「はっ!恐縮ですコオリ! イジルデ様にセットしていただいた、コオリギアのお陰コオリ!」
「1人仲間が増えようが、俺の作った氷の世界を変える事などできぬコオ〜リ!」
データ
身長/189cm
体重/284kg
世界/コオリトピア
名産/町一面のスケートリンク
名物/ツラランス
概要
トジテンドが人間界侵略の為に、氷の世界「コオリトピア」を閉じ込めたコオリトジルギアをクダックに組み込んで、冷静に誕生したワルド。
頭部は金ダライに置かれた氷を削ってつららを生み出したかき氷機を模している他、右腕がつららその物の鋭利な槍『ツラランス』へと変化している。一方頭のハンドルを操作する都合上、左腕はクダイターのままである。
コオリトジルギアの力を悪用する事で、僅かな時間で都市部を氷で覆う事ができる強力な凍結能力を行使できる。加えて頭部左のハンドルを回す事で凍結範囲を拡大させ、海すら水面下で泳ぐ魚諸共凍らせてしまえる。
当然侵略行為の手段としては非常に有用な為、これで人間界を氷漬けにして一気に制圧する作戦へ従事する。
また、コオリトジルギアからの影響か凍り付いた地面の上で滑らず普通に動けるので、戦闘では氷に足下を取られて動きがおぼつかない相手へツラランスを振り回し奇襲する立ち回りを好む。更にツラランスからはブリザードを圧縮したビームを撃ったり発生させたつららをニードル弾として撃ち出せる。
反面、地形による有利を埋められると武装が簡素な事も相まって防戦気味になる難点も抱える。
冷静に生み出されたとは裏腹に、「~コオリ」を口癖にややハイテンションな喋り方をするのが特徴。命令に「アイッス!」と言って返す事もある。
活躍
イジルデの手で生み出されるや、バラシタラに引き連れられる形で侵略行為を開始。街中を瞬く間に氷で覆い、通行人をまともに歩けなくする、自動車の足回りと視界を封じて交通事故を誘発させるなりして混乱を招き出す。その様をバラシタラに評価されて上機嫌な所へ、ゼンカイジャーが現れて向かって来たが、凍った地面で滑ってまともに動けない。
介人「直ぐに倒してやるからな! 行くぜ、全力全開…うあぁ〜っ!!」
「このコオリワルドに敵うと思うなコオ〜リ!」
慣れないフィールドに苦戦する相手へ大上段よりツラランスで斬り掛かるが、寸での所でかわされた上にギアトリンガーの銃撃を成す術無く受ける。
バラシタラ「ほう、やるであるな。面白い!腕が鳴るのである!!」
ならばとバラシタラが加勢しようとするが、同じく氷で滑る事への対策をしてなかったので真後ろへ盛大に転倒、背中で滑りながらその重量でカーリングの石の如くゼンカイジャーを遠くへ弾き飛ばしてしまった。
しばらく後、バラシタラに見守られる格好でウミネコふ頭より海を、そこで泳ぐ魚ごと凍らせ始める。
そこにゼンカイジャーも駆け付けたのでバラシタラが「既にこの世界は、氷河期まっしぐらである!」と挑発したのに、「“ヒョーガキ”って何だ!?」と介人がガチのボケをかましたので唖然。
それへ毒気を抜かれている隙に葛藤を押してマジーヌが現れ、介人から受け取ったギアトリンガーとゼンカイマジーヌギアの力でゼンカイマジーヌに。そうして4人となったゼンカイジャーへ、スリップ対策をしたと思われるクダック部隊を嗾け翻弄するも、トッキュウジャーギアの力で連結した4人の体当たりで一掃された。
それへ怯まず「この俺はそうはいかんコオ〜リ!」と返してツラランスよりつららを撃ち、凍った水面で足元がおぼつかないゼンカイジャーを転倒させるも、ゼンカイマジーヌが魔法で仲間達の足裏に滑り止めのスパイクを作り出した事で地形面の不利が解消。
すぐさまゼンカイザー・ゼンカイジュラン・ゼンカイガオーンに接近されて袋叩きにあった上、離れた所にいたゼンカイマジーヌをつららで攻撃したらバリアで防がれた挙句、カップマジックを模した幻惑攻撃に翻弄され大ダメージを喰らってしまう。
最期はその勢いで『ゼンカイフィニッシュバスター』を叩き込まれ敗北・爆散。残ったコオリトジルギアは岸に弾き飛ばされ、氷漬けにされた街と海は一瞬で解凍されて元の姿へと戻った(※ゼンカイザーは勝利に浸って足元が融け始めたのに気付かず、海に落ちた)。
ジュラン「ちょ、待てよ! この前の感じからすると…」
バラシタラ「まだ終わりではないのである。クダイテスト!」
クダイテスト「こちらに!」
直後、バラシタラが呼び出したクダイテストがコオリトジルギアを踏んだ事でダイコオリワルドへと変貌するのだった。
プレスキワルド
「ひみつ全開ファイル③いくぜ!ゼンカイコンビネーション!」に登場。
プレス機の世界「プレスキトピア」を閉じ込めたプレスキトジルギアをクダックに組み込んで、凝縮されて誕生したワルド。
外見はコオリワルドに瓜二つだが彼と違い冷静な口調で話す。
プレスキトジルギアの力を悪用する事で、頭部のハンドルを回してあらゆるものを圧縮し小さくすることが出来る。
「あれは何でプレス?」と言ってよそをむかせた隙にゼンカイジャーのキカイノイドメンバーを小さくしてしまうが、ゼンカイザーに「あいつらがあそこであれしてるよ」と言われ探しているうちに4人を奪還されてしまった。
小さいままゼンカイコンビネーションを繰り返すうちに圧縮効果が時間切れになりゼンカイオーが元に戻ってっしまいダイプレスキワルドとなって迎え撃つ。
SPムービーに登場するスーツ流用ワルドでは唯一元ネタと全く違うモチーフになっている。
余談
声を演じる大畑氏は『快盗戦隊ルパンレンジャーvs警察戦隊パトレンジャー』のナンパリオ・ペンギーノ以来4年ぶりのスーパー戦隊シリーズの出演となるが、テレビ本編では今回が初。
氷モチーフではともかく、かき氷機をモチーフにした戦隊怪人は『手裏剣戦隊ニンニンジャー』の妖怪ユキオンナ以来の登場となる。
また、コオリワルドと同行していたバラシタラの中の人は、同じ氷の力を持つ『氷河期』モチーフの怪人を演じていたという繋がりがある。
関連タグ
アイススマッシュ:モチーフが同じ4年前のライダー怪人で、スーツの下半身が他の怪人との使い回しであるのが似ている。
フリーザー邪面:前作における氷属性の戦隊怪人で周囲を氷漬けにする能力を持つ。しかし効果範囲はコオリワルドと比べ狭く、反動のあるドーピング込みでも工場の一区画程度が限界。
グローザム:周囲を氷漬けにし、効果範囲もその気になれば星一つ氷漬けに出来るというウルトラ怪獣。
ヤラネーダ:1時間前のプリキュア第8話に登場した個体が彼と同じ攻撃を繰り出した。