蜀漢
三国時代を形成した国の1つで、前漢の中山靖王劉勝の末裔を称する劉備が221年に建てた国。益州(現在の四川省、雲南省、貴州省一帯)を領土とした。首都は成都。
後漢の後継王朝を自認しており、正式な国号は「漢」であるが、前漢、後漢と区別するため、現在では蜀または蜀漢の呼称が一般的。当時は季漢と称していた事例もある。
(「季」は、末っ子の意味があり、漢の後継であるという意図を含んでいる)
劉備が主人公となる関係上、三国志演義の大半は蜀に関連する記述が多くなっている。
真・三國無双シリーズにおいては、中盤までは劉備ら桃園の義兄弟を中心とした猛将揃いの勢力だが、勢力的に大幅に後退する夷陵の戦い以降は諸葛亮を中心に彼らの子供達が活躍するストーリーとなる。また『6』より新勢力として晋が登場したため、国の滅亡がステージとして描かれる唯一の勢力となっている。
主な人物
■皇帝
劉備(昭烈帝)在位221年 - 223年
劉禅(孝懐帝)在位223年 - 263年
■皇后
呉氏(穆皇后)
張氏(敬哀皇后)
■皇族
劉璿(皇太子)
劉瑤(安定王)
劉琮(西河王)
劉瓚(新平王)
劉諶(北地王)
劉恂(新興王)
劉璩(上党王)
劉永(甘陵王)
劉理(安平王)
■宰相
諸葛亮(丞相・録尚書事)
蒋琬(大司馬・録尚書事)
費禕(大将軍・録尚書事)
姜維(左大将軍・録尚書事)
馬忠(鎮南大将軍・平尚書事)
諸葛瞻(衛将軍・平尚書事)
董厥(輔国大将軍・平尚書事)
■文官
■武官
■都督
関連作品
関連用語
五虎大将軍
- 蜀漢成立に尽力した関羽・張飛・趙雲・馬超・黄忠の五人の将を指す。五虎将とも。三国志演義の創作であるが元ネタは五人が正史にて同じ巻に伝が纏められている事からきている。