概要
犯罪行為
募金詐欺の一種。「オレオレ詐欺」のもじり。
かつて、募金で集めた金銭を不正に利用する団体がいた事、金銭の管理や流用に不審な点がある団体がいた事として批判する声からこのような用語が発生した。
一部の団体「○○ちゃんを救う会」など、臓器移植等高額な治療費を募る団体や、身内の病気を訴えて金を借りて回る人を指して使う。
募金を募っている者や、治療費を集めている人間全員が詐欺師であるということは決してないが、身内の治療費の話をする人の行動や言動には注意が必要である。
「難病の娘を助けるためにお金を恵んでほしい」、「夫のガン手術のためにお金を貸してほしい」等は詐欺師がよく使う手法で、借りられるだけお金を借りたら雲隠れするケースが多い。
相手の同情心を煽っているため、家の事情や金の行方を詳しく追及されづらく、いい事をしている、力になってあげたい、頼りにされたいという思いや、断り辛い、少しくらいなら、話を聞いてしまった以上収まりがつかない、どうせ金を捨てるならこういう時に、という迷いから金を出してしまう。
もし募金活動を不信に思ったら病気の身内の存在を先に確認しておく事である。
また、Facebookにおいても、本当は病気でも何でもないのに募金を募るコミュニティを作成し、同情を買った匿名の人々から金をだまし取るケースもある。こちらは相手の顔も見ずにお金の振り込んでしまうネットユーザーが大勢いるのを知っているため、名前と口座を変えるなどして、同じ手口を何度も繰り返すためタチが悪い。
お金を貸したり、振り込んだりした後に、何らかの事情で連絡が取れなくなるということは少なくなく、お金を借りる手段や使い道においても、本当に詐欺であるか否かは論争が別れる事案も多い。
ただ、実際に関係ない子供の写真を使うなどして病気の子供自体が実在しない完全な詐欺事件も起こっている。
また、本当に難病を抱えている子どもの募金活動を利用して、無関係な団体が不正に募金を掠め取る極めて悪質なケースも存在する。
もし騙されたと分かっても、回収するには裁判を起こすしかなく、証拠と時間、同じような詐欺にあった人と一致する証言、裁判期間中に膨大な経費が必要になるなど、貸した金の回収というのは非常に困難である。
関連リンク
「死ぬ死ぬ詐欺」という用語を好んで使う人たちの問題点(はてなキーワード)
迷惑行為、心の病
構ってほしいがために「死んでやる」などと自殺する気もないのに、過激な発言を用いて周囲を振り回す迷惑な人の行いがこう呼ばれる。
時間と労力を使うだけだから関わるなという意味。
もっとも、現実に酷い目に遭いすぎていて救いを求めての事であったり、ガチの精神疾患によるものであったりする場合もあるのでその意味でも注意が必要である。
Pixivでの用法
圧倒的に漫画、アニメなどでの「キャラが死亡するように見せかけて死なない」展開を指す用法が多い。
死亡フラグ折り
死亡フラグを何度も何度も立てておきながら何事もなかったように生きているような様を『死ぬ死ぬ言っといて(言ってない)死んでねえじゃねえか生きてるじゃねえか心配して損したぜチクショウ!』という意味で死ぬ死ぬ詐欺呼ばわりすることもある。
また「余命幾許も無い、体が弱い」とされる人物が、その設定を無視するほどにハッスルしまくっていたり、長生きしたりするキャラに対して使われる。
ゲームの場合は強いが病気持ち、強いが短命などのデメリットを無視できてしまうため、格闘ゲームなどで、ダイアグラム最上位に居るキャラが多いのが特徴。
代表的なキャラにトキ(北斗の拳)や橘右京(サムライスピリッツ)などが居る。
ますます「死ぬ死ぬ詐欺じゃねーか」と罵られ(称えられ?)る。
また、宇宙戦艦ヤマトのリメイク作品『宇宙戦艦ヤマト2199』でも、TV本編中に「死んでしまった・・・」と思わせておきながら、劇場作品『星巡る方舟』で登場を果たしたフォムト・バーガーがいる。
しかも劇中における最後の決戦では、「戻ったら、じっくり話すよ。じゃあな!」と死亡フラグをビンビンに匂わせておき、さらには乗艦した戦艦が真っ二つに轟沈するというシチュエーションがあったにもかかわらず、負傷しつつも生還した。
確かに死んだはずなのに…
どう見ても死亡退場した、と読者や視聴者に思わせておいてその後再登場し、「実はあの時○○のおかげで…」と後付理由を添えて復活。中には「どうやら俺は地獄の鬼や修羅たちに嫌われていたようだ…!」などトンデモな理屈で復帰する者もいる。
特に80年代~90年代にかけての少年ジャンプ原作のバトル系漫画にはそういった事態がよく発生しており、「死んだように見えて実は生きていた」は当たり前、本当に死んでもパワーを補給したりアイテムで蘇る者、何らかのなりゆきで死の世界から帰された者などもいた。
不死鳥の兄さんとか剣使いから槍使いに転職した戦士等の常習犯キャラはもはやファンも心配していない。そういえば中の人は同じお方でしたっけ(もっとも、2020年現在では初代中の人限定ネタだが)。
しかし、本気で死亡していたとファンに思わせていて実は生きてました、と盛大な死ぬ死ぬ詐欺をやらかしたのが、あの『宇宙戦艦ヤマト』である。TV版第1作目で、帰還間近に死亡した沖田十三が、のちの劇場作品『完結編』でまさかの再登場(これまでのシリーズでは、回想等で登場はしていたが)。
再登場した理由は『脳死には至っていなかった』らしい。次いで言うと、医師佐渡酒造の「誤診じゃった」という医者としてはあるまじき爆弾発言である。その姿に驚く主人公勢を前にして「心配するな、この通り足は二本ともついておる!」は印象的であろう。
また、トンデモな説明すら完全放棄して意味もなく生き返る作品すら存在する。
*最近、常習犯の知り合いにまた同じ事をしかも集団でやらかした面子がいる。無論、心配は要らない。
関連タグ
死亡説 FAIRYTAIL 宇宙をかける少女 死亡確認 死ぬ死ぬ詐欺(常習)
王大人 フェニックス一輝 ヒュンケル 松岡勝治 ドラゴン紫龍/ライブラ紫龍
小林靖子:主人公の兄やレッドのライバルなど、何かと死ぬ死ぬ詐欺に定評のあるシナリオライター。そしてとうとう自らネタにした。
フィクション
海馬瀬人 - 上記とは違う意味でファンから死ぬ死ぬ詐欺と言われる行動をした人。理由は要約すれば「負けそうになったら『負けたら死ぬ』と言い出して、その結果勝利した」ため。一応、海馬がこんなことをやらかしたのには深い理由があり、この時の海馬の心情的には「意地でも進むためにやった」とも「本気で死ぬ気だった」とも、どちらともとれる。用途が上記二つと大幅に異なるため詳しくはこちらを参照。
新檀黎斗及び檀黎斗神 - 死んでも何度でも復活する元人間。というか人間の時も一時期不死の能力を持つ形態に変身していた。
実在人物
スティーヴン・ホーキング - 難病筋萎縮性側索硬化症(ALS)に犯されながらも、2018年3月14日に76歳で没するまで長らく「持って数年」などの余命宣告を覆して死亡フラグを折り続けてきた実在の人物。
身体がどんどん動かなくなっても、心はいつでも宇宙を旅した車椅子の天才。