概要
『星のカービィ2』で仲間キャラとして登場した。見た目は青いマンボウ。
その後『星のカービィ3』や『カービィのきらきらきっず』にもカービィの仲間として登場。
名前の由来は「陸・海・空」の「海(かい)」から来ている。
見た目相応にとてもひょうきんな性格だが、実は見た目以上のしっかり者で特に水中では頼りになる存在。
合体するとカービィを口にくわえる。水中では吸い込みが出来ないカービィもカインと一緒なら水中で敵を吸い込めるようになる。また水流に逆らえるのもカインだけ。
地上でもスピードは遅いが歩行は可能でジャンプも得意。「魚なのにどうして」とか言わない。
『星のカービィ3』では地上の速度も早くなった上でコピー技も弾速の早くリーチのあるものや地形無視攻撃、攻撃が出っぱなしになるもの等があり全体的にはかなり優秀。
見た目からしてユーモラスなためか、「ストーン」の能力ではカービィが自身の体内で石化したせいで涙目になったり、「ニードル」の能力では全身から棘を出してハリセンボン状態になったり、「アイス」の能力では自分が氷漬けになったりと、リックやクーに比べるとコミカルでお笑い担当のような描写が多い。
ただし、『星のカービィ2』のバッドEDでは最後に何か気づいたように空を見上げるシーンがあるなど、勘が鋭い一面もある。
知らないうちに結婚していたらしく、マインという奥さんがいる。
その後の登場作品
カイン本人(魚)は登場しないが、コピー能力ミックスのストーンカッターで変身することがある。ただし、他5体(リック・クー・ナゴ・チュチュ・ピッチ)の変身パターンと違い、その場での方向転換以外動くことが出来ない。
ならば水中で動けるのかと思ってカインに変身しても、結果は同じ。所謂ハズレである。
「星のカービィヒストリー」の柱の上に黄金のカイン像がある。
ドリームフレンズ「リック&カイン&クー」として登場。プレイアブルとしての復帰は『3』以来20年ぶり。
リック・クーと合わせ3匹で1キャラ扱いで、水中での移動はカインになる。能力はアイスで、使い続けると自分が氷漬けになる演出も健在。ある程度歩行できた『2』や『3』と違い今回はあの最弱のポケモンのように地上ではびちびちはねるだけである。技名もまんま「はねる」である。ただしなにもおこらないあちらと違い、はねた時に発生する水しぶきには攻撃判定がある。敵に囲まれたときにはかなり使える技である。
カイン本人は登場しないが、わいわいマホロアランドでもらえるお土産であるなりきりおめんの一つとして登場する。このお面を装着すると水鉄砲が強化される(マインも同様の仕様)。
コピー能力
『2』『スタアラ』では全身から冷気を放出する。攻撃しながら移動も出来るが、一定時間使うとカイン自身が凍って「れいとうカイン」になってしまう。
『3』ではいきなり「れいとうカイン」状態になり、触れた敵を凍らせる。
貫通するカッター弾を前方へ吐き出す。
『2』ではカイン自身が石になる。涙目で、ちょっと辛そう。
『3』では下向きになり、カービィだけ石化。坂道で滑り落ちなくなった。
口から電球を突き出し、周囲を照らし出す。
『2』ではボタンを離すと電球が飛んでいき、着弾するか新しい電球を出すと爆発する。
『3』では電球を飛ばせなくなった上、一定時間出し続けると割れてしまう。割れた電球を押し付けて攻撃することも可能。絵面がえげつない。
全身から針を突き出す。カイン自身ちょっとびっくりしてるっぽい。
ちなみにマンボウはハリセンボン(というかフグ)に比較的近縁な魚であり、小さい頃は全身に針を生やしている。
前方へ火の玉を吐き出す。
『2』では水中で使うとすぐに鎮火してしまう。
『3』では水中でも火力を保てるが、弾速が落ちる。
口から傘を突き出す。
『2』は前を向いたまま出し、前からの接敵を防げる。
『3』では出してすぐに上を向く。上からの攻撃を防げるだけでなく、落下傘としても使える。
口から突き出したラバーカップ(便所すっぽん)で敵をくっつける。汚い!
敵をくっつけたまま移動できる他、その敵を発射したり他の敵に押し付けたりして攻撃できる。
BGM
原曲
正式曲名:「カインのテーマ」
作曲者:池上正
カインと合体中に流れるBGM。作曲者は「星のカービィ25周年記念オーケストラコンサート」にて判明。
海の中を進んでいくようなゆったりとした曲調。
タッチ!カービィ
正式曲名:「シルバーサブマリン」
原曲よりもキーが大幅に異なり、テンポも遅くなっている。
星のカービィWii
正式曲名:「ハッピーマンボー」
編曲者:安藤浩和
3-1・3-4で流れる。
正統派アレンジだが、ベースが追加されスピードも若干上がった。
スーパーレインボー
正式曲名:「ながされて海の中」
テンポが下がっており、主旋律はピアノで演奏されている。
水中を意識してくぐもった加工がなされている。
アニメ版
こちらでは独身であるらしくフームに一目惚れし、古代プププ文字で書いたラブレターを送るなどして彼女にアプローチした。
後に海がメインとなるエピソードで何度か登場し、カービィ達に協力している。リック、クーとの絡みは無いものの、地味にリック、クーよりも出番は多く、カインをメインに置いたエピソードもある。
アニメ内の活躍・セリフ集
話数 | 活躍・セリフ |
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第2話『大変!戦士のおうち探し』 | 初登場。セリフはなく、最後の方に海中で少しだけ登場。 |
第7話『逆襲!ダイナブレイド』 | カインが初めて喋る回。アニメ中盤、カービィにダイナブレイドから逃げるように言っている。 |
セリフ集(中盤) |
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トッコリと同じく、カービィがダイナベイビー(ダイナブレイドのヒナ)を無事孵化させたことを知っている数少ないキャラである(もっと早く言ってやれよ…)。 | |
セリフ集(終盤) |
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第16話『私を愛したサカナ』 | アニメ序盤、海辺でフームが来るのを待っており、貝殻の手紙を古代プププ文字でフーム当てに書いた張本人でもある。そしてフームに告白するも、陸と海で住む場所が違うという理由でフラれてしまう。しかし、デデデ達に「虹色のサンゴの森」の場所を教えることを条件に、彼が陸に上がれるように水槽を提供してもらい、陸に上がってくる。余談だが、何故か図書館のフームが読んでいた図鑑に、カイン本人が載っている。 |
セリフ集(序盤) |
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アニメ中盤、念願のフームとデートすることになる。また、キャピィ族のカップルを見て、フームと水槽越しに手を繋ごうとするが(お前手どこにあるの…まさか…ヒレ?)、その衝撃で坂を高速で滑り落ちてしまう。そして、村の大木に激突して水槽が割れ、運悪くレストラン・カワサキに入ってしまい、捌かれそうになる(どちらも声優が飛田展男であるため、彼らのやりとりは実質一人二役である)。その後、水槽の代わりとして鍋に入るが、今度はダイナブレイドにエサと思われて持っていかれてしまい(ダイナブレイドとカインの共演はこれで2回目)、決死の覚悟で飛び降りてレン村長の家の風呂に着水する。 | |
セリフ集(中盤) |
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アニメ終盤、デデデに「虹色のサンゴの森」の場所を教える代わりに、水槽を提供してもらったことをフームに話す。そして、デデデの計画に加担してしまった罪滅ぼしとして彼の潜水艇に立ち向かうも、弾き飛ばされてしまう。また、デデデとの戦いの途中、潜水艦を破壊されて溺れそうなフームたちを、空気の泡を作って助けたり、カービィに吸いこまれそうになっている。デデデとの戦いが終わったあとは、フームに謝罪と別れを告げようとするが、水中メガネで潜るカービィを見てフームと一緒に泳ぐシーンを妄想し、今度はフームが海で暮らせば良いと提案する(お前さぁ…)。 | |
セリフ集(終盤) |
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第36話『栄光のプププグランプリ 後編』 | アニメ中盤、レース中にデデデによって海に落水したカービィを助けている。 |
セリフ集 |
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第39話『忘却のエスカルゴン』 | アニメ中盤、エスカルゴンには憑りつかれたら一時的に周りから存在を忘れられてしまう魔獣『ボウキャック』が憑りついているため、彼もエスカルゴンのことを忘れているようで、彼がカービィと会話している途中、空気を読まず他人扱いしたため、エスカルゴンを落胆させてしまっている。 |
セリフ集 |
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第47話『帰れ、愛しのワドルディ』 | アニメ中盤、村を経由するワドルディの行列を眺めている。 |
第48話『プププランド観光ツアー』 | アニメ序盤、海に着水したカービィと会話している。 |
セリフ集 |
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第51話『センチメンタル・カービィ』 | アニメ終盤では村人たちと共に、カービィの家の前で彼のププビレッジ来訪1周年を祝っている(もちろん魚である彼は水槽に入っている)。 |
第64話『新春!カービィ・クイズショー』 | 年始特番『新春ビッグクイズショー』の第11問目に、選択肢として登場している。 |
第70話『トッコリ卿の伝説』 | アニメ終盤、デデデから宝を取り返すために、知り合いであるサメのジョーを呼んでいる(16話や22話の個体と同一のモノかは不明)。 |
セリフ集 |
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第71話『密着!ホエール・ウォッチング』 | 冒頭では、釣りをしているフーム達の元へやってくるが、そこへ突然巨大なクジラがやってきて驚いている。 |
セリフ集(冒頭) |
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アニメ序盤、クジラの子供が迷子になっているという噂をフームに教えている。その後、デデデの豪華客船とクジラの間を泳ぎ、フームにクジラの子供を探すように頼まれる。 | |
セリフ集(序盤) |
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アニメ中盤、彼もクジラに飲み込まれていたようで、どうやって体外に脱出したのか不明だが、クジラに対してデデデや村人たちを外へ出すように説得し、彼を陸に導いている。その後、フームにクジラの子供を探すように頼まれ、カービィと共に探しに行く。 | |
セリフ集(中盤) |
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アニメ終盤、デデデの『ノーチラカス号』に魚雷で攻撃されそうになるも、回避している。その後、奥にある小島がクジラの親であることを教えている。 | |
セリフ集(終盤) |
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第74話『モスガバーの逆襲!』 | アニメ中盤、海を渡ってきた巨大なイモムシに驚いている。 |
第90話『爆走!デデデス・レース 前編』 | アニメ終盤、彼本人は登場しないが、デデデ競技場に彼の装飾がある(よりによってなんでコイツなのか…)。 |
第91話『爆走!デデデス・レース 後編』 | 前回と同じ。 |
漫画版
途中からレギュラーキャラとして登場。鳴き声は「んぼぅ」のみで言葉は喋れない。
関連タグ
星のカービィ 星のカービィ2 星のカービィ3 スターアライズ カービィのきらきらきっず 星のカービィ(アニメ)