バリデロ
ばりでろ
CV:堀川りょう
概要
映画『仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル』に登場する未確認生命体。イザンギと共に五十嵐幸四郎の悪魔である赤ちゃん悪魔を狙う。
余談
- バリデロのCVを務める堀川氏は、『仮面ライダーリバイス』第31話に本人役で出演し、その後ジュウガドライバーのシステムボイスを担当。本作で、三度『リバイス』と関わることとなった。
- イザンギのCVを務める神谷浩史氏とは、2022年に公開された同じく東映配給のアニメ映画『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』以来の共演となる。
- デザインは『仮面ライダーゼロワン』のヒューマギアや『仮面ライダーリバイス』のギフデモス、シック等のキャラクターデザインを手掛けた武藤聖馬氏が担当した。
- デザインモチーフは、『仮面ライダーW』の左翔太郎。「仮面ライダーリバイス公式完全読本」によるとコンビライダーであるリバイスと相対する敵ということから、「2人で1人の仮面ライダー」である仮面ライダーダブルの変身者二人がモチーフに選ばれたとのことで、特徴的な頭部は翔太郎のソフト帽とジョーカー(道化師)の帽子を組み合わせたもの。更に武器の棍棒はメタルシャフト、左腕の銃はガイアメモリとトリガーマグナムを意匠として落とし込んだものとなっているなど、翔太郎が所有している「ボディメモリ」となるジョーカーメモリ、メタルメモリ、トリガーメモリの要素が現れている。
- また、口元は阿吽の「阿」をモチーフとしている。
- その後、スーツの胴体と肩部分、武器の棍棒は『ギーツエクストラ仮面ライダータイクーンmeets仮面ライダーシノビ』に登場するハッタリ闇に流用及びリペイントされたと思われる。
関連タグ
メガヘクス:5年前の冬映画に登場した未確認生命体。本編における黒幕の被害者でありながらそれとほぼ同質の存在へと成り果ててしまっている点、中の人がドライバーのシステムボイスを担当していた点も共通している。
シルバラ:劇場版限定怪人であり、デザインモチーフが過去の仮面ライダーであること、武器を所持して暴れ回る好戦的な性格など共通点が多い。
ここから先はネタバレです。未見の方は注意!
その正体は、ギフの手によって文明を滅亡された地球外生命体。
デザイアロワイヤルのゲームマスターであるコラスと結託しており、産まれて間も無い五十嵐幸四郎の中に潜む「ギフの細胞の結晶」たる赤ちゃん悪魔を狙っていた。
目の前の敵を倒すことにしか興味が無い脳筋で且つ好戦的な性格で、炎を纏った棍棒と左腕から放つ火炎弾を武器に数的不利な状況下でも積極的に戦いを挑む武闘派。しかも、降着時に「下等な種族」と発言する、「家族」を「群れ」としか捉えていないなど、人間を見下していることが窺える。
一方でイザンギよりはコラスへの忠誠心があった様で彼を裏切ろうとしていたイザンギに対して「ゲームマスターを裏切るのか?」と諭していた。また、イザンギが宇宙支配の野望を語った際にどこか意味深な態度で「皮肉なモノだな…」と呟いていた事から、嘗て自分達の文明を滅ぼしたギフの力を使う事に内心複雑な感情を抱いていた様子。
五十嵐家の慰安旅行先の海岸にイザンギと共に出現し、五十嵐三兄妹と交戦。火を纏った棍棒でエビリティライブ、インビンシブルジャンヌ、アルティメットリバイと戦った。この時は数的不利もあって手こずるが、イザンギが3人を倒した事で、赤ちゃん悪魔を手にしてその場を去った。
そして空の裂け目に向かおうとしたが五十嵐大二、五十嵐さくら、玉置豪、夏木花、ジョージ・狩崎に見つかり、そのままエビリティライブ、インビンシブルジャンヌ、仮面ライダーゲットオーバーデモンズ、仮面ライダーアギレラ、仮面ライダージュウガと交戦。
自身はアギレラ、ゲットオーバーデモンズ、インビンシブルジャンヌを相手取り、3対1の数的に不利な状況にも拘わらず3人と互角以上に戦い、3人を変身解除させる程のダメージを与えるが同時に繰り出された3人の連携必殺技を防ぎ切れずに(爆散はしなかったが)1度は倒される。
しかし、赤ちゃん悪魔を取り込んだイザンギから「何時まで昼寝しているんだ!」と活を入れられ、エネルギーを与えられる形で復活。ギフの力を獲得し、連携でエビリティライブとジュウガを変身解除させた。そして変身解除した生身の5人を抹殺しようとしたが意識不明の重体から奇跡の生還を果たした五十嵐一輝と奇跡の復活を果たしたバイスが現れ、そのままアルティメットリバイスと交戦。
自身はアルティメットバイスと交戦するが、復活したバディには敵わず、アルティメットバイスの圧倒的な力に為す術も無く追い詰められ、最後はイザンギと逃走しようとした所を「リバイ・バイスギファードフィニッシュ」をモロに喰らい、爆散した。
「自分達が憎むべき相手である筈のギフの力を取り込んだ上、それを上回るギフの力を持つ仮面ライダーに倒される」本末転倒且つ何とも呆気無い最期を迎えた。