曖昧さ回避
- TRPG及びファンタジー作品に登場する獣人。本記事で解説。
- 漫画「スパイダーマン」に登場する悪役(ヴィラン)。→リザード(MARVEL)
- pixivの絵師の名前。ベト化やトランスファーイラストが多い。→本人プロフィール
- 『仮面ライダーウィザード』に登場するファントム。→リザードマン(ファントム)
- 『ソウルキャリバー』シリーズの登場キャラクター。→アイオーン・カルコス
- 『ドラゴンクエストシリーズ』のモンスター。色違いにりゅうせんし、シュプリンガーなど。→リザードマン(DQ)
概要
爬虫類の獣人としてメジャーなものの一つがリザードマンである。
基本的には二足歩行するトカゲというべき風貌であり、狼男などの哺乳類型の獣人と違い、鱗に覆われた固い肌が特徴。
もふもふではなく鱗を好む人や、太く長い尻尾を好む人に非常に好まれている。
由来
ルーツはロール・プレイング・ゲームであり、神話や伝承ではその姿を見ることはできない。
”いかにも現代ファンタジーらしい存在”といえるだろう。
そのため、国内外を問わずRPGでは非常によく登場する。
形状・描かれ方
胴長短足である爬虫類の体型を、外的特徴を残しつつ人間体型に近付けた姿で表現される。
剣と盾などの武器を携えた姿で描かれることが多い。
また、発祥はよくわかっていないが「リザードマンは左利きである」とされており、その特徴に合わせて剣などの武器を左手に、盾を右手に持たされているものが目立つ。
爬虫類の特徴として前後に長い頭を持つことから、斜めや横向きアングルのイラストの比率が高い。
敵としても味方としても出ることは多いが、誇りある戦士としての扱いが多い。一方で、知略を武器にしたり魔法を得意とするリザードマンも少ないようでそこそこいる。
また最近では、顔や体はほぼ人間として表現されるものも増えてきた。その場合、部分的に鱗があったり尻尾が生やすなどある程度の差別化は行われている。
魔法を使うリザードマン
- リザードウィザード
- リザードメイジ
「シャイニングフォースシリーズ」、「ラストストーリー」、他多数のゲームなど。
- ククイ・スチャ
「ゴブリンスレイヤー」の登場人物である蜥蜴人の神官。位階をあげ竜へ転身するため異端(モンスター)を倒す冒険者となった。強力な奇跡を起こせるだけではなく戦闘能力も非常に高い。
- ウィッチドクター
「テラリア」のNPC。
クイーンビーを撃破すると現れる。呪術に関わるアイテムを売ってくれるが、条件を満たさなければ入荷しない商材が多い。明言はされていないが、尾を有し、肌が緑色であることから、トカゲぞく(Lihzahrd)の一員と思われる。なお厳密にはリザードマンとは異なり、トカゲぞく(Lihzahrd)たちの頭部は人間に近いので、本来はリザードマンではない(英名も違う)。
文化を描写した作品
- 「ソード・ワールドノベルズ」の「ゲート・デーモンの仮面」においては、SF小説家山本弘によって変温動物であり、卵生であることから人間とは違うメンタリティを持つ種族として描写されている。また山本はSF小説においても、人間とは感性や思想が異なる爬虫類型の知的生物を頻繁に登場させている。
- 山本貴嗣による漫画「エルフ17」では、表情が読めず会話も途中で断ち切るのを躊躇しないので、太刀筋が読めない種族として描写された。
- こやま基夫による漫画「おざなりダンジョン」では、人類圏や他の獣人国家と対立する、竜を信奉するリザードマン系獣人で構成された帝国「ジオ・サウルス」が登場した。魔法は使えないが自らの種族に品種改良を重ねて暗躍する。
- 「The_Elder_Scrollsシリーズ」ではプレイヤーキャラクターにも選べるアルゴニアンというトカゲのような獣人種が登場する。病気や毒に強く水中呼吸可で、開錠の技術にも長け隠密行動を得意とする。また女性は魔法職に高い適性を持ち、ぶっきらぼうで無表情に見えるが信頼を得られば情に篤い。
- 「ファイナルファンタジーシリーズ」のイヴァリースアライアンスと呼ばれる世界観では、バンガ族というリザードマン型の亜人種が登場する。魔法が苦手だが、強靭な肉体を持ち、肉弾戦に優れる。気性の荒い者が多いものの、人間や他種族と問題なく共存している。ただし、彼らに対して「トカゲ」は侮辱に辺り、その言葉を口にすれば怒りを買う。
その他爬虫類ベースの獣人
トカゲを基本形としたもの以外では、蛇・亀・ワニ・恐竜などの獣人も一応存在するがどれもかなりマイナー。
その中では比較的出番が多いのは蛇(マンスネーク)。
「鱗に覆われた獣人」としてもう一つのメジャーな存在である竜人との明確な区別はできないが、翼の有無や、鱗の強調の程度などで区別されていることが多い。
関連タグ
クロコダイン(ワニ) ゲラ=ハ アイオーン・カルコス ロマール・セバスチャン キ・キーマ