概要
シンカリオンZと合体する強化支援機。シンカリオンとは違い在来線車両から変形する。
あくまで強化支援機であるため、単独では人型にはならず、シンカリオンZの腕や脚等に装換される形で合体する。
一部車両は、碓氷アブトが開発した(父親が脳内に設計図を送り、それを元に開発)かのような描写があるが、詳細は触れられておらず現段階では不明。
また、「Zコード」という「全国に隠されたQRコードのような刻印」を見つけ、「閉塞解除」(封印解除)しないと起動できない。このシステムも誰が作り、なぜ隠したのか等も不明だが、アブトの父やクサビ石との関連が仄めかされている。
ザイライナーも普段は新幹線超進化研究所の車庫内に格納されているようだが、E235ヤマノテは東京車両センター、E259ネックスは盛岡車両センターに留置されていた描写がある。
戦闘場所へは指令室からの遠隔操作による自動運転で向かうようで、運転士が乗っている描写はない。
通常の在来線の路線を走行し、現場へ向かっていた。
また、E235系やE259系など、直流方式の電車直流電化が交流電化区間を自力走行する描写があり、通常の営業車両とは異なる給電方式をしていると思われる。(※通常はショートを起こし車両が故障する為走行不可)
合体は、まず指令員がZコードをシンカリオンZ操縦席に転送、運転士がそれをZギアで読み込むことで、指令室にあるZブレーカーが解除される。指令員がZブレーカーを「ON」にするとザイライナーが加速、運転士がZボタンをタップし、「Z合体・シンカリオン!」の掛け声で合体がスタート、シンカリオンZと並走し、床下機器が格納され変形する。
基本的に合体相手が固定されているが、緊急時にE5はやぶさと883ソニックがZ合体しており、通常の組み合わせ以外の合体も可能な模様。
ザイライナー一覧
E235ヤマノテ
E235系山手線(0番台)からシンカリオンZの両腕に変形する。
アニメでは第2話で初登場し、東京総合車両センターから出発、碓氷峠の戦闘場所へ向かった。アブトによると横川支部近くの石にあったZコードを読み込み閉塞が解除されたとのこと。
武器は高速機動剣『ヤマノテソード』と安全向上壁『ホームドアシールド』。
『シンカリオンZ_E5はやぶさ』と合体し、『シンカリオンZ_E5ヤマノテ』となる。エキスカリバーとヤマノテソードを合体させたヤマノテエキスカリバーによって高速攻撃が可能となる。
必殺技は胸部に格納されている超進化エネルギー砲から放つZグランクロス。
E259ネックス
E259系成田エクスプレスからシンカリオンZの両脚に変形する。
アニメでは第3話より登場。本来なら前述のように電化方式の違いによりE259系が入線出来ない盛岡車両センターに置かれており、盛岡市の山奥で発見されたZコードを読み込むことによって閉塞が解除された。
『シンカリオンZ_E6こまち』と合体し、『シンカリオンZ_E6ネックス』となる。
足はグラウンドアンカーになっているため、VVVFブラスターやネックスキャノン、それらを合体させたネックスVVVFブラスターの射撃時の衝撃や反動でもブレることなく正確な攻撃が可能。
E353アズサ
E353系あずさから、シンカリオンZの両腕に変形する。『シンカリオンZ_E7かがやき』と合体。
妙高戸隠連山国立公園の鏡池付近にあったZコードで閉塞が解除された。初登場は捕縛フィールド突入シーンのため、どこで保管されていたかは不明。
(ちなみに実車は松本車両センター所属だが、新幹線基地の最寄りは長野総合車両センターになる)
883ソニック
883系ソニックから、シンカリオンZの両脚およびボウガンに変形する。『シンカリオンZ_800つばめ』と合体。
第9話より登場。大宰府にあったZコードで閉塞が解除された。
両脚にはジェットエンジンが搭載されており、そのエンジンを利用して飛行することが出来る。
第10話ではE5はやぶさと合体し、E5に飛行能力を与え、敵に捕らわれた800つばめを救出した。
HC85ヒダ
HC85系ひだから、シンカリオンZの両手・両脚・薙刀に変形する。両先頭車2両が変形する初のザイライナー。『シンカリオンZ_N700Sのぞみ』と合体。
第13話より当時。明治村にあったZコードで閉塞が解除された。
ちなみに、現時点で唯一の気動車から変形する車両である。ただしハイブリッド車両で、車両形式もキハではなく電車と同じものを使用するなど特異な存在。初登場時は営業運転開始前で、実車は試作車1編成しか製造されていなかった。
323オオサカカンジョウ
323系大阪環状線からシンカリオンZの両腕に変形する。『シンカリオンZ_500こだま』と合体。
超進化モバイルZギアオリジナルザイライナー
玩具「超進化モバイルZギア」にはZコード(QRコード)を読み取るとザイライナーの閉塞(封印)が解除され在来線車両が登場するというモードがある。
詳しくは公式ホームページを参照。
このモードには、現時点でアニメには登場しないZギアオリジナルのザイライナーも登場する。なお、これら車両の変形後の姿は、玩具発売ザイライナーを加工した写真が表示される。ただし、武器などの形状が一部異なる。
登場が確認された車両
- E235ヨコスカソウブカイソク…腕に変形
- 313トウカイドウ…腕と脚に変形
- 787サンジュウロクプラスサン…脚に変形
- スピードジェット…脚に変形
- ブルースピードジェット…脚に変形
- イエロースピードジェット…腕に変形
- グリーンスピードジェット…腕に変形
- パープルスピードジェット…腕に変形
玩具版
タカラトミーより、プラレールシリーズとして2021年4月発売。
883ソニックは6月に発売。
各車両とも先頭1両のみで、単品のほかにシンカリオンZとのセット品・ザイライナー3両セットがある。
ザイライナーを複数合体させるなどの、アニメには未登場の組み合わせも可能。
なお、シンカリオンZ以外の車両(旧シリーズ等)とは合体出来ないほか、台車は変形後には余剰パーツとなる(シンカリオンZも同様)。