早稲田大学
わせだだいがく
概要
早稲田大学とは、東京都新宿区に本部を置く日本の私立大学である。大学の略称は早稲田、早大。
日本の私立大学の中では、日本大学に次ぎ2番目に学生数が多い。
1882年に大隈重信によって東京専門学校として創設された。その後大学令の発令により、慶應義塾大学と並んで1920年2月5日に大学に昇格。日本で最も歴史のある私立大学の一つといえる(※ただし、慶応は前身に当たる「蘭学塾」の開校が1858年である)。
大学名は、創立当時大隈の別邸が東京府南豊島郡早稲田村にあったことから、関係者による通称として「早稲田学校」と呼ばれており、大学に昇格した際に正式に「早稲田」の名前が使われることになった。
「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」を教旨に掲げ、人材の育成を行っている。
創設者の大隈が著名な政治家という背景や、イギリスにおける政治経済学を基礎とする大学の方針を参考にカリキュラムなどが設計されているということから、特に政治経済学部に力を入れている。
創立150周年となる2032年に向けて「Waseda Vision 150」を策定。「世界に貢献する高い志を持った学生」「世界の平和と人類の幸福の実現に貢献する研究」「グローバルリーダーとして社会を支える卒業生」「世界に信頼され常に改革の精神を持って進化し続ける大学」の4つのビジョンを掲げ、戦略を実行している
慶應義塾大学と共に、私大における最難関大学として知られる。
また、大学野球において、慶應との試合は伝統の一戦として別格に扱われている。そのため、これら2大学をまとめて早慶と呼ぶことが多い(ただし慶応義塾大学では「慶早戦」と呼ぶ事が多い)。
サークル活動が盛んであり、野球はもちろんスポーツの名門として著名である。ラグビーやバスケットボールなどの試合では明治大学との「早明戦」が毎年大々的に開催される。
箱根駅伝では優勝回数13回歴代2位と言う名門で、近年も上位常連校だが、毎年山の5・6区で苦戦する事が多い。
文化系サークルでは、政治系サークルの「政友会」・「鵬志会」・「雄弁会」が特に著名で、出身者には政治家が多い。
他に著名なものとしては、多くのアナウンサーやマスコミ関係者を輩出している放送研究会及びそこから派生したアナウンス研究会(WAK)や英語部、「鳥人間プロジェクト」などで知られる宇宙航空研究会、男声合唱団として長い歴史を誇るグリークラブ(ワセグリ)、専門的な音楽学部を持たない大学としては異例の規模を持つ交響楽団(ワセオケ)などがある。
学園祭(早稲田祭)にも非常に力を入れており、毎年学外から多数の来訪者がある。
校歌はその歌い出しから「都の西北」として、出身学生以外にも知られている。
主な出身者
※大学または本人やその関係者から正式に発表のある人物のみ。