概要
ゲーム『Splatoon』シリーズに登場するスロッシャータイプのブキ。
『Splatoon2』の後期アップデートで追加された。
スロッシャー系は通称「バケツ」とも呼ばれる事があるが、本ブキの場合はモデルはジェットバス付きのバスタブになっている。通称「オフロ」。
分類上はスロッシャーではあるが弾の性質が特殊なため、下から上への攻撃が苦手で上から下への攻撃が得意という特徴がある。
発射する弾は独自の泡状弾の4連発。重力の影響を受けるが、壁や地面に接触すると
バウンドしながら塗りを広げつつ徐々に小さくなって消えていくという変わった性能。
ただし、この泡は金網の上を進む事ができず、イカ状態のインクリングたちのように
金網に接触するとスルーして下に落ちていくという性質がある。
ブキの大きな特徴はこの泡を垂れ流す事による持続的な塗り性能と、
自分よりも低い所に対する塗り効率の良さ。また、弾がバウンドするために
物陰や壁越しに放り込むと向こう側で乱反射した泡が敵を襲うという使い方も可能。
直撃しても1トリガーで敵を倒せない事が多いスロッシャー系だが、
本ブキの場合泡が4発直撃したら即死という点も他にない特徴となっている。
対物DPSも中々に高く、ガチホコバリアやイカスフィア割りなどに強いという一見には分かりづらい長所もあったりする。
一方で、弱点としては上述のように金網の上を泡が進まないため、金網上での戦いが死ぬほど苦手。
金網の上の相手を倒そうとすると、ノーバウンドの直撃弾しかダメージを与えられない。
また、泡が重力の影響を強く受ける為に自分より極端に高い所に居る相手には手も足も出ず、
チャージャー・スピナー等に高所から攻撃されるとひとたまりもなかったり、
泡がバウンドせずに場外に落ちてしまう地形ばかりにマップだと途端に使いづらくなったりと
かなりピーキーな性能をしているブキである。
基本的には「自分の得意な場所を陣取って相手に嫌がらせをしつつ塗り拡げてプレッシャーをかけていく」という
図々しい立ち回りが求められ、更にどこまで図々しく立ち回っても安全かを見定める判断力も必要とされる。
ネーミングはオーバーフロー(overflow=溢れる)+風呂+スロッシャー。
略称がオーバーフロッシャーでオフロになるようにしたのかもしれない。
泡状のインクを飛ばす性能になっているのは、泡風呂がモチーフと思われる。
(海外ではバスタブで石鹸を泡立てて泡風呂にし、体を洗う習慣がある)
種類
Splatoon2
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
オーバーフロッシャー | スプラッシュシールド | アメフラシ | 11 |
オーバーフロッシャーデコ | スプリンクラー | キューバンボムピッチャー | 20 |
ギアパワー「メイン性能アップ」の効果:塗り性能がアップする
無印のサブはスプラッシュシールド、スペシャルがアメフラシという構成。シールドで敵の攻撃を防ぎつつ泡を撒き散らし、高台やカベの敵にはアメフラシで対抗…という堅実な立ち回りが行えるようになっている。
デコはスプリンクラーとキューバンボムピッチャーという構成。守りが手薄になった代わりに、塗り性能とガチホコバリアを叩き割る性能に磨きを掛けた性能となっている。持ち手の部分がデコられている。
Splatoon3
名前 | サブ | スペシャル | ランク |
---|---|---|---|
オーバーフロッシャー | スプリンクラー | アメフラシ | 19 |
サブとスペシャルの組み合わせが、2の無印・デコを合わせたような構成に変更された。塗り性能に特化した一方で、2のデコと同様守りが手薄になっているため、サブ・スペシャルの使いどころが重要になっている。
基本的な立ち回り
上でも述べたように、塗り射程が非常に高い事を活かして有利ポジションを陣取りながら塗り拡げていき、味方と撃ち合っている敵への横槍や足元奪いによる事故らせなどを狙っていくのが基本の立ち回りとなる。
弾速がとても遅いため、咄嗟の接近戦は大の苦手。泡が非常に目立つため、敵のヘイトを買いやすい。ポジション取りやサブ・スペシャルの使いどころ、先読みしての偏差撃ちやバウンドを意識した撃ち込み、あの手この手の不意打ちなど様々なテクニックが求められるものの、ハマれば一方的に圧殺する事も可能。
対物DPSの高さ、塗り射程の長さや敵味方が入り乱れて乱戦になった場合にそれに乗じてマルチキルが狙えるといった点から、ガチホコバトル適性は全ブキでもダントツのトップ。
その適性たるや「ガチホコで勝ちたいならこのブキを担げ」とまで言われる程。
攻撃中にガチホコを落とした場合も、オーバーフロッシャーが1人付いていればガチホコバリアを維持し続ける事が容易なので、攻めターンを継続させやすいのも強み。
2のデコの場合、キューバンボムピッチャーによる爆発的な塗りと制圧力を持っているため、マップによってはガチエリア等でも中々に活躍する。
おすすめギアパワー
サーマルインク
フク専用ギア。
持続する一度に泡を4発出せ、一発でも当たれば敵の位置を確認できるようになるため、相性が良い。
キル速度が遅いブキであるため、敵の位置を確認して奇襲に備えるために使う形となる。
ただし、センプクされた敵の位置は確認できず、敵と近づきすぎると効果が消えてしまうため、過信しすぎず適切に距離を保つことを心掛けたい。
インク効率アップ(メイン)
インク回復力アップ
ひたすら塗り続けるタイプのブキであるため、塗りの継続につながるこれらのギアパワーは付けておいて損は無い。
スペシャル増加量アップ
塗り能力の高さも相まって、スペシャルの使用回数を増やしやすくなる。
対物攻撃力アップ
クツ専用ギア。
上記の通り、ホコ割りならどんなブキにも負けないブキであるため、ガチホコバトルに積極的に参加するのであれば採用の価値は十分ある。
というかこれを採用した場合、1人でも相手4人の攻撃を凌ぎ切れる程となる。
ホコ以外のオブジェクトについても積極的に破壊しやすくなる。
ある意味『オーバーフロッシャー専用ギア』と言える。
サーモンランでの立ち回り
とにかく塗り射程がべらぼうに長く、DPSもそこそこあるという点が強み。
床さえあれば一直線にどこまでも泡が跳ねていくうえ、壁にバウンドさせる事で
ダメージをかさ増しさせたりテッパンを後ろから狙うという事も可能である(実はテッパン相手なら正面制圧でも楽勝なのだが)。
バトルにおける弱点の「長射程に狙われると辛い」という点に関しても、
サーモンランでは一切関係なく垂れ流し放題なのでザコシャケの殲滅、
塗替えし、味方救助と万能に活躍できる。
原則的にイカ側は縦軸を活かして移動するのが強いゲームモードで、
それ前提に高台が作られているマップが多いため、高所からの攻撃が強い
本ブキにとっては有利な地形が多いのも嬉しい所。
ただし、金網をすり抜けて弾が落下してしまうため、金網上での戦いは
バトルと同じくかなり苦手である。難破船ドンブラコのカゴ前の金網、
シェケナダムの長距離金網、海城集落シャケト場の金網地帯など
注意を要する場所はそこそこに多い。
うかつに立ち入らないように立ち回る事と、もしどうしても必要で立ち入らなければならない場合は
金網の上でどう戦うか、どう脱出するかというプランも考えておく必要がある。
サーモンランNEXTWAVEでは新たな苦手分野として新オオモノシャケのハシラが登場した。ダイバーはリングの塗り返しこそ苦手だが、本体に攻撃できるなら狙ってみよう。
また、オカシラシャケのヨコヅナにはメイン直当てが強い。あまり近づきすぎないよう高台に陣取りながらメインを当てよう。
関連イラスト
関連タグ
Splatoon Splatoon2 Splatoonのブキ一覧
ブキ種 | ブキ |
---|---|
シューター | わかばシューター/スプラシューター/.52ガロン/.96ガロン/N-ZAP85/シャープマーカー/ボールドマーカー/プロモデラーMG/L3リールガン/H3リールガン/ジェットスイーパー/デュアルスイーパー/プライムシューター/ボトルガイザー/スペースシューター |
ブラスター | ホットブラスター/ロングブラスター/ラピッドブラスター/Rブラスターエリート/ノヴァブラスター/クラッシュブラスター |
ローラー | スプラローラー/ダイナモローラー/カーボンローラー/ヴァリアブルローラー/ワイドローラー |
フデ | パブロ/ホクサイ |
チャージャー | スプラチャージャー/スクイックリンα/リッター3K/14式竹筒銃・甲/ソイチューバー/R-PEN/5H |
スピナー | バレルスピナー/スプラスピナー/ハイドラント/クーゲルシュライバー/ノーチラス47 |
スロッシャー | バケットスロッシャー/ヒッセン/スクリュースロッシャー/エクスプロッシャー/オーバーフロッシャー |
マニューバー | スプラマニューバー/スパッタリー/デュアルスイーパー/ケルビン525/クアッドホッパーブラック |
シェルター | パラシェルター/キャンピングシェルター/スパイガジェット |
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