「弱え連中を貶すのは強え奴の役目だ!俺等がしなけりゃあ、誰がするってんだ!でなけりゃあ勘違い野郎どもが益々増えやがる!冗談じゃねえ!」
「強え奴は弱え奴から全てを奪える、それが強者の特権だ。それがこのクソッタレな世界だ——だからァ!!俺がてめぇをブチ殺そうが何も問題はねぇって事だッ!!」
プロフィール
概要
【ロキ・ファミリア】所属の狼人(ウェアウルフ)の男性。
ファミリアの中でも主力を担うLv.6の第一級冒険者の一人。
【凶狼(ヴァナルガンド)】という二つ名で呼ばれ、その名に相応しく短気で好戦的な性格。
人物像
極端なまでの実力主義を掲げ、自分が格下や弱者と見なした者を『雑魚』と見下して嘲笑い、時には罵声や暴力による恐怖で押し付けようとする自己中心的な振る舞いが目立つ。
実力主義的な考えは、元々狼人特有の傾向でもあったのだが、彼の場合は過去にあった幾つかの経験も関係しており、その結果、並の狼人以上に極端に先鋭化されてしまった物となっている。
この為、ファミリア内では屈指のトラブルメーカーとなっており、見兼ねた副団長のリヴェリア・リヨス・アールヴに注意されても全く耳を貸さず、ティオネ・ティオナのヒリュテ姉妹とは「バカゾネス」呼ばわりして日常茶飯事的に喧嘩をしウザがられて適当にあしらわれる事も少なくなく、その他の下位の団員達からの人望も皆無となっている。
アイズ・ヴァレンシュタインに対しては、その実力を認める一方で、「貪欲に強さを求める」、「魔物の殲滅を望んでいる」といった自身に通じる理想を重ねた同族意識から想いを寄せている節があり、ちょくちょくアプローチを掛けている。ただし、仲間としての意識は持たれているものの、そのアプローチに気付かれない所か、自分の強さを誇示したり、自分よりも弱い者と比べて優越感に浸っている傲慢さを感じさせる言動から、逆に不快感を抱かれる事が多く、遂には後述のファミリア内で起きたある悲劇の際の言動が原因で、明確に「嫌い」と拒絶されてしまっている。
一方、アイズと迷宮(ダンジョン)で出会ったベル・クラネルに対しては、ミノタウロスに殺され掛かって怯えていた恐怖から半ば錯乱して逃げ行く姿を嘲笑っており(尤もベルがミノタウロスに襲われて死にかける原因を作ったのは、自分達がミノタウロスを取り逃がした失態にある為、完全な棚上げとなるが)、更にその後は『豊饒の女主人』で【ロキ・ファミリア】のメンバーの前で、酔った勢いで本人がいるのに気付かなかったとは言え、徹底的に扱き下ろして笑い者にするという悪態を見せていた(皮肉にも、この行為が原因でベルが一念発起する事になっている。ちなみに、アイズにこの行為を軽蔑されたことで、翌日かなり落ち込んでいた)。しかし、その後の遠征の途中で再びミノタウロスに襲われている姿を目撃した際は、またしても扱き下ろす悪態を見せていたが、再びアイズに助けられる事を望まず一人で戦おうとする姿勢に理解を見せ、Lv.1でミノタウロスを倒して見せた事で評価を改めている。ただし彼がアイズに気に掛けられている事から、結局はこの上なく気に入らない存在になっている様で、その後も変わらずに攻撃的な態度や悪態しか見せない。
余談だがアイズはベルが目標と掲げている人物はベートなのではと勘違いしており、軽くショックを受けている(実際ベルとベートは身軽さを武器にするなど戦い方に共通点が多いため、ベートがベルを指導したら伸びる可能性がある)。
元【イシュタル・ファミリア】の戦闘娼婦、レナ・タリーからはメレンでの抗争でベートに吹き飛ばされて以降アマゾネスの習性から彼に惚れ、積極的なアプローチをされるようになっている。
【フレイヤ・ファミリア】の副団長アレン・フローメルとはベート同様、無愛想かつ凶暴極まる過激な性格のためか非常に仲が悪く、ベートの方は彼を『糞猫』と呼んでいる。エピソードフレイヤ冒頭には、フレイヤの無断外出に端を発したロキとフレイヤの抗争寸前の事件にて、両者が衝突する1コマがある。
過去に魔物によって大切な者を奪われてきた経歴から、【ロキ・ファミリア】のメンバーの中ではアイズと同様に魔物を激しく憎悪する派閥だが、知性と感情を持ち人間との共存を望んでいる異端児(ゼノス)に対しては、異端児を巡る騒動の際にウィーネの涙や覚悟を見たこともあってか思うところがあるらしく、【ロキ・ファミリア】が彼らと協力する事態になった際も何も言わず受け入れていた(ティオネからは全く反発しない事に驚かれていた)。
その性格や普段の罵詈雑言で勘違いされやすいが、負傷して半ば意識が朦朧としていたリリルカ・アーデにベルを助けてほしいという必死の懇願に戸惑ったり、アイズにベルを嘲笑したことで拒絶されて落ち込んだりと根はそこまで悪くない。
普段は見下している下位団員達の事も主神が選り好みした以上は愚図ではない、雑魚は雑魚だが腑抜けじゃないと称している。
また、弱者が弱者であり続ける事を嫌い、戦場にいてよい人間は強者と強者の嘲笑に吠え返し『弱者の咆哮』を上げる事の出来る者のみという持論を持ち、弱者で居続ける事を拒む者、弱者から強者となろうとする者、弱者でありながらも強者に抗う覚悟を示す者などが現れた際には内心で歓喜している。
彼の罵倒、侮蔑は極論的には発破としての意味が込められており、本心は弱者が戦場に出て死んでほしくないと思っており、必要以上に周りを罵倒するのはこの為である。
暴言でしか人を奮い立たせる事、戦場から遠ざける事が出来ない彼をリヴェリアは「勘違いせずにはいられない男」と称しており、ロキやフィン・ディムナ達首脳陣を除けば、ベートの不器用な優しさを理解していたのは彼に好意を抱いていたリーネ・アルシェのみであった(『メモリア・フレーゼ』では、ベルも薄々感づいていた)。しかし、そのリーネに対しても、その死に際には痛罵するような言動をしてしまった為に、一時的にファミリア内で孤立する事になっている(これに関しては完全に自業自得としか言い様が無く、やはり客観的に見ればとても擁護の出来ないものだったが)。
ベート自身も「弱者を虐げる行為」は「ダサい」と称して嫌っている様子を見せているものの、前述の数々の振る舞いやベルへの執拗なまでに罵倒する態度から見ても、客観的に見れば説得力は皆無となってしまっている。
また、時折の言動や独白から見ても、ベートは周囲から嫌われてしまう事を望んでいる訳でも無く、むしろ自らの罵倒や侮蔑の中にある「真意」について、周囲が理解して受け入れて欲しいという、ややムシの良いとも言える願望を抱いている節もある。
もっとも、誰もがベートの様に強くなれる訳でもなければ(ベートの強さは、努力だけでなく純血の狼人としての天性の才能も大きく反映している)、同じ考えを共有出来る訳でも無い(心理的に追い詰められている状態で追い打ちの痛罵をすれば、下手すると戦意を失って返って命を落としかねない事態になる)事実を踏まえれば、こういった部分は「他人に厳しい割に自分には甘い」と取られなくもなく、後述におけるかつて所属していた【ヴィーザル・ファミリア】との喧嘩別れの起因にもなっているのだが…。
来歴
獣人部族である平原の獣民の族長の息子として生まれ、「弱肉強食」という父親の教えに従い、幼いころから鍛錬を続けていた。
12歳の時、家族と幼馴染みを含む部族全員が、ダンジョンと並ぶ世界三大秘境の一つ「竜の谷」からやってきた一匹の怪物によってベートを残し全滅している。
平原の主を倒す強さを得る為、辿り着いたオラリオにて【ヴィーザル・ファミリア】という獣人が大半を占めているファミリアに入団した。この頃は今とはまるで違う好漢児で、ファミリアのメンバーからもかなりの人望を持たれ、後にファミリアの団長となり、オラリオで最も勢いのあるファミリアとして名を馳せていった。
しかし16歳の頃、Lv.3となり部族の敵である平原の主を倒すためにオラリオを離れ、これに勝利し凱旋するも、ベート不在時に彼に好意を寄せていた副団長のセレニアがダンジョンで死亡し、他の団員も深手を負う程の惨状を見て、強者が傍に居なければ弱者が簡単に死んでいく現実に怒り、絶望する。
結果、【ヴィーザル・ファミリア】の面々と喧嘩別れする形で見限り、自暴自棄になりながらもダンジョンを只管単独で潜り続ける日々を送っていたが(【凶狼】という異名も、この頃に周囲につけられた)、酒場で【ロキ・ファミリア】の面々に喧嘩を吹っ掛け、ガレス・ランドロックに吹っ飛ばされた末にロキにスカウトされ、ベート自身も「真の強者達」と見なした者が集う【ロキ・ファミリア】に希望を抱き、入団を決意するに至っている。
ベルがミノタウロスに襲われていたところを目撃し、遠征終わりに宴をした『豊饒の女主人』で彼の醜態を大声で嘲笑していたが、59階層への遠征中に二度目のミノタウロスとの戦いを制したベルの姿を見て、自身に怒りと羞恥の感情を覚えた上、それに触発されてその後の遠征ではティオネ、ティオナらとともにモンスターを片っ端から倒して奮戦していた。
それ以降も、ベルを気に入らないと感じながらもヒュアキントス・クリオに甚振られているベルに助け舟を出したり、『戦争遊戯(ウォーゲーム)』でヒュアキントスとの決着を望む姿勢を言い当てる等、ある意味ではベルを一番理解している。異端児事件の際も彼が怪物側に与している噂が立った時は自分でも良く分からない程苛立ったり、納得が出来なかったようである。自分が認めていたものが理解できないことをしている際に感じる喉がつっかえるような異物感――ティオナの言葉を借りるなら『もやもや』のような物。
元々【ロキ・ファミリア】の団員達からは、普段の態度もあり人望は殆ど無かったのだが、自分を理解しようとしていたリーネが死亡した際に彼女に掛けた言葉によって、ファミリアメンバー全体から反感を買う決定的な事態となり、完全に孤立してしまう。
後にロキやフィン達からベートの罵詈雑言の真意を聞かされ、ベート本人が心の底から叫んだ本心を聞いたことで関係は好転し、ファミリア内での人気も上がる事となる。以降は「ツンデレ」、「ツンデレベートさん」、「ツンデレベートさんちぃーす」と呼ばれたりして慕われている。
…と言うより、以前よりも軽く見られているとも言える。
フレイヤがオラリオ中に『魅了』を施して自身も魅了されてしまい、ヘスティアによって『魅了』が解除されると、魅了されたことに怒り【フレイヤ・ファミリア】の本拠へ戻ろうとするアレンの前に立ちはだかった。
『派閥大戦』では、『ギルド』から【ロキ・ファミリア】の参戦を禁じられたことにティオナと同じく不満を隠せず荒れていた。だが、『派閥大戦』の戦いの最中、ロキの命令で『豊饒の女主人』で引き籠っているアーニャ・フローメルを無理矢理連れ出し、【フレイヤ・ファミリア】の本拠で眠るシル(ヘルン)の助けを求める声を聞かせた。その後、ロキに強引に連れられてバベルの三十階で、神々とともに観戦する羽目になる。
『メモリア・フレーゼ』のイベント「アルゴノゥト」ではよく似た容姿と声を持つ(先祖か前世と思われる)狼人ユーリが登場。こちらの一人称は「私」。
3周年イベント「アストレア・レコード」でも、ほんの少しだが登場している。ロキから「ヴィーザルのところに活きのいい狼人がおる」と言われており、『大抗争』に派遣されていた。後に加筆された書籍版にて、フィンから指示を受け『闇派閥(イヴィルス)』と戦い、凶刃に掛かりかけたリリの命を意図せずして救った描写がある。
冒険者としての能力
パーティでは前衛を担い、魔法を吸収し威力を高める力を持つメタルブーツ《フロスヴィルト》による蹴り技で敵を屠っていくのが主な戦闘スタイル。場合によっては短剣を使う事もある。ステイタスは全体的に見ても高いが、『敏捷』の数値がずば抜けており、二種類の速度に関連するスキルを有しているためスピードに関しては本来のレベルを越えた戦闘を行うことが可能でファミリア最速を誇る。
他にも条件付きだが『獣化』や、奥の手である強力な魔法も有しており、仮に全ての力を使う条件が揃えば、幹部メンバーの中でも圧倒的な力を発揮する事が出来る。
また『集団』としての力に秀でているとされる【ロキ・ファミリア】の団員なだけあって、戦闘の中でアイズやレフィーヤ・ウィリディスの魔法を借りて攻撃を繋げたり、普段いがみ合っているヒリュテ姉妹とも共闘して前線に出るなど、意外にも他者との連携戦闘に優れている。
ステイタス
Lv.5(最終判明ステイタス)
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
B766 | C647 | B729 | S956 | I0 |
狩人 | 耐異常 | 拳打 | 魔防 | |
G | G | G | H |
Lv.6
力 | 耐久 | 器用 | 敏捷 | 魔力 |
---|---|---|---|---|
? | ? | ? | ? | ? |
スキル
- 月下咆哮(ウールヴヘジン)
狼人が発現する獣化スキル。月の光を浴びることで獣性と力が発揮され、全アビリティ能力に超高補正がかかり、状態異常も無効化する。このスキルによって獣化状態となったベートは魔法が使えない状態のアイズならば余裕で勝てるという。メレンでは春姫の力で擬似昇華したフリュネを一方的に圧倒して見せた(アイズは風を封じられ武器にも差があったとは言え苦戦している)。それを諦観していたアイシャ達はあれ程の物は見た事が無いとその出鱈目な潜在能力に驚愕していた。彼が狼人の中でも秀でた才能を持っている証拠である。強力なスキルではあるが、月の下でないと発動不可能のためダンジョンでは発動しない。このデメリットから「狼人はダンジョン探索に最も向いていない種族」とされている。
- 孤狼疾駆(フェンリスヴォルフ)
走行速度を強化するスキル。
- 双狼追駆(ソルマーニ)
加速時に『力』と『敏捷』のアビリティが強化されるスキル。
発展アビリティ
- 狩人
Lv.2ランクアップ時にのみ発現するレアアビリティ。一度交戦し経験値を獲得したことのあるモンスターとの戦闘時に能力値が強化される。
- 耐異常
状態異常の症状を防ぐ事の出来るアビリティ。
- 拳打
作中で詳しい詳細は説明されていない。おそらく殴打技全般に補正のかかるアビリティかと思われる。
- 魔防
作中で詳細は出ていないが魔法攻撃に対する耐性が強化されるアビリティかと思われる。
魔法
- ハティ
詠唱式:【戒められし悪狼(フロス)の王、一傷拘束(ゲルギア)、ニ傷痛叫(ギオル)、三傷打杭(セピテ)、飢えなる涎(ぜん)が唯一の希望、川を築き血潮と交ざり涙を洗え、癒せぬ傷よ忘れるな、この怒りとこの憎悪、汝の惰弱と汝の烈火、世界(すべて)を憎み摂理(すべて)を認め涙(すべて)を枯らせ、傷を牙に慟哭(こえ)を猛叫(たけび)に——喪いし血肉(ともがら)を力に、解き放たれ縛鎖(ばくさ)、轟く天叫(てんきょう)、怒りの系譜よ、この身に代わり月を喰らえ、数多を飲み干せ、その炎牙(きば)をもって平らげろ】
炎属性の付与魔法(エンチャント)。発動すると両手両足に紅蓮の炎を纏う。炎には魔力吸収(マジックドレイン)と損傷吸収(ダメージドレイン)の属性があり、炎に触れた魔力を見境無く吸収し、傷を負えば負うほど攻撃力が際限なく高まる。
この魔法を全身に纏った状態での突撃は一撃で戦局を覆すほどの力を誇るが、副作用として「敵味方問わず無制限に魔法を吸収してしまい、自分にとって有利な回復魔法や結界でさえも全て破壊してしまう」「損傷を受ける度に攻撃力は上がるが損傷は蓄積されていき回復もできない」など致命的なものが多いため、味方にも大損害を与えてしまうという欠点が存在する。
更に詠唱がベートの過去と弱さを知らしめる文章であることや、この魔法を使う時は反撃の手段を失った状況に追い詰められた屈辱を意味するため、切り札として自ら使用を禁じている。そのため並行詠唱を始めとした魔法の訓練は一切しておらず、使用する場合さ全くの無防備の状態で詠唱を行う必要があり、長文詠唱なことも相まって発動に時間がかかるため、「仲間に守ってもらいながら詠唱する」、もしくは「攻撃を受けるのを覚悟して詠唱し続ける」こととなる。
デメリットの多さが目立つ分火力そのものは極めて高く、実際にこの魔法の餌食となったヴァレッタは全身が完全に炭化してしまった。まさにオーバーキルと言っていい。
作者曰くこの状態で獣化まですれば確実にアイズより強いらしい。
装備
- フロスヴィルト
特殊金属「ミスリル」を加工したメタルブーツ。第二等級特殊武器(スペリオルズ)。製作者は椿・コルブランド。値段は9300万ヴァリス。
武器の性能とベートの蹴り技だけでも十分な威力を発揮するが、魔法効果を吸収し特性攻撃に変換する能力を持つ。現在オラリオ内で魔法吸収の属性を持つ特殊武器はこの装備のみ。劇中ではアイズのエアリアルによる風、炎や雷の魔剣を吸収・変換しており、魔法を纏ったその威力は『深層』の大型モンスターすら一撃で仕留める程強力。ただしこの装備は上記にある『ハティ』の魔法の劣化版に過ぎない。
初代は24階層の食料庫(パントリー)での闘いで破損したため、現在は二代目を使用している。前作が試験的な側面をもって作られていたため、制作のコツを掴んだ椿が作り直したことで性能が向上し、第一等級武装に値する作品となった。
- 魔剣
魔法に等しい現象を発生させる短剣型の武器。使用回数に限りがある。値段は100万ヴァルス。
作中では《フロスヴィルト》に吸収させる為に使用。地下水路での食人花戦で炎の魔剣を、58階層での『ヴァルガング・ドラゴン』戦に雷の魔剣を使っている。
- デュアル・ローラン
不壊属性(デュランダル)の双剣。椿がシリーズとして作成している《ローレン》の一つ。値段は1億800万ヴァリス。
『巨蟲(ヴィルガ)』の腐食液対策として椿に作成を依頼した装備。攻撃力が低いとされる不壊属性でありながら第二等級武装並みの威力を誇る。
元ネタ
おそらくジェヴォーダンの獣( La bête du Gévaudan:仏)の獣を意味する愛称のベートと狼の牙で狼牙(ろうが)だと思われる。
新旧二つ名の元ネタは共に北欧神話に登場する狼の姿をした巨大な怪物。フェンリル(Fenrir)と別名のヴァナルガンド(Vanargand)である。
また、魔法は名前と詠唱文からそのまま同じ北欧神話の月を追い回す狼ハティだろう。
関連タグ
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ソード・オラトリア
サンジョウノ・春姫…本編、外伝と合わせると妙な因縁があるキャラ。港町での抗争時は守られる側の弱者同然だったが異端児編ではウィーネを守る為自身に怯まず啖呵を切った際は笑みを浮かべ雑魚ではなく1人の敵と認め潰そうとした。
- アクセラレータ…中の人が同じであり、キャラ的にも口が悪い、狂暴、全体的に白、ツンデレなど、とにかく共通点が多い人。アニメ版は制作会社が同じということもあってか顔つきもかなりそっくりで、外伝原作『ソード・オラトリア』の担当絵師もあちらの作品と同じ方なので、これまたそっくりである。
- ガーフィール・ティンゼル…こちらも中の人が同じで、かつ獣人繋がりでもある(こちらは狼ではなく虎だが)。口は悪いが根は善良なところも似ているが、さすがにベートほどひねくれてはいない。
- サンジ…蹴り技を主体とし、奥の手として炎を纏うなど戦闘スタイルが酷似している。また、女性にはモテるのだが、作中では女性絡みで良い思い出がないところも似ている。