パラケルススのホムンクルス（錬金術）
ヨーロッパの錬金術師が作り出す人工生命体、または、その生命体を作り出す作業のこと。
製法はルネサンス期の錬金術師パラケルススの著作 De Natura Rerum （『ものの本性について』）によれば、蒸留器に人間の精液を入れて（それと数種類のハーブも入れる説もある）40日密閉し腐敗させると、透明で人間の形をした物質ではないものがあらわれる。それに毎日人間の血液を与え、馬の胎内と同等の温度で保温し40週間保存すると人間の子供ができる。ただし体躯は人間のそれに比するとずっと小さいという。
ホムンクルスは、生まれながらにしてあらゆる知識を身に付けているという。また一説によるとホムンクルスはフラスコ内でしか生存できないという。
パラケルススはホムンクルスの生成に成功したとされる。しかし、彼の死後、再び成功した者はいなかったという。
パラケルススのホムンクルスに関連する作品・キャラクター
- 鋼の錬金術師：後述
- 武装錬金：後述
- アトリエシリーズ：後述
- うしおととら：(九印等)
- ソウルキャリバーレジェンズ:とある登場人物がホムンクルス。
- ポケモン(ユニラン、ダブラン、ランクルス)
- ヴァルキリープロファイル(エルフと人間が原材料。レザード・ヴァレスは複数のホムンクルスを製造している。)
- Fateシリーズ(一部の登場人物がホムンクルスである)
- デスマーチからはじまる異世界狂想曲(ナナら魔術師ゼンによって作られたホムンクルス)
鋼の錬金術師のホムンクルス
七つの大罪を由来としている。⇒ホムンクルス(鋼の錬金術師)
プライド ラスト グリード エンヴィー スロウス グラトニー ラース
武装錬金のホムンクルス
動物型と人間型の二種類があるが、どちらも生きた人間をベースとしている。⇒ホムンクルス(武装錬金)
アトリエシリーズのホムンクルス
シリーズにたびたび登場する。主人公以上に優れた錬金術士が生み出す場合がほとんど。
アトリエ（黄昏シリーズ）のホムンクルス
外見は小さな獣人と従来のものとは大きく異なっている。
黄昏シリーズには錬金術で作られたという設定は出ないが、不思議な錬金術師シリーズにはケモノというホムンクルスにそっくりな錬金術で作られた生物が登場している。
また従来のホムンクルスに近い存在としてスラグ、機械人形なども登場する。
関連タグ
別名称が使われている同様の存在
テクニティ・パイデス(スーパーロボット大戦R：ただし、この名称がつけられたのはスーパーロボット大戦OGからであり、Rではそのまま「ホムンクルス」と言われていた)
ガーディアン(魔法使いと黒猫のウィズ：期間限定イベント【幻魔特区スザク】。キワム・ハチスカも参照)
ペンフィールドのホムンクルス（体性感覚）
生理学や医学の用語で、皮膚感覚、深部感覚、内臓感覚を指す。
ペンフィールドのホムンクルスに関連する作品
その他（曖昧さ回避等）
- ホムンクルス(漫画家)…主に成年向け作品を執筆する漫画家。上記漫画作品との混同に注意。→pixivアカウント
