幼虫
ようちゅう
昆虫の幼体。脱皮を繰り返して大人を目指す。
概要
昆虫の卵から孵化した後、成虫(や蛹)になる前の段階を指す。クモやムカデ、ヤスデにも使われる場合はあるが、同じ節足動物でも甲殻類には使われない。一部の幼虫には成虫と別の名前がついている。(トンボとヤゴ、芋虫と蝶など)
いわゆる完全変態なのか否かを見分ける指標となる形態でもあり、成虫との外見が著しく異るタイプ(いわゆる地虫や芋虫などと呼ばれる方)は完全変態、成虫と多少異なるが同じ基本構造をしているタイプは不完全変態(カマキリやトンボ、セミ、ゴキブリなど)、単に成虫を小さくにしただけのようなタイプは無変態(シミやイシノミなど原始的な昆虫)。
日本語では一般に昆虫の幼体全般を総じて「幼虫」と総称されるが、不完全変態の幼虫は特別に「若虫」(わかむし)ともいい、英語や中国語などでは明確に両者を区別される(完全変態のみ larva/ラーヴァ/ラルバ・幼虫で、不完全変態は nymph/ニンフ・若虫)。
子犬、子猫、ひよこ、幼女と似たような立ち位置のはずなのにかわいいといわれる事が少ない。それどころか平気な人にとっては単なる動物絵だが、虫嫌いな人にとってはグロ絵となる危険もある。場合によってはR-18Gチェックを入れた方が良いのかもしれない。筆者はかわいいと感じるクチなのでよく分からないが。
pixivでは完全変態の昆虫(特に蝶と蛾)の幼虫に使われる事が多い。その他、リグル・ナイトバグやウヴァ等の幼虫はまだ理解できるが、ウサギやイヌの幼虫の絵すら存在するのでpixivは油断ならない。鏡音リンに至ってはリンの幼虫という1キャラクターを築く程に。どうしてこうなった。