパッキーの獣電池を使用した必殺技。鉄球のエフェクトをてきにぶつける。
アームド・オン(専用個人装備の召喚)
変身した(下のスロットに獣電池を装填している)状態で上にも自分の変身に使ったものと同じ獣電池を装填させて、2回銃口を開閉すると「メッチャムーチョ」の音声がなり、右腕に滑らせるようにシリンダーを回すと「ハッハッハッハッ」の音声と共に追加武装が完了し、固有の武器を出現させることが可能。シリンダーを回した左腕には棘のような武装がされている。
基本的に初期メンバー5人のみが行う。
100年後のキョウリュウジャーは変身の時点でアームド・オンがなされてるため、上記の動作をする必要はない。
秘密基地 スピリットベースへの通行証
勇者ではないと行えない『キョウリュウチェンジ』に対して、こちらはガブリボルバーさえ持っていれば誰でも可能。事実、アミィからガブリボルバーを奪ったラッキューロがこれをやってのけた。このことを受けて出入口であるレリーフはガブリボルバーを近づけないと出現しなくなった(なので事実的に場所を知っているキョウリュウジャー以外は侵入できない)。
余談
何故色が黄色なのかというとパワーレンジャーのことを考え、本物の銃と見分けがつくようにである(前々作のゴーカイジャーの共通武器であるゴーカイガンは黒の配色が多すぎたため、パワーレンジャー版の玩具ではなるべく赤で塗装するよう配慮されていた)
関連タグ
前作『モーフィンブレス』←本作『ガブリボルバー』→次作『トッキュウチェンジャー』
歴代戦隊共通銃
前作『イチガンバスター』←本作『ガブリボルバー』→次作『トッキュウブラスター(ウチマスモード)』