マンティスアンデッド

まんてぃすあんでっど

マンティスアンデッドとは、『仮面ライダー剣』に登場する怪人。ハートのカテゴリーAでありカマキリの祖たるアンデッドにして、相川始が擬態した仮面ライダーカリスの正体。

ジョーカー「まさかお前が持っているとはな・・・」

データ

身長	204cm
体重	109kg
カテゴリー	カテゴリーA
スート	ハート
特色/力	装甲カリスベイル
CV	？？？

(出典:『仮面ライダー剣　超全集』p.26、東映公式『仮面ライダー図鑑』より。)

概要

『仮面ライダー剣』に登場する怪人。

他の下級アンデッドとは一線を化す戦闘力を持つとされるカテゴリーAに属するヒョウモンカマキリの始祖たる不死生物・アンデッド。

仮面ライダーカリスが変身に使用するハートのカテゴリーAのラウズカードに封印されている。

アンデッドにしては珍しく固有の愛称をもっており、1万年前のバトルファイトでは「カリス」と名乗っていた。

終盤まで生き残っていた実力者でありその強さは半端ではなく、伝説のアンデッドと称されており、吉永みゆき/オーキッドアンデッドも「その強さはカテゴリーAの中でも圧倒的だった」と評し、他のアンデッドたちから「戦闘マシン」と評される程の伝説的な強さを誇る。

上級アンデッドの1人イーグルアンデッドとは戦友でありライバル同士で、共に最後まで生き残り決着を付けようと約束し合う仲だったとされていることから、タイガーアンデッドと同じく誇り高い戦士としての精神の持ち主だったのかもしれない。

劇中では既に現代に封印を解かれ復活したジョーカーによって封印された状態であり、現代で再開されたバトルファイトにおける戦闘と擬態能力に利用されてしまっている。

伝説のアンデッドとして名前が知れ渡っているせいか、その姿を借りた相川始もアンデッド達から「カリス」と呼ばれ、戦いを仕掛けられることが多かった（なぜかヒューマンアンデッドと間違えられたことは無い）。

本来の姿は第22話「闇からの脱出」の終盤の高原/イーグルアンデッドの回想シーンなどで確認できる。

腰のバックルが異なる事以外は仮面ライダーカリスと同一の姿をしているが、その理由は後述の固有の「カリスベイル」という能力によるものとされている。

ちなみに本来の姿の顔のみ(?)S.I.C.で発売された「仮面ライダーカリス」のフィギュアで詳細が明らかになっている。その姿はカマキリの怪人らしくカマキリを思わせる黄色い複眼と顔立ちをした怪人然とした姿であり、シルエットがどことなく後に登場する、カテゴリーAの亜種(？)である上級アンデッドのハートのカテゴリーKに属するパラドキサアンデッドに近いものがある。

第35話「危険な変身!?」にてスパイダーアンデッドに支配されつつある睦月/仮面ライダーレンゲルに「テイピアリモート」のカードで封印を解かれ、遂に視聴者の前にその姿を現した。

続く第36話「最強フォーム」にて睦月の命を受け相川始＝ジョーカーに襲いかかるが、本来の凶暴な性格に戻りつつあるジョーカーの前にはなす術も無く一蹴されたばかりか、『マンティス』の衝撃波一発で再封印され、その高い実力を見せるどころか不甲斐ない姿を曝してしまったため、「何をしている!最強のアンデッドじゃないのか!?」と睦月と視聴者にその言葉通りの疑問を抱かせるのと同時に、ジョーカー本来の恐るべき戦闘力を見せ付ける為のかませ犬にされてしまった……(しかも封印される直前にジョーカーの恐ろしさの前にへっぴり腰状態になっていた為、余計そう感じられる)。

そもそも今まで変身してきたマンティスアンデッド、即ち仮面ライダーカリスそのものは謂わば基本フォームでしかなく、それを考慮すると戦力差は歴然であり（しかも、カリスアローなど持ってないので下手すると仮面ライダーカリスの方が強かった可能性すらある）、考えるまでもなかったのかもしれない。

とはいえ、直後に睦月が同じくジョーカー捜索のためにリモートで解放したドラゴンフライアンデッド、シェルアンデッド、プラントアンデッド、モスアンデッドはいずれもほとんど碌に戦闘が成立する間さえなく一撃で封印されており、それらと比較すると終始防戦一方かつ途中からレンゲルの加勢を受けていたとはいえ（加えてマンティスアンデッドと戦っていた段階ではまだジョーカーに始としての理性が残っていたために力が抑えられていた可能性もあるが）『マンティス』の衝撃波を受けるまでは1対1である程度の間攻撃をしのぎ続けていた。

そのため、少なくともスート・ハートの下級アンデッドの中では高い戦闘能力の持ち主であるとは言えるだろう。