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人造昆虫カブトボーグVxVの編集履歴

2021-06-16 18:24:04 バージョン

人造昆虫カブトボーグVxV

じんぞうこんちゅうかぶとぼーぐびくとりーばいびくとりー

「人造昆虫カブトボーグVxV」とは、2006年10月5日~2007年10月11日に放映された、タカラトミーが発売する玩具シリーズ「カブトボーグ」の販売促進アニメである。

イラスト検索については、タグ「カブトボーグ」を参照のこと。


概要

玩具であるカブトボーグ(またはボーグマシン。以下ボーグ)とそれを使って戦うボーグバトラー(ボーガー)の、ボーグバトルの日常や葛藤を描いたアニメ作品。

基本的に一話完結で(監督の石踊宏は「『1話完結』『毎回が最終回』『子供たちが見てワクワクする』を念頭に、徹底的に構成しています。」と話している)、毎回異様なほどテンションが高くて不条理かつ唐突な展開が多く、マドンナ(使い捨てヒロイン)が毎回登場したり、何度か世界が滅亡していたり、主人公が頻繁に犯罪行為をしたりと、今までにない斬新なアイデアが多数盛り込まれた、従来の子供向けアニメ・ホビーアニメでは考えられないシチュエーションが数多く存在する。また、キャラクター同士の噛み合わない会話(主人公の意味不明発言にツッコミしないで、スルーあるいは、全然関係ないことを言う)や特殊な言い回し(海にきたんだから海にいこうぜ、元気になったんだから元気出せよなど)や意味不明発言(笑わせていただきます、など)が多数あり、販促アニメのはずが、とんでもない内容でギャグ漫画をアニメ化したようになっている。


具体例

  • 「毎週が最終回」のようなストーリー。それは第1話を見た視聴者が最終回かと思ったほどの急展開。
  • 重要な登場人物が死亡するが、次週に何も説明が無いまま普通に出てくる。
  • ヒロインが毎週変わる。
  • 世界が滅亡する。しかし視聴者に何も説明しないまま次週に無かったかのように扱われる。
  • アニメ作品なのに隙あらば視聴者を騙そうとしてくる。
  • 話のクライマックスで「次週へつづく」的な終わり方をしたのに次週に全く関係の無い話になる。
  • 今まで視聴者の見たこともないシーンが回想シーンとして頻繁に登場する。
  • 番組の始めに解説する「前回までのあらすじ」が視聴者の記憶に全く無い。
  • ストーリーの結末を「次回予告」の中だけで片付ける。
  • 全身シルエットの意味深な謎の男が突如登場するが、2度と登場せず本当に謎の男だった。
  • 現実では絶対に起きないことを大真面目にストーリーに反映させる。(例:おもちゃを養殖で繁殖させる)
  • 視聴者にヒロインだと思わせた可愛い女の子が、実は主人公の父親の変装で視聴者に衝撃を与えた。
  • 視聴者に何も説明の無いままに、いつの間にか世界が崩壊していた事が少なくとも2回以上ある。
  • おもちゃ「カブトボーグ」の販売促進アニメなのに、「カブトボーグ」についてルール等の解説が一切無い。
  • 主人公が犯罪行為を頻繁に犯す。
  • 視聴者が全く知らないキャラクターが第1話から存在していた事になる。回想シーンが捏造されている。
  • 玩具「カブトボーグ」の宣伝アニメなのに、カブトボーグで人が死んだり、戦争、テロの道具に使われたりする。

(以上ニコニコ大百科より)


そして放送はBSジャパンとアニマックスのみとなったが、アニメ放送が始まった時には既に玩具の生産は終了していた

シリーズ構成の大和屋暁考案による本作の結末は、登場人物の死亡が相次ぎ、しまいには地球爆発で終了という内容だったが、さすがにスポンサーからストップがかけられ変更されたらしい。

有名な話として「あまりにも脚本家が好き勝手にやったせいでテレビ東京系地上波局からは放送拒否された」というものがあるが、10周年イベントによれば全くのデマで、最初から韓国向けに製作していたという。だがプロデューサーは「ガセでも面白いから事実ってことにしていいです」と同イベントにて発言した。


上記の事から、非常に知名度が低かったが、一部でカルト的な人気を誇っている。

アニメ本放送終了後は、アニマックスにて特集番組が放送され(ナレーションに「このアニメは子供向けではない」と言われることもあった)、その後は「ニコニコ動画」にて、毎週金曜日18:00に1週間限定1話ずつ無料配信し、2011年11月4日から無料配信2週目に突入。しかしフルアニMAX閉鎖に伴い、動画も非公開となった。


こんな内容ではあるが、名目上は子供向け玩具販促アニメなので、小学館から出ている幼児向けTV雑誌『てれびくん』で紹介されたこともあった。


そして、10周年を迎える2016年、ユーネクストにて2017年2月までの全話無料配信が決定。

そして後に2019年2月16日までに延長される。


放送から12年目の2018年の12月18日にTwitterにてトレンドワード1位となる。更に世界のトレンドでは17位に食い込んだ。そしてニコニコ大百科でも急上昇ワード一位となった。

きっかけはこちらのツイートから。

このツイートが話題になったきっかけはこちらのようにかなり複雑な経緯となっている。

特に公式に動きが無かったのに突如大きな話題となったその様子はタカラトミー公式アカウントも「2018年末にカブトボーグがトレンド入りは草」と言及するレベルである。


それから時は流れて、2021年4月に深夜枠ではあるがJCOMの『アニおび』枠で放送される事が決まった。衛星放送の類ではないので、視聴環境があれば視聴が容易なのが大きい。


そのJCOMでは何と1話~12話を「寝落ちしたボーガーへ届け!」(後述のねとらぼの記事参照)という事で再放送をすることになった。JCOMの編成担当はボーガーだったらしいという事で実現したのかどうかは定かではないが、「偉い人に正気を疑われた」との事。


ストーリー

世界大会まで開催されるほどの人気となったカブトボーグを使った戦い「ボーグバトル」。天野河リュウセイは、親友である松岡勝治龍昇ケンと共にバトルに熱中していく。そして、次々と現れる強敵を相手に、変化に富んだ日々を戦い続ける。


脚本家スタッフ - メイン:大和屋暁下山健人浦沢義雄隈沢克之千葉克彦


登場人物


主要人物

天野河リュウセイ(CV:知桐京子

松岡勝治(CV:三橋加奈子

龍昇ケン(CV:渡辺慶

ロイド安藤(CV:前田剛


ビッグバン・オーガニゼーション

ビッグバン総帥/天野河大輝(CV:松山鷹志

ガルフストリーム笹本(CV:前田剛

シャングリラ小川(CV:不明)

アニマル斉藤(CV:竹内幸輔

デンジャラス小林(CV:下崎紘史

ビッグバンローゼス(メリーアン:藤田記子、エイミー:?、グロリア:中川里江、サダコ:石橋美佳


その他のボーグバトラー

中華三兄弟(CV:山口眞弓

ジョニー/山田一郎(CV:豊永利行

天野河銀河(CV:中村太亮

ボーガーX(CV:小川輝晃

米田稲造(CV:楠見尚己

勝治の祖父(CV:郷田ほづみ

石田百合江(CV:高乃麗

ロバート(CV:高塚正也

ドクターネオ(CV:石井康嗣

篠原真之介(CV:中川玲

ホセ・ソルプレッサ(CV:蓮岳大

ゴンザレス(CV:千々和竜策

ジャイルジーニョ(CV:下崎紘史

ムスタファ(CV:松本忍

ラモン(CV:西松和彦

ビデ田中(CV:竹本英史

シャル・ルドゴール(CV:高瀬右光

モンテスキュー(CV:永野善一

ボーグ伯爵(CV:辻親八

ジャンマイケル・マックラクラン(CV:天田真人

タージ・マハド・モハメド・アル・サウード(CV:細谷佳正

カメーダ・カーメダ(CV:石井真

アマラオ国王(CV:岩崎征実

ケリー将軍(CV:下崎紘史

アンジョルラス(CV:細谷佳正

ニュートン・カーティス(CV:増田裕生

しろくまピーク(CV:下崎紘史

クロード千秋(CV:上田陽司

浜田操(CV:杉本ゆう

望月先生(CV:下崎紘史

シドニー・マンソン(CV:亀山助清

バーバリカン高崎(CV:乃村健次

村正彦(CV:津田健次郎

ザ・マミー(CV:上田陽司

サンタクロース(CV:西松和彦

本田山マキコ(CV:折笠富美子

死神(CV:家中宏

バルカン(CV:岩崎征実

ジャッカル佐々木(CV:遊佐浩二


マドンナ(使い捨てヒロイン)

さやか(CV:山本ひかる

勝治の母(CV:仲尾あづさ

龍昇リンリン(CV:寺崎裕香

春子(CV:中川里江

美奈子(CV:片岡あづさ

美人秘書(CV:並木のり子

板里網子 / ベネチアン(CV:宍戸留美

勝治の祖母(CV:中川里江

相馬友子(CV:山田茉莉

エリーナ(CV:細野佑美子

(CV:清水香里

シェリル(CV:岡村明美

観音寺紀子(CV:鮭延未可

レベッカ・ゴールドバーグ(CV:根谷美智子

篠原真弓(CV:鈴木真仁

婦人警官(CV:尾小平志津香

魔曇菜夜(CV:水野理沙

つぐみ&ひばり

叶カオリ(CV:長沢美樹

叶シオリ(CV:寺田はるひ

ちづる(CV:大川朝美

リカ(CV:明坂聡美

アユミ(CV:仲井絵里香

ロイドの友人(CV:石橋美佳

バーバラ(CV:長浜満里子

茨城まり子(CV:仲井絵里香

弘美(CV:佐藤有世

クレメンタイン(CV:水野愛日

荒木こずえ(CV:中川里江

ノリミ(CV:樹元オリエ

フランシーヌ・パンナッコッタ(CV:平田絵里子

ジュディ(CV:菊池こころ

カメーダ・カーメダの母(CV:大川朝美

メイド(CV:中村祐子、大川朝美

園長先生(CV:長浜満里子

絵本のお姉さん(CV:中川里江

月餅(CV:中村祐子

山田早苗(CV:中尾友紀

マダム・ジェニファー(CV:井関佳子

アメリア(CV:前田愛

銀次(CV:岡村明美

メリーアン(CV:藤田記子

江戸川(CV:菊池こころ

ハードキャッシュ社受付(CV:小野涼子

東ルリ(CV:伊藤実華

西尾弥生(CV:西野陽子

ヒナーノ(CV:石毛佐和

千賀子(CV:葉月絵理乃


その他の人物

マダム・ジェニファー(CV:井関佳子

西山茂一(CV:中川玲

ボーグ仙人(CV:外波山文明

ブラックゴールド団首領(CV:小村哲生


各話リスト


話数サブタイトル
第1話親父超え!勇気のライジング・プロミネンス
第2話さらば友よ!涙のメタリック・ギガトン・クラッシュ!
第3話守れ! 鉄壁のサイキック・ドラゴン・マスター
第4話ライバル登場!必殺ヴァリアブル・ルルド・ウォーター
第5話目覚めろ!ボールディング・トリプル・スクリュー!
第6話魂の叫び!トワイライト・フレンドシップ・ソウル
第7話涙の素パスタ!オーバー・ザ・レインボー
第8話鎮魂歌!リビング・レジェンド・グッド・ナイト
第9話輝け!ダイヤモンド・ダイヤモンド・ダイヤモンド
第10話兄弟対決!ディープ・ギャラクシー・アタック
第11話最強の名!マッドネス・デュプティ・スクリーミング
第12話過ぎ去りし日!チャコール・グレイ・フォルクローレ
第13話夢を諦めない!フラッシュ・ドリーム・エボリューション
第14話敗北そして崩壊…ロストワールド・エンドロール
第15話開幕!トータル・ブリリアント・カリズマティック
第16話美しき!リゾート・デンジャラス・サンセット
第17話頂上決戦!クライミング・ハイリスク
第18話旅立ちの時!クライング・ロンリー・ウルフ
第19話華麗なる!ツインズ・バスト・ウエスト・ヒップ
第20話美食の殿堂!ルブラン・パセリ・グレイビーソース
第21話変わらぬ愛!フォーエバー・ライトニング・シンフォニー
第22話健康第一!ベジタブル・ジャーマン・スープレックス
第23話筋肉少年隊!スイート・マスキュラー・ペイン
第24話試練!ワンダー・ミラクル・ハート
第25話歴史は!ナイト・スリープ・モーニング
第26話さらば祖国!ネヴァー・フォール・イン・ラヴ・アゲイン
第27話壁!ハイエスト・オナー・オブ・グローリー
第28話新たなる盟友!フルスペック・ワールドワイド・レスポンス
第29話危険地帯!ダークバトル・ソルジャー
第30話吠えろ!アフリカ・サバンナ・キリマンジャロ
第31話王様は絶対!スキャンダラス・マジェスティック・エゴイズム
第32話準々決勝!ランニング・バックブリーカー・ストップ
第33話栄光の!リベンジ・カムバック・ドライフラワー
第34話絆!ハンギング・アナザー・エグゼクティブディシジョン
第35話愚兄賢妹!ストロベリー・チューカ・ッテユーカ
第36話目に見えぬ敵!ロマンティック・インビジブル・ムード
第37話真夏の夜の夢!グレイト・クレイジー・カーニバル
第38話武勇伝!レジェンド・オブ・タンジェント・デスティニー
第39話墜落!?エアボーグ・ナイン・ナイン
第40話給食のおばさん!ビューティフル・ワンダフル・ストレンジャー
第41話裏切りの序曲!ノイズ・アンド・ファンタスティック・ハーモニー
第42話カブト刈!バリカン・バリバリ・サンダー
第43話心!サドンリー・ズームアウト・コンチネンタル
第44話流れる大河!スカラベ・フラッシュ・ピラミッドパワー
第45話三姉妹!ゴンドラ・アルプス・フライドチキン
第46話全てを!セレクト・ユア・ファイナル・ディシジョン
第47話忍び寄る聖夜!サイレントナイト・ホーリーナイト
第48話熱暴走!エンド・オブ・サマー・バケーション
第49話哀しき熱帯!エンド・オブ・サマー・ホリデイ
第50話それぞれの道!ライズ・ユア・アイアン・ウィル
第51話完全燃焼!グロウイングアップ・バーニング・スピリット
第52話永遠に!ラストマン・スタンディング・フォーエバー

主題歌

オープニングテーマ

「Beetle Power!」

作詞・作曲 - MB / 歌 - Pinky Piglets

エンディングテーマ

「VICTORY ROAD」

作詞・作曲 - MB / 歌 - Pinky Piglets


pixivにおける再現漫画

カブトボーグ漫画まとめ


関連タグ

カブトボーグ 公式が病気 超展開 大和屋暁


WIXOSS:こちらもアニメ版が逆販促アニメと言われている。しかも、メーカーはタカラトミーと言う共通点あり。

ポプテピピック:アニメ版のカオス度合い的な部分で類似。

遊戯王リュウセイ勝治に似た容姿のキャラがいる。CV津田健次郎の社長が登場している等の理由でネタにされている。

チャージマン研!:カルト的人気のあるアオスアニメ、鬼畜ヒーロー、のいるケン繋がり。


関連動画

韓国のアニメ制作会社G&Gが製作に関わっているため、韓国においても放映されていた。


関連リンク

ヒプマイのコミカライズが“解釈違い”→誰も解釈できなかったアニメ「カブトボーグ」が10年以上の時を経て再発掘されてしまう珍事に発展(ねとらぼ)


「カブトボーグ」がJ:COMの無料チャンネルでまさかの再放送! 「次回予告がウソ」「ヒロインが週替わり」数々の伝説残したカオスアニメ(ねとらぼ)


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外部リンク

TVアニメ公式サイト

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