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チキューの編集履歴

2024-02-13 11:04:11 バージョン

チキュー

ちきゅー

チキューとは、特撮テレビドラマ『王様戦隊キングオージャー』の主舞台となる惑星。

もしかして→チーキュ惑星チキュウ


概要

本作の物語の舞台となる世界(宇宙)にある、惑星の一つ。

「宇宙の片隅の惑星」とされており、現実に存在する惑星としての「地球」とは国土や文化、歴史等がかなり異なっている。

5つの大陸にそれぞれ国家が存在しており、現時点で確認できる国家は全て君主制というファンタスティックな文明。


ファンタスティックといっても、現代の地球を超えるテクノロジーが発展した国もあれば、中世ヨーロッパ封建時代の日本を思わせる国等、様々な国家が存在する。


文字・言語も地球で使われている物と全く異なるチキュー語が使用されており、必要に応じてテロップ日本語と共に併記される。

  • キングオージャーの世界に、現実世界にある日本語や英語、数字などは一切存在しない。そのためヤンマ・ガスト愛用のゲーミングチェアに記された「AKRACING」のロゴや、トウフに点在する看板に書かれている文字も、チキューにとっては文字の様に見える単なる模様に過ぎないとのことだが…?

現時点で苗字が設定されているのは各国の統治者とその親族のみ。王族にのみ許される称号なのかもしれない。

また第21話のドゥーガの履歴書にて、この惑星における暦は地球と同じであることが示唆されている。


地理

五大国

本編から約2000年前にバグナラクの侵攻に遭ったチキューをシュゴッドと共に救った5人の英雄により建国されたという。

シュゴッダム

守護神が宿る最強国家。暴君ラクレス・ハスティーが統治していたが、第20話の決闘裁判の末にギラが新たな王に即位した。

ンコソパ

ヤンマ・ガストが統治する、テクノロジーの国。

イシャバーナ

ヒメノ・ランが統治する、医療と芸術の国。

ゴッカン

リタ・カニスカが統治する、氷雪の国。

トウフ

カグラギ・ディボウスキが統治する、農業の国。


他の国家

バグナラク狭間の国バグナラク

デズナラク8世が統治する地帝国で本作の敵対組織。

後に五大国の了承によりジェラミー・ブラシエリが新たに即位し、6つ目の国となったが、2年後の宇蟲王の来襲によって壊滅的な被害を受ける。


ハーカバーカ

劇場版の舞台となるシュゴッダム初代国王ライニオール・ハスティーが統治する、死の国。


地球との比較

トウフがチキュー全土の食料供給を担う国際情勢を筆頭に国ごとの完全分業が特徴。現実の地球では、国ごとの文化や特産品の違いはあれどここまで徹底した分業はしていない。

三権分立の概念も薄く、基本的に王に権力が集中している上、司法の機能は殆どゴッカンに集約されている。


地図ではシュゴッダムがオーストラリア大陸が地球の中心にまで北上、ンコソパが若干左に寄った日本列島、イシャバーナが南アメリカ大陸の位置にある独自の地形の島国、トウフがユーラシア大陸とアフリカ大陸に相当する巨大な国土、ゴッカンがアラスカカナダの部分が全体を占めた北アメリカ大陸と言ったようなものとなっている。


余談

国の背景は3DCGで制作され、それをLEDウォールやライブ合成撮影等で投影する「バーチャルプロダクション」という手法で描写されることになっており、これによりファンタジックな世界観が強調されている。ただし、市街地のシーンはロケで撮影することもある。


関連タグ

王様戦隊キングオージャー 五国同盟



























以降、第32話「遭遇!キョウリュウ!」第33話「シューゴー!キングとキョウリュウ!!」第47話「神を黙らせろ」のネタバレが含まれています。
















第32話において2000年以上前にキョウリュウジャーの事を記したとされる壁画を研究していたイアンダグデド・ドゥジャルダンによって、遥か彼方の地球に飛ばされてきた王様戦隊のうち、壁画調査に立ち会ったジェラミーが壁画に描かれたゴッドコーカサスカブトを発見し、イアンに尋ねる。


ジェラミー「この星の名は?」


イアン「ん?揶揄ってるのか?地球だろ?」


その一言でジェラミーは全てを察した。自分たちが今いる日本が、チキューと同じ名を冠した別の惑星であるということを。そして、自分たちを含めたチキューに生きている人類が、2000年前に地球から移り住んできた人間の子孫であるという事を


壁画によれば、かつての戦いでデーボストリン獣電竜たちに封印された後、獣電竜に選ばれた十人の強き竜の者、すなわちキョウリュウジャーが誕生するという予言がなされ、人々は勇者たちの誕生を待ちながら、地球を守るために戦い続けていた。しかし、その中で多くの種族たちが争うことになり、一部の人間たちは多くの犠牲が出る前にゴッドコーカサスカブトを使って別の星へと移り住んだ。そして辿り着いた新たな星を、故郷である地球にちなみ「チキュー」と名付けた。(壁画の翻訳

以上が、チキュー人類誕生の経緯である。


これにより、作中でジェラミーすら知らなかった2000年より更に前、唐突に始まった人間とバグナラクの歴史についての謎も間接的に明かされることとなった。


つまり縁もゆかりも無いように見えた二つの惑星は実際には宇宙規模の縁で繋がっており、チキューも「パラレルワールドの地球」ではなく「(を除いた)殆どの歴代スーパー戦隊と世界観を同じとする、地球から遠く離れた惑星」であることが判明した。



この壁画を描いたのは「6人目の英雄」ことジェラミーの父親で、2000年前にはまだ結成されてないはずのキョウリュウジャーが描かれていたのは、彼が未来に起きる出来事を予見して描いた事が示唆されている。そしてこの壁画はコーカサスカブト城の壁画と対になるようになっており、チキューの壁画にある書きかけの星が地球を表していたとカグラギは推測している。


ゴッドコーカサスカブトが地球を離れたのは2000年前、バグナラクの「侵攻」が起きてそれを6人の英雄とシュゴッドが撃退したのも2000年前であることから、到着して程なく戦争が起きたことは容易に想像できる。


そして第47話で、地球とチキューの両方に悪意を以て干渉してきた根源・ダグデドから、さらなる事実が語られる。

元々バグナラクも、かつてグローディ・ロイコディウムが全滅させた、地球ともさらに別の星から入植してきた異星人だったのである。


なおヒメノが第26話ゲロウジームの遺伝子を解析した結果から、彼らもまた遺伝子的には地球人類と極めて近い種であったことが判明しており、それを示すかのように彼らの死体をベースに創られたグローディはチキュー=地球人成人男性とほぼ同じ人間態を持っている。


そしてグローディに母星を滅ぼされてなお、別の宇蟲五道化たるカメジム・ウンカの干渉を受ける形で宇蟲王一派に弄ばれてきた彼等は、入植したチキューにて地球人類と接触。ダグデドの思惑「お片付け」に則った殺し合いが再開されることとなったのである。


更なる余談

第32話にてチキューの真実が明らかになった際、「本当はバグナラクこそがチキューの先住民でありギラ達の先祖が彼らを迫害し地下に追いやったのでは?」という不穏な説が出ていたが、第47話で明らかになった事実によれば、バグナラクもまた別の星からの入植民であり、バグナラクと地球人類との争いはダグデドによって仕掛けられた入植者同士の戦争であったのだ。


つまり「チキューは元々知的生命体のいない星であった」…と見る向きもあるが、同時に「本当のチキューの先住民ってもしかして彼らなのでは…?」という疑惑も出ている。


いや、彼らが実在しているかは不明なのだが。

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