「気に入った! もっと愉しませてあげるから、駄目になるまでついてきなよ!」
概要
種族 | 鬼 |
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登場作品 | 『地霊殿』3面ボス、『DS』LV6、『心綺楼』魔理沙ED、『グリウサ』大会、『剛欲異聞』旧地獄温泉ボス、『酔蝶華』第三十五話、『智霊奇伝』第六章第三話 |
二つ名 | 語られる怪力乱神(地) 破滅的な金剛力(DS) 語られる夢幻大吟醸(酔) 旧地獄街の親分(智) |
危険度 | 極高 |
人間友好度 | 不明 |
主な活動場所 | 旧地獄 |
テーマ曲 | 華のさかづき大江山 |
能力 | 怪力乱神を持つ程度の能力 |
※ただし危険度や人間友好度等の評価は作中登場人物の稗田阿求による。
旧地獄(旧都)に住まう鬼にして「山の四天王」(鬼の四天王)の「力の勇儀」。
かつて妖怪の山に居たときには萃香らと共に『四天王』と呼ばれていた。
現在は地下に堕とされた怨霊を妖怪達と鎮める代わりに、地底での暮らしを満喫している。
曰く「地底世界は私達の楽園」だとか。
『地霊殿』では3面ボスとして登場するが、鬼という強大な力を持つ種族なので本来の実力はかなり高い。
本編でも「杯に入った酒をこぼさずに戦う」という縛りを課して戦っているが、その実力の片鱗はスペルカード全般の力技っぷりや、負けても余裕綽々な様子から窺える。
黄昏フロンティアの絵師alphes氏が描き下ろした『地霊殿』特典イラストでは肩と胸をはだけた赤い帯の着物を着用(着物勇儀)。『心綺楼』の背景や魔理沙EDに登場した際も萃香と共にこの着物だった。
『剛欲異聞』ではボスとして登場。旧地獄温泉街の元締めを務めているようで旧地獄のさらに下にあるアンタッチャブルな場所へ赴く為にここを通ろうとする自機勢に立ちはだかってくる他、迷惑客の対応も行っている。また衣装は着物に加えて髪型をポニーテールに変更している(『酔蝶華』でも同様)。
『智霊奇伝』では旧地獄から逃げ出した「永久罪人」である宮出口瑞霊を説得し協力するポジションで登場する。胸にサラシを巻き、左肩を露出した着物姿となっている。髪を下ろし、前髪は角の下でクロスしている。
容姿
金髪ロングで頭には赤い角が一本生えている。角には黄色い星のマーク。目の色は赤。
服装は2パターンあり、一つは体操服をイメージした服、もう一つは上記(概要)の特典初出の着物である。
前者の衣装はロングスカートをはいている。神主のインタビューによると、「このスカートは実は半透明で、下に何か穿いている」とのこと(半透明スカート)。発表当初から「服装が体操服に見える」と言われていたが、公式で「体操服がモチーフ」であることが明らかになった。
後者は既に説明した通りだが、黄昏作品では着物を着て登場する事から『黄昏版勇儀』とも呼べる。
手首には萃香同様、手枷が付いている (萃香のようなオプションはない)。足には下駄を履いており、足枷が付いている。耳は描く人によって普通の耳かエルフ耳のどちらかになる。『地霊殿』中では赤く大きな盃を持っていた。
能力
怪力乱神を持つ程度の能力
怪力乱神(かいりょくらんしん)とは人知を超えた、不思議な現象や存在のこと。『論語』の言葉より。 「子、怪力乱神を語らず」とあり、「孔子は理性で説明できないことは語らなかった」ということ。
それぞれ怪異・勇力・悖乱・鬼神で怪力乱神である。ただ、具体的にどのようなことが出来る能力なのかは不明だが、「怪」は尋常でないこと、「力」は力の強いこと、「乱」は道理に背いて社会を乱すこと、「神」は神妙不可思議なこと。であるとか。
『ダブルスポイラー』によると、「人里の1つや2つ焼き払える」らしいが、これが能力によるものなのかは分からない。実際には咆哮だけで弾幕を発生させていたりと底が知れない。
また、能力に関係するのか種族的なものかは不明だが、異常なまでの怪力を誇る。『求聞口授』によると、足を踏みならしただけで周辺の建造物が倒壊するほどだという。萃香曰く「自分よりも呪術的な力は弱いが、肉体を使った力は強いかも」。
備考
元ネタ
酒呑童子四天王の一人、星熊童子が元ネタ。他には熊童子・虎熊童子・金童子がいる。
源頼光と頼光四天王の策略によって酒呑童子・茨木童子共々酒に酔わされ、眠っていた所を首を刎ねられた。「山の四天王」などといった設定はこの辺りから関連付けて生まれたものと思われる。また、テーマ曲「華のさかづき大江山」の曲名も酒呑童子伝説 (酒呑童子は大江山に拠を構えていた)に由来するのだろう。
星熊盃(ほしぐまはい)
戦闘中も片手に持っている、星の模様がある赤い盃のこと。一升入る。
これは鬼の名品であり、注いだ酒のランクを上げる(普通の酒が注いだ瞬間純米大吟醸になる等)不思議な盃だという。酒が無限に湧き出るという萃香の「伊吹瓢」とは非常に相性が良い。
ただし注いだ酒の質は時間経過と共に劣化するため、注いだら早く飲まないと損をする。
なお、『東方茨歌仙』第4巻では、「注いだ酒の格を上げる」盃(杯)があるという描写が存在する。
茨木華扇曰く「古い……知り合いに協力してもらったのです」「普段は地 いや 遠い所に住んでいるので…」らしいが……
スペルカード
東方地霊殿
枷符「咎人の外さぬ枷」
力業「大江山颪」
ダブルスポイラー
鬼符「鬼気狂瀾」
鬼声「壊滅の咆哮」
東方剛欲異聞
涌泉「熱鬼掘削撃」
怨泉「極楽温泉地獄」
「三歩必殺」は画面が弾幕で埋め尽くされ驚きの白さになる難スペルだが、CPUへの負荷が高く時にPCごと「必殺」してしまうことでも有名。流石鬼。
二次創作
鬼という種族を踏まえ、豪快で男気溢れる性格として描かれる。まさに姐さん(勇儀姐さん)。
キャラが大幅に変わる事は少ないが、強いて挙げれば見た目子供の萃香と対比されたり、漢女だったり乙女だったりする程度。
カップリングの相手としては、『地霊殿』で共演した関係から水橋パルスィが多い→勇パル
また、当然ながら同じ鬼である伊吹萃香を相手とするケースも多いが、こちらはカップルとしてではなく、腹を割って話し合える親友という形で描かれる→萃勇
稀に名前及び角の☆マークから、遊戯王とのコラボネタ(勇☆儀☆王)が見られることも。
この他、先述のように種族が鬼であることから、一般に鬼を退治しつつ福を呼び込むというという行事である節分の折には退治される者として萃香等とともに描かれることが多い。
「東方節分の日」、及びその前後の日にちでは、毎年様々な形で節分に備えたり挑んだり、退治されたりする勇儀たちが描かれた作品が発表されている。
また風見幽香に次ぎ『格の違う強さ』を誇りに思うファンが多く、この両者を戦わせる事が禁じられていた時代があった程。
その他二次創作ネタ→星熊勇儀(二次創作)へ
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