正式タイトルは「みどりのマキバオー」だが、略して、マキバオータグが付けられることが多い。
また、主人公ミドリマキバオーも略してマキバオータグが付けられることが多い。
概要
みどりのマキバオー(みどりのまきばおー)とは、つの丸による競馬漫画。週刊少年ジャンプに1994年50号から1998年9号にかけて連載。物語の終盤に連載が打ち切られたため、完結編が『赤マルジャンプ』1998年SPRINGに掲載された。
作者お得意の下品な下ネタやギャグ、極端なデフォルメなどがふんだんに盛り込まれているものの、それとは裏腹に物語の大筋自体は非常にシリアスで重厚。
動物と人間が普通に会話できるなどのファンタジーな要素も多分に含むが、「実際にたれ蔵のような馬格の競走馬が存在したらどのようなことが起こるのか?」を現実的にシミュレーションした内容や、子どもにもわかりやすく描かれたレース中の駆け引き、個性豊かなライバル馬たち各々のドラマ等など、極めて真っ当な正統派競馬漫画として根強い人気を誇る。
第42回(平成8年度)小学館漫画賞児童部門受賞。
2007年には『週刊プレイボーイ』にて続編『たいようのマキバオー』が連載を開始した。
あらすじ
優秀な血統から生まれたはずのマキバオーことうんこたれ蔵は、親に似ても似つかぬ小さく白い体の持ち主。最初は競走馬になるのは絶望的と考えられていたが、徐々に競走馬としての突出した才能、何より持ち前のど根性で、カスケードをはじめとする多くのライバルたちと戦い、一流競走馬としての道を歩んでいくことになる。
登場キャラクター
※はアニメオリジナルキャラクター
マキバオー陣営
- ミドリマキバオー(CV:犬山犬子)
- チュウ兵衛(CV:千葉繁)
- 飯富昌虎(CV:飯塚昭三)
- 山本菅助(CV:桜井敏治)
- 飯富源次郎(CV:緒方賢一)
- ※飯富勝(CV:高山みなみ)
- 三枝友則(CV:石田彰)
- 石原
- ドルジ(CV:茶風林)
- ドリグ
- ゴンチグ
- 宮蔦(CV:藤本譲)
カスケード陣営
ヒゲ牧場陣営
競走馬
- アマゴワクチン(CV:松本保典)
- ニトロニクス(CV:石井康嗣)
- アンカルジア(CV:亀井芳子)
- ベアナックル(CV:長嶝高士)
- トゥーカッター(CV:福田信昭)
- モーリアロー(CV:山田雅人)
- サトミアマゾン(CV:伊藤栄次)
- マキバコ(CV:大谷育江)
- ブリッツ
- ミドリコ(CV:有馬瑞香)
- ヒロポン
- ピーターII(CV:小杉十郎太)
- ツァビデル(CV:大塚明夫)
- エルサレム(CV:大川透)
- ストーンド
- コメート
- スイッチスタイル
- プレミア
- スーパースナッズ(CV:高乃麗)
- ドラゴ
- ペインキラー
- グレイテストボギー
- ※フライドチキン(トリニダード)(CV:大川透)
- ※ドナテロス(CV:津村まこと)
競馬記者
その他の人物
アニメ
概要
フジテレビ系列で1996年3月2日から1997年7月まで全61話が放送された。
その後は、放送開始から15年後の2011年にはCS局フジテレビONE、TWOで再放送、
2012年にはCSのキッズステーションで再々放送で、
同年10月1日夜8時とリピート放送の翌1時30分に再々々放送
また、ネットでは、ふらっと動画でも配信された。
主題歌
オープニングテーマ
「走れマキバオー」
(FMAP)
※福井謙二、三宅正治、青嶋達也のフジテレビアナウンサー(当時)三人組で、実際に競馬中継の実況もしていた。その為アニメでも実況をしている
エンディングテーマ
「とってもウマナミ」
(MENS5)
パチンコ/CR「みどりのマキバオー」
平和が発売される機種。以前にパチスロ版「みどりのマキバオー」が登場されたが、2011年にはパチンコとして登場されている
声優はアニメ版と同様で、大当たり中の曲は「走れマキバオー」(スーパーマキバオーボーナス/15R)と「とってもウマナミ」(マキバオーボーナス/10R)を採用されている
スペック
<H1AZ>
大当たり確率 | 1/315.1(確変中は1/31.5に) |
確率変動確率(1) | 72.5% |
賞球数 | 3・10・15 |
平均出玉 | 約330/670/1000/1100/(15R)1650個 |
時短 | 大当たり終了後、20・30・50・70・100回の時短 |
<L1AW>
大当たり確率 | 1/118.1→確変中は1/25 |
確率変動確率(1) | 55% |
賞球数 | 3・9・10・12個 |
大当たりにかかわる出玉 | 約250/500/740/750/1100個 |
時短について | 大当たり終了後、15回又は100回転の時短がある |
(1)確変割合には全確変大当たりを含む
STARHORSE3とのコラボレーション企画
2014年12月25日から2015年1月12日の間、メダルゲーム「STARHORSE3」とのコラボレーション企画として、『マキバオー記念』というスペシャルレースが企画された。
漫画作品とコラボレーションしたのは「北斗の拳」についで2作目である。
ベースとなったのは作中で行われた日本ダービーとなっており、ミドリマキバオー・カスケード・サトミアマゾン・ベアナックルらが登場した。
余談
- 上記の通り、実際の競馬中継の実況担当アナウンサーがアニメでも実況を担当している。また2003年~2010年にかけて競馬中継の『DREAM競馬』→『競馬beat』(西日本中心のフジテレビ系の放送)でモーリアロー役の山田雅人が東海テレビ放送製作分の司会も務めている。
- 最近は2014年3月から公営競技総合サービスサイトである「オッズパーク」のイメージキャラクターとして主人公のミドリマキバオーを用いている。CMでは犬山イヌコが声を担当し、地方競馬場・競輪場・オートレース場では着ぐるみのマキバオーが出演するイベントも行われている。
- TVアニメ版の第1話サブタイトル「生まれてオドロいた!」は、前番組である幽遊白書第1話サブタイトル「死んだらオドロいた!」と対になっている。ちなみに監督は幽白と同じ阿部記之である。
関連動画
関連タグ
ジャンプ 週刊少年ジャンプ みどりのマキバオー(記事内では、「マキバオー」扱い) 集英社 つの丸
ふらっと動画 フジテレビ ぴえろ(スタジオぴえろ) Gyao! フジテレビONE フジテレビTWO ミドリマキバオー
キッズステーション...2/6より、毎週月曜から木曜に放送中