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三日月・オーガスの編集履歴

2020-02-22 12:19:26 バージョン

三日月・オーガス

みかづきおーがす

三日月・オーガスとは、TVアニメ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の登場人物。同作の主人公である。

「ねぇ、次はどうすればいい?オルガ」

「まぁ、いいか。コイツは・・・死んでいいやつだから」

「俺はオルガのやりたいことをやるだけだ」


CV:河西健吾/諏訪彩花(幼少期)


人物像

火星の民間警備会社「クリュセ・ガード・セキュリティ(CGS)」の参番組に所属する少年兵にして本作の主人公。

元々はストリートチルドレンで、本編では出ていないが長井監督の発言によると技師をしていた両親と5歳で死別し、養護施設からも出ざるを得ない身の上だったとのこと。

その後の詳細は不明だが、引き取ってくれる大人もいなかったのか浮浪生活を余儀なくされる身の上になっていたようで少なくとも10歳の時点ではCGSに既に入っており、それ以前の年齢時点で生きるために殺人も厭わない生活を送って来たため学校にも行ったことがない。

有機デバイスシステム「阿頼耶識(アラヤシキ)システム」の施術を三度受け、高い空間認識能力と機動兵器操縦技術を持つ。

少年兵のリーダー格であるオルガ・イツカとは実の兄弟以上の信頼関係で結ばれている程の長い付き合いであり、彼からは「ミカ」の愛称で呼ばれており、他の団員からは「三日月」や「三日月さん」と呼ばれている。

幼少期に殺人を犯した直後のオルガとの思い出は彼にとって人生の原点とも言うべき出来事であり、そのことから「自分の命はオルガにもらったものだから、オルガのために使い切らないといけない」という価値観が行動原理となっている。


参番組では専用のパーソナルカラー(白色)に染められたモビルワーカーに搭乗し、CGSに於けるエースパイロットの一人として扱われていたため、ギャラルホルンによるCGS襲撃の際にオルガからガンダム・バルバトスのパイロットを任せられ、以降はオルガの立ち上げた鉄華団の一員として仲間を、家族を守るべく、持てる力の全てを振り絞り最前線で戦い続ける。

CGSが鉄華団と名前を変え、最初にオルガが受けたクーデリア・藍那・バーンスタインの護衛依頼を完遂する為に地球を目指す旅にでる。


まだ若いながらも兵士としては成熟しており、その肉体は鍛錬によって鍛え抜かれている。ただし身体の発育は遅く、オルガ達と同年代でありながら身長はタカキ・ウノら年少組と同程度かそれ以下。

就学経験がないため文字の読み書きは苦手としているが、知識が不足しているだけで頭の回転はむしろ早い方であり、また学習意欲も無いわけではない。

後に字の読み書きについては、クーデリアから教わっており、二期になる頃にはかなり読んだり書いたりできるようになっていた様子。

農業に対する憧れから、自分で農場を拓きたいという将来的なビジョンを持つものの、世界情勢などに関しては疎く、あくまで自分の周辺を知る程度の認識のみである。

火星ヤシと呼ばれるデーツ(ナツメヤシの実)に似た果実を好み、阿頼耶識システムで酷使される脳への糖分の補給も兼ねて、待機中や小腹が空いた時によく口にしている。


あまり細かい事を気にしない大らかな性格の持ち主である一方で、同時に戦場育ち特有のシビアな思考も併せ持ち、敵意を向けた相手には一切容赦しない。


戦闘スタイルも非常にえげつなく、コクピットをメイスや機体の手足で踏み蹴り潰しは当たり前、果てはメイスのパイルバンカーで敵機をパイロットごと串刺しにしたりと、タービンズメンバーすら「グロい」とドン引くことすらある(なお、コクピットの踏みつぶしは相手が仲間であるビスケットを殺した仇でありその怒りも込めての1撃とも言える)。

敵が心情を吐露する叫びをしても一切構わず「ごちゃごちゃうるさいよ」と冷徹に切り捨てる。


但し、それは嗜虐心というわけでもなく「殺らなければ自分達が殺される」という判断故であり、相手を倒しても特に喜ぶこともない。


感情を必要以上に昂らせたり取り乱す様子もほとんど無いが、決して感情の無い冷淡な人間というわけではなく、仲間に対しての情は深く、相応の礼節も弁える。

自分に関係のない人間の生死には非常に淡白だが、仲間、特にオルガやアトラ・ミクスタなどの自分に近しい人間が傷付けられると仲間相手でも激昂し、傷付けた相手に強い殺意を向ける

事実、エドモントンへ向かう列車の最中にビスケットを殺害した相手が現れた時はオルガの指示も聞かずに突撃し相手に反撃すら許さない猛攻撃を加えて撃破している。


後述の通り、悩んだり思考を放棄している面があり、物事の解決手段がほぼ「障害を排除する」で帰結している。

そのため、例えば「立場の異なる相手に対して自分たちの意見に同調してもらう」などの発想そのものが欠けており、クーデリアがメディアを通じて訴え、戦いを止めた時は「オルガにも出来ない」と賛辞した一方で、彼女のやり方を通じて新たな方法に理解や模索することはほとんどなかった。

もっとも、そんなクーデリアの様子を見て、言い知れぬ苛立ちを覚えるなど、全く考えることをしない自分に対して、潜在的には何かしら思う部分もある様子。


また、自身の行動の多くはオルガに強く依存しており、オルガが下した指示の内容に対しては全幅の信頼を置いている。部隊内でも積極的な自己主張をせず、作戦会議等の場には姿を表さない事も多かった。

オルガはそんな三日月の眼差しに応えられる人間になりたいと努力している一方、三日月もオルガの右腕として足る存在であり続けたいと思っており、戦闘で苦戦した際にはオルガの期待に応えられなかったと思い悩む事もあった。

更に、上記の「障害を排除する」以外に問題の解決法を持たないので、オルガや鉄華団の武闘手段への誘発や暴走を引き起こしている一因となっている。


自分のことを「戦うことしか出来ない」と評価しつつも大抵の事は何でもそつなくこなせてしまう天才肌であり、操縦経験のないモビルスーツを操り、実戦をこなし、携行武装やスラスター噴射圧で粉塵煙幕を張るなど、とっさの機転に富み生存能力も高い。

さらに機体の挙動を見ただけで過去に闘ったパイロットか否かを判別し、遺留品に残された匂いから嗅覚を頼りに持ち主を探し当てるなど多彩なスキルを有し、兵士として類稀なる才能を持つ。

そうした卓越した実力や名声の独り歩き、そして三度の施術による高い阿頼耶識システムへの適正から、実際の人となりを知らない者からは才能や阿頼耶識システムのおかげと勘違いされる場面も見られたが、その実は前述の徹底的な鍛錬によって現在の実力を手に入れた、いわゆる「努力の人」である。

さらに言えば平時は将来の夢である自分の農場のために作物の栽培にも繰り返し挑戦しており、本人の評価とは裏腹に決して「戦いだけの人間」でもない。

この事はハッシュにも後々認知され、のちのハッシュの成長にもつながる。

戦闘に於いては刀のような繊細な武器ではなく、メイスなどある程度乱暴に取り回しても動作する武器を好んで使用する(あくまで好き嫌いの話であり、好みでない武器もその実力は一流レベル)


その一方で、ある程度采配を任されているとはいえ機体や装備を酷使する事も多く、彼の乗るバルバトスはその都度細かな野戦換装や大規模な改修を余儀なくされた。


また、生まれや育ちから視野が狭くなりがちで戦術的な観点を全く持てなかったが故に、局地的な戦闘ではまさに無敵と言える力を振るうものの、超長距離からの飽和攻撃といった未知な上に真っ向からのぶつかり合いではない手段で攻められると対応しにくく、最終的にこの弱点が命取りになってしまった。


活躍

旅を続ける中でバルバトスに対してある種の愛着を抱くようになる中でクーデリアの行動に感銘を受け、彼女の背中を押す事を決意。フミタン・アドモスの死によって一人で問題を抱え込む傾向を強めたクーデリアの精神的な支えとなり、共に地球へ降り立つ。

地球で最初に訪れたミレニアム島での戦闘でビスケット・グリフォンを喪ったことで心に傷を負ったオルガを奮起させ、自らもその怒りを敵にぶつけるようにオルガと自分達の前に立ち塞がるカルタ・イシューアイン・ダルトンらと激戦を繰り広げていく。エドモントン市街地でのアインとの戦闘に於いて、自身とバルバトスとの接続を限界まで強めたことで右目と右腕の神経に障害を負う事になったものの、ついにクーデリアの依頼を完遂。仲間たちと共に火星への帰路に付いた。

障害については阿頼耶識システムのナノマシンが神経系統を擬似復元する事が出来た為、引き続きバルバトスの専属パイロットとして活躍。当初自身に突っかかりその後一転して押しかけ弟子のようになったハッシュのことは当初露骨にウザがっていたが、彼の成長もあり徐々に弟子格として受け入れるようになっていく。


桜農園で農業を学ぶ傍ら、鉄華団唯一無二の遊撃隊長として宇宙海賊「夜明けの地平線団」の討伐、アーヴラウ-SAU間の紛争への介入等様々な作戦に参加し、海賊や仲間内から「悪魔」や「鬼神」と恐れられるようになる。

火星で発掘されたモビルアーマーハシュマル」との戦闘では、バルバトスルプスのリミッターが競合し機体不全に陥る中で阿頼耶識システムのリミッターの完全解除を敢行。


激戦の果てにハシュマルを撃破するが、その代償として右足の感覚まで失ってしまい、完全な右半身不随に陥ってしまうが、阿頼耶識システムにつながっている間は肉体機能も回復することから、その間の鍛錬によりモビルスーツを操縦できるほどの体力は維持されている。


バルバトスと接続されていない状態では一人で立つこともままならず、食事や移動に他人の介助を要する身体となるが、それでもオルガの為に自らを犠牲にする覚悟は鈍る事はなく、戦い続ける決意を見せた(自身が半身不随となって以降は、自身を運ぶ足変わりとしてハッシュと行動を共にすることが増える。)


このあたりまでに心境の変化がいくらかあったのか、アトラ・ミクスタの想いも受け入れ、彼女との間に子供を作ろうと考えるようになり、クーデリアの想いにも配慮を見せ、まだ見ぬ我が子の将来をクーデリアに頼んだ。

オルガが命を落とした知らせを受けた時も一瞬茫然とはしたものの取り乱すことはなく、仇討ちより遺志の尊重を優先し、「オルガの命令を守るために生き続けろ」と、他の団員に向かって啖呵を切っている。


アリアンロッドとの最終決戦では敵に倒され死にゆくハッシュにも配慮をみせ、脱出トンネルの目処がついたことを知り、エルガーも死亡した時点で「クリュセについてそれで終わりじゃない」とユージンに年少のメンバー3人を連れて下がるよう強く指示。

昭弘にも一度は下がるよう勧めたが、彼の強い意思もあり2人で殿を勤めた。

ダインスレイヴで2人とも重傷を負うも、オルガとの想い出に奮起して再び立ち上がり、バルバドスのリミッターを解除し、片腕の落ちた機体で暴れ回った。

昭弘がイオクを葬って先に力尽きたのちも止まらず多数のMSを撃破する。

ジュリエッタは「大義がない」と見下していた彼の鬼気迫る戦いに驚愕し困惑するも、既に機体も三日月の体も限界が近づいており、その最中彼は「目指した場所に既にたどり着いていた」ことを悟りつつ意識が混濁してゆく。

バルバトスがジュリアに迫り、コクピットハッチを飛ばされた時には既に三日月の意識はなく、アトラとクーデリアに想いをはせつつ息を引き取っていった。

その後のジュリエッタは、「大義」でない動機で最後まで戦い抜いた彼の姿により、大きな心境の変化が起きる。


数年後、アトラが育てていたのは彼そっくりに育った息子だった。

「そうだ、俺たちはもうたどりついてた・・・俺たちの本当の居場所・・・だろ?オルガ」

「ああ・・・そうだな、ミカ」


オルフェンズ


余談

三日月は、「悩む」事が重要なファクターとして機能していたこれまでのガンダムシリーズの主人公とは違い、迷いや悩みを殆ど見せず、むしろ他のキャラクターの悩みを浮き彫りにするクールなキャラクターとして描かれており、戦闘では確実にコックピットを狙うなどの容赦の無い戦いぶりを見せている。

しかし、三日月自身に内面での動揺や葛藤が全く無いわけではなく、行動目的の決定をオルガ等の他者に依存しているなど、どちらかといえば「悩まない」のではなく「悩む事自体を放棄している」ように見える面があり(クダルに「人殺しを楽しんでる」と言われた際には一瞬動揺しているがすぐにその事について深く考える事をやめている)、そういったスタンスに起因する幾つもの矛盾や危うさを抱えており、決して成長し終えているのではなく、「悩む」事を別角度から描いたキャラクターである。

加えて歴代のガンダムシリーズの主人公と異なりその育成経路と一般教養も乏しい為に戦う相手の会話にマトモに答える事が少なく、ギャラルホルンもあくまで対峙する敵以上の関係性しかない為に対話らしい対話も行っていない。

また、前述の阿頼耶識システムをガンダムシリーズ伝統の強化人間と解釈した場合、彼はシリーズ初の強化人間主人公と言える(実際Gジェネレーションシリーズ初参戦作であるGENESISにおいては、阿頼耶識システムの効果は強化人間と近いものになっている)。


もっとも、前述した対ハシュマル戦においては、「オルガの言う通り後方に控えていたら、みんなを守れなくなる」といった具合に、オルガの作戦に異議を唱える場面も見られている。

オルガや仲間のためにこそ戦うという姿勢は、最後まで変わることはなかったようだが、あるいはそのための指示を待つだけではなく、自分に何が出来るかを考えるようになったのは、クーデリア達との出会いで生じた変化なのかもしれない。


2016年度のサンライズ公式の年賀イラストのコラボでアイカツ!の主人公の大空あかりと餅つきを行っているイラストが公開されたが、上記の三日月の過酷な境遇や性格によりあまりに生きる世界が違う両者の組み合わせの為に話題になった。


前述の通り最終話で壮絶な戦死を遂げるが、明確に戦闘で死が描写されたガンダムシリーズ主人公は珍しく、映像作品では恐らく初になると思われる。


作中で死んだり死を思わせる描写があった主人公としては小説版のアムロ・レイ、小説版のカミーユ・ビダンハサウェイ・ノア、小説版のシーブック・アノーフリット・アスノが既にいる。フリットは銅像が建てられており亡くなったことがの会話からわかるものの、単に天寿を全うしただけであると思われる。


ちなみに拡大解釈気味ではあるが、主人公=主役格MSパイロットという視点で考えれば、「ポケットの中の戦争」のバーナード・ワイズマン(通称バーニィ)も三日月の仲間と言えないことはない。


最終話が放送された、2017年4月2日の日本列島の夜空は彼を追悼するかのように月が「三日月」であり、放送終了後はそのツイートが多くみられた。


なお、彼の死後に生まれた三日月の忘れ形見である暁のフルネームについてだが、2017年4月9日のオルフェンズ公式イベントにて判明する。

詳しくはクーデリアアトラを参考にしてほしい。


SDガンダム外伝シリーズでは

新約SDガンダム外伝 新世聖誕伝説では、月の民であり孤児だったが、月の悪と呼ばれる機重奇神ジークドミヌスに掌握された旧ギャラルホルン帝国の最強の騎士を作るために改造実験された一人だった。

悪魔の魔力を宿した機械の鎧・エイハブメイルの適応改造を施され、ガンダム族の姿である騎士ガンダム・バルバトスに変身するようになったミカヅキは、ジークドミヌスの騎士になるはずだったがギャラルホルン帝国の皇子マクギリスが悪に染まらず、エイハブメイルのガンダム達を操る呪いを解きジークドミヌスに反旗を翻した。

月世界が崩壊するとき鉄華団は、月の民達をスタ・ドアカワールドへ避難させ、その最中にミカヅキは、セレネス王国の王子であるネオガンダムが機甲神エルガイヤーで地上に送らていた(実際は、ルナガンダムが動かしていた)のを目撃していて、「ネオは月世界を裏切り見捨てた」と思っていた。


そして任務後、永い眠りについていたが鎧闘神戦記から数十年後、ジークドミヌスとギャラルホルン帝国が復活したのを聞いて目覚め、ラクロアに向かった。

組み込まれた宝石の力が不安定な為、人間の姿に戻っていたが機甲神伝説に出てきた紅き月の影響で力を奪われた守護神サンボーンからパーツを託されその力でガンダムの姿を取り戻したミカヅキ(騎士バルバドス)は、ラクロア城へと侵入しネオガンダムに襲い掛かったが、ラクロア貴族のクーデリアを見て一瞬の隙ができてしまい仮面の騎士(正体は、ジークドミヌスに洗脳された皇子マクギリス)によってやられてしまい捕らわれの身となってしまう。

ネオがエルガイヤーでラクロア城を守る中ギャラルホルン帝国が攻めてきたことを知ると、騎士バルバドスは新たな力で敵の指揮官の機闘士ガンダム・グシオンを打ち破り仮面騎士と戦うが仮面騎士からは逃げられてしまう。その後、力を使い果たし行動不能になったエルガイヤーを目覚めさせるためにネオガンダムとクーデリアと共に5機の機甲神を探す旅に出た。


クーデリアを護衛するために、月の民の末裔達で組織された傭兵部隊・鉄華団と共に旅に同行し、鉄華団の情報により最初はデブリ火山へと向かい機甲神2体を見つけるが、ふもとの湖でリベンジモンスザクトパス(円卓の騎士に出てきたザクトパスと同じか不明)が現れ苦戦するが幻影騎士ガンダムRXF91の助言により撃破する。

次に騎士サンドロックと騎士カトルの情報を得たバルバトス達は、ドルト砂漠へ向かい機甲神2体を見つけるがギャルホルン帝国の機騎士ガンダム・キマリスの攻撃を受けてしまう。苦戦を強いられている一行の前に、騎士ガンダムスティメンが現れ、彼の機甲馬車をヒントに騎士バルバドスがパワーアップしギャラルホルン帝国を撃退することに成功した。


そして最後の機甲神ギガンティスが眠るというエドモントン国の機兵の谷へ向かったが、鎧闘神戦記に暗黒卿マスターガンダムがエルガイヤーを除くを5体の機甲神を奪い操っていた影響がまだ残っていた機甲神ギガンティスが暗黒機甲神ダークギガンティスに変化しており4体の機甲神を仮面の騎士が操りバルバトス達を苦戦させるが、クーデリアがバルバトスに説得しネオに力を貸すバルバトス、その時サンボーンから託されたパーツの力によって機甲神ギガンティスは、浄化され5体の機甲神が味方になって奇甲神デルガイヤーから変化した奇甲神オービターミリオンを撃退する。


ラクロア王国への帰還の途中、鉄華団の村へ立ち寄ったミカヅキ達は、ミカヅキの仲間、アキヒロとシノを目覚めさせ、更に鉄華団に協力する傭兵集団・タービンズを仲間にする。

しかしギャラルホルン帝国が襲撃に来る。援軍に現れた騎士団長ドモンが足止めしている間に、機甲神と共にラクロア王国へ帰還するがラクロア城は、紅き月の影に覆われ、ギャラルホルン帝国の襲撃を受けていた。アキヒロ、シノは、ガンダムに変身して、傭兵達と共に戦うがミカヅキは、変身することができず、クーデリアにも危機が迫る。


その時、神聖騎士ウイングが現れ仮面の騎士のマスクを破壊し皇子マクギリスを正気に戻すのであった。洗脳の解けた皇子マクギリスは、ギャラルホルン帝国と戦うが、「敵だった者と一緒に戦うのは面白くない」と言っていたミカヅキだったが、クーデリアのペンダントから現れた映像によってギャラルホルン帝国がジークドミヌスに操られていて共に戦った真実を知ると、マクギリスを理解しミカヅキが共に戦う決意を固めると、サンボーンから預かったパーツにクーデリアのペンダントが吸収され、ミカヅキはバルバトスルプスへと変身しメタルモンスターバグラスタルに変化した司令官ラスタル(その正体は、ジークドミヌスの傀儡で月の裏側に生息するメタルモンスター親バグから派生した種子メタルモンスター子バグが人間に擬態した姿だった。)へと挑む。

そして、復活したエルガイヤーが超機甲神ガンジェネシスRへとパワーアップしバグラスタルギガを打ち倒すのだったが、戦いの中ラクロアに急接近してきた紅き月に、ラクロア王国とミカヅキは飲み込まれてしまうのだった。


ヴィーンゴールヴ界に取り込まれてしまったミカヅキ達は、ジークドミヌスがいるグラズヘイム城へ向かい、鉄血騎士としてジークドミヌスに戦いを挑み、ミカヅキは五つのエイハブメイルの力をに集結させて鎧に宿る悪魔の力を極限にまで高め巨大化した鉄血魔神ガンダム・バルバドスルプスへと変身し、機重奇神ジークドミヌスを撃破する。

鉄血魔人としての姿を失うがクーデリアの持つペンダントの力によってバルバドスのエイハブメイルは、機重奇神ジークドミヌスの残骸を取り込み甲鉄騎士ガンダム・バルバドスルプスレクスに変化、甲鉄騎士ガンダム・バルバドスルプスレクスへと変身し騎士として蘇った怨骸騎士ジークドミヌスを打ち倒した。

戦いの後ミカヅキは、ネオに月世界を復興させる力を持つクーデリアのペンダントを託し、月には戻らずスタ・ドアカと仲間たちを守るため地上に残った。


本編では戦死してしまったが、SDガンダム外伝シリーズでは、三日月を含め主人公サイドは全員生存しており、ギャラルホルン側は、ラスタル以外生存して洗脳から溶けて味方になっている。本編のバルバドスルプスレクスは、最終決戦時にレギンレイズ・ジュリアに敗北したが、新約SDガンダム外伝 新世聖誕伝説での最終決戦時では、レギンレイズ・ジュリアモチーフの怨骸騎士ジークドミヌスに勝利した。

SDガンダム外伝での台詞


「許さない、裏切りの王子ッ!!」

「グシオン......お前昔からうるさいんだよ......!!」

「機甲神エルガイヤー......ネオガンダムか......!」

「突き刺す!いや、叩っ切る......!」

「キマリス!たっぷり借りは、返してやる!!」

「邪魔だな。さっさと終わらせる!」

「生きている奴は、誰も死なせない!」

「我らの絆、鉄より固く、血よりも濃し!」

「お前を倒し、俺たちの居場所を掴むんだ!」


付属コミックより


「俺たちをもてあそび国を滅ぼし...それでも足りずにまだ不幸を広げるつもりか?」

「俺たちの故郷は、二度とお前の邪悪で染めさせない!」

「俺は、まだお前(ネオ)のすべてを認められない...だが...これを託す値するとは、思えるようになった...」

「それに俺は、この地に守りたいものがある」

「また会おう月の王国セレネスの新たな王...ネオガンダム!」


関連イラスト

三日月可愛いTarget

最終回あと何人殺せばそこへ着ける?落書


関連項目

鉄血のオルフェンズ 鉄華団

ガンダム・バルバトス ガンダム・バルバトスルプス


オルガ・イツカ ビスケット・グリフォン

ユージン・セブンスターク 昭弘・アルトランド ノルバ・シノ

タカキ・ウノ ハッシュ・ミディ


ミカクー ミカアト

クーデリア・藍那・バーンスタイン アトラ・ミクスタ


主人公 少年兵 エース

すげえよミカは 何これ?


シロー・アマダ フリット・アスノ アセム・アスノ・・・子持ち主人公という点が共通。


旋風寺舞人・・・あらゆる意味で対照的、黒幕の画策した悲劇のエンディングを覆した勇者

刹那・F・セイエイ・・・孤児そして少年兵である事など境遇こそ似た者同士であるが、こちらは乗るMSが冠している名が『天使』であること、また闘いの果てに自ら動けなくなるまで退化した三日月に対しこちらは人を超える存在へと昇華した点で対照的である。

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