概要
作中に登場する怪人・ロイミュードが引き起こす(仮面ライダーマッハ、妖怪ブルブル、アナザードライブも発動できる)、時間の流れが変わったかのように身体を動かすことが困難になる怪奇現象。「重加速」という呼称は特状課の沢神りんなが名付けたものである。市民からは「どんより」と言われ、発生を警告するスマホアプリが配信され重宝されている。
第1話の半年前に起きた大災害・グローバルフリーズは世界規模でこの重加速が発生、多数の被害を引き起こした忌まわしい事件として知られる。
この現象が起きている間は、ロイミュードやドライブといった一部の例外を除き、人間や鳩などの動植物、階段から転がり落ちるボール、噴水から流れ出る水といったありとあらゆる物体に影響を及ぼすようである。
それ故に現象に巻き込まれると逃亡しようにも自由が利かない為ロイミュードや周囲の倒壊等に巻き込まれるリスクが高い。その一方、第12話では追田警部補が高所から転落したものの重加速によってゆっくり着地し無傷で済んだ例もある。
なお、シフトカーを(ホルスターによって)装着すれば人間であっても重加速の中でも行動出来るようになるが、複数体のロイミュードが対象に的を絞って重加速を発生させるとシフトカーによる相殺を掻い潜りどんよりさせることができてしまう(また、シフトカーによる相殺機能はロイミュードにも知られているようでペイントはわざわざ霧子が腰に着けていたシフトカーを弾き飛ばしてから重加速を発生させた)。
名前に加速と付いているが上記の通り「物体の動きを強制的に減速させる」物なので、高速移動する能力とは別の代物であり寧ろ高速移動は一方的に持ち味を潰されてしまう一種のメタになっており、アナザードライブは重加速を使用して高速移動するゲイツリバイブ疾風に対抗していた(性質的にはゲイツリバイブ剛烈の方が対抗できた可能性は高いと思われる)。
これに対しウォズギンガファイナリーの場合、無重力である宇宙の力を利用する事で重加速を難なく解除させている。
撮影にはモーションや雨などの水面の演出にはCGを用いているが、ロイミュードに追われている遠距離のシーンなどでは、演技者がゆっくりめに動いている。
超重加速
第21話でメディックの改造を受けた魔進チェイサーが発動する重加速。ブレイクガンナーの銃口を地面に押し当て、チェイサーを中心に発生した紫のオーラに包まれた範囲で発動する。また発動時に周囲の器物が宙に浮き上がり、跡形も無く吹き飛んで消滅するような描写も成されている。
この重加速は他のロイミュードが発生させる物と比べて非常に強力であり、ライダーやシフトカー(メディックに洗脳された物を除く)であってもまともに動く事が出来ない。デッドヒートの力を借りてもようやく動けるといった程度である。無論この状況で普通に動けるのはチェイサーだけで、ひとたび発動すればまともに動くことのできない相手を一方的にフルボッコにできるという、彼にとってはほぼ無敵のチート能力であったが、シフトフォーミュラやトレーラー砲、及びタイプフォーミュラの超高速移動能力には通じなかった。
なお、設定上は仮面ライダーチェイサーも使用できる模様。
また、メディックによって強化改造を受けてこの能力を習得したハート・ロイミュードが第34話にてドライブとの戦闘に用いている。チェイスの物とほとんど同じであるが、オーラの色が紫では無く赤色、地面に押し当てるのが右の拳と言う違いがある。
テリブルプレッシャー
春休み合体スペシャルのゲスト怪人・ショッカーブルブルが使用した、重加速からの派生技。
ショッカーと妖怪の力が加わり、重加速に掛かった相手の恐怖心を増大させて身動きを封じてしまう。
ショッカーブルブルについては妖怪ブルブル・ディー博士(ロイミュード089)を参照。
似ている物
通常の人間の範疇を超えた状況下でライダーと怪人が戦闘を行うという設定は、『仮面ライダー龍騎』のミラーワールドや『仮面ライダーカブト』のクロックアップに近いものと言える。
『小説 仮面ライダードライブ』ではショックウェーブの応用で模倣犯罪が行われた。
関連タグ
カオスコントロール - なんか似ている。