ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴
ヤモーの編集履歴2024/09/14 07:53:15 版
編集者:レヴァタン
編集内容:プリキュア関連のネタバレ情報等の掲載に関する注意喚起を行いました

「私の言葉は、即ちドクロクシー様のお言葉。逆らうことは許しませんよ!」

CV:高戸靖広

【最重要】プリキュア作品関連記事作成・編集にあたっての注意

近年、ニチアサ関連の作品記事は、コアなファンによる過熱した記事執筆により特に編集合戦や毎日無編集の更新が起こりやすくなっています

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【重要】ネタバレ・フライング記事作成防止の為の注意事項

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参考:何が問題? プリキュアファンを毎年悩ませる「商標バレ」(解禁前につき無断転載禁止も参照)

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最悪の場合、ピクシブ百科事典のトップの「注目の記事」や「定番の記事」に掲載され、見たくなかったネタバレが嫌でも目に入ることになる。

従って、新規記事の作成は必ず本編での登場後公式サイトや公式SNSでの正式な情報公開後に行うように。

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ネタバレ・フライング記事を見つけてしまった方へ

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「商標」に出たから、で追加戦士や新ツール等の項目を作成したり情報を無暗に載せたりする事はお止め下さい。

記事の作成について

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概要

闇の魔法つかいであるドクロクシーヤモリから作り出した怪人。

ドクロクシーの手下たちの中ではもっとも偉く、最側近の立ち位置に就く。

普段はドクロクシーと共に本拠地で活動している為、プリキュアと対面する事態は滅多にない。

貴族の様な縦ロールの髪型と黒のシルクハットに茶色のブレザー、首には黒色の蝶ネクタイを身に付けた格好をしている小男で二足歩行するヤモリそのものの姿をしている。

首領のドクロクシーの意思を感じる唯一の存在である為、部下にすら何も語らないドクロクシーに代わって、実質的に彼が首領代行として幹部に命令する役目を担っている。

しかし、何か重要な秘密を独占してほくそ笑んでいるようなそぶりを度々見せており、他の幹部達からはあまり信用されていない。

スパルダからはーちゃんの存在を報告されただけで、プリキュアが「リンクルスマホン」を手に入れたと気づく等、魔法界の古代の秘密についてもかなりの知識がある様子。

性格

簡単に部下の報告を信じない疑り深い性格をしており、部下には敬語を使いながら慇懃無礼な態度で接している。

基本的には低姿勢だが、憤慨する時には凶悪な性格に変貌し、ドクロクシーの期待に応えられない幹部に対しては高圧的に接する他、『役立たずの部下』は存在する価値すら無い」と考えている。

その為、敗北した仲間に対する扱いは素っ気なく、そもそも仲間の死自体に興味を示さない冷酷な面もある。

ただし、ドクロクシーの為に本来の力の解放を決心したガメッツを心配したり、ドクロクシーの為にリンクルストーン・エメラルドを手に入れようとして消滅したバッティを見て取り乱す等、ドクロクシーの役に立とうとする行為に対しては強い感情移入をする。

日々ドクロクシーの憤慨に脅えながら仕えているが、その忠誠心は人一倍篤く、ドクロクシーが魔法を使用し力を使い果たす事態を常に懸念しており、ドクロクシーが喋るだけでも心配したり、ドクロクシーがプリキュアとの決戦を行った際には酷く取り乱していた程(これがバッティに疑われる所以となってしまったのだが)。

その一方で、主君であるドクロクシーの名を度々騙って悪用しており、連敗続きの幹部は「ドクロクシー様がお怒り」と恫喝したり「ドクロクシー様が期待している」等のデタラメの激励で部下を無理やり従わせている。

ただし、上記の通りドクロクシーへの忠誠心自体は本物で、作中では一貫して根っからの忠臣ぶりを見せている。

隠し事

闇の魔法つかいの手下の中では、唯一ドクロクシーの正体が『クシィの残留思念』である事実を承知していたが、これは他の手下達には秘密にしていた。

尚、ヤモーは生前のクシィに対しては全く興味を持っていない。ヤモーが心酔しているのはあくまで『クシィの残留思念』が闇の魔法によって変質して生まれた存在・ドクロクシーのみである。

基本的に闇の魔法つかいの手下達は『種としての人間』を見下している。なのに、自身の支配者たるドクロクシーのルーツが人間であるのが知れたら、統率が取れないと感じていて、他の仲間にも秘密にしていたと思われる。

また、上述のようにドクロクシーは実体を持たない精神体なのだが、この世界で仮初の肉体を維持し続ける達に、常に大量の魔力を消費し続けている。喋ったり動いたりしないのは魔力の消耗をなるべく防ぐ術なのだ。

ドクロクシーは確かに強力な魔法つかいではあるが、同時にとても脆弱な存在でもあるのもあり、これらの事実が白日に晒されれば「ドクロクシーの威信が傷つけられるのではないか?」と、ヤモーが危惧していたのかも知れない。

しかし、ヤモーは秘密を守る為に他の仲間とドクロクシーの接触を禁じた為、逆にドクロクシーへの不信を他の仲間に生じさせてしまった。

第17話では遂にバッティから「ドクロクシーは実は人形か何かで、その存在自体がヤモーの作り話ではないか?」と疑われるまでなってしまった。

また、視聴者からも前例が居た故、「ヤモーこそがドクロクシーを操る黒幕ではないか?」等と、物語序盤の頃は疑われていた(実際はヤモーは黒幕どころか、ドクロクシーに全てを捧げる忠臣だったのだが……)

能力

ドクロクシーが求めているリンクルストーン・エメラルドの在りかを、大きな釜を使った占いにより探索することができる。

占いでわかるのは「いずれかのリンクルストーンが顕現する、大体の時間と場所」であり、どの種類のリンクルストーンが現れるかまではわからない。

それでもヤモーが示した「だいたいの時間と場所」にいずれかのリンクルストーンが必ず現れており、ハズレはない。

魔法の水晶のお告げのような難解な予言詩の解釈も不要なので、未来予知の能力としてはかなり長けていると言えよう。

また、幹部たちが外出している時でも、闇の魔法陣を用いて各地の幹部の許に出現も可能であり、その手段でドクロクシーの意向を幹部陣に伝えている。

更に、自分のしっぽトカゲの様に切り離せるようで、万が一捕まった場合はこれを切り離して逃げ去る隠し技「秘技・しっぽ切り」を持つ。

戦闘能力は未知数。そもそも軍師タイプなので戦場にほぼ出撃せず、自身の魔法の杖も持たない。

22話で魔力を使い切って疲弊した校長相手ならば自分でも戦える」と語っている。逆に言えばプリキュアどころか、普通の魔法つかい相手にもまともには戦えないのかも知れない。

新生形態

第22話で、謎の魔人ラブーの「ムホー」によって残っていたしっぽから復活を果たし、更にはドクロクシーに吸収されていた影響からか、彼の闇の力を受け継ぎ、これまでとは比べものにならない程強力な能力を得た姿。

ラブーが使う混沌の力で蘇生した影響からか、魔法の杖が無くても呪文さえ唱えれば闇の魔法の使用が可能になっている。

それまでとは姿が若干変化しており、身長が少し伸びていて髪型がストレートヘアになっている。また、服装は黒基調のものから、若干みすぼらしくなっている。

その結果、どこか没落貴族を思わせる雰囲気となった。

この姿になってからは、プリキュアと直接渡り合う為に自ら戦場に出向き、ドクロクシーの骨を媒体にしたスーパーヨクバールを召喚して戦うようになった。

スーパーヨクバールはドクロクシーを倒されたヤモーの怒りにより、それまでの個体より強化されているので、キュアマジカルキュアミラクルの技では倒せない。しかし、エメラルドのプリキュアであるキュアフェリーチェならば浄化できる。

最終形態

26話にて追い詰められたヤモーが、残された最後のドクロクシーの骨を使い“虫かご”と融合して誕生したスーパーヨクバール形態。

ヤモリの意匠を持つドラゴン恐竜の様な姿をしており、腹部にある檻にことはごとリンクルストーン・エメラルドを取り込み、世界を闇に包み込みドクロクシーが築き上げようとした『闇の世界』を実現しようと目論む。

本編での行動

「私も……ドクロクシー様のお力に……」

ずっとアジトに閉じこもり直接的な行動はなかったが、第21話で最終形態になった「ドクロクシーへの最後の奉公」として自らの力を捧げるのを決意。

校長とモフルンは「愚かな自殺的行為」だと必死に引き留めようとしたが、「秘技・しっぽ切り」を使って振り切り、ドクロクシーに飲み込まれて消滅した。

その瞬間のヤモーの様子は、崇拝するドクロクシーと同化・一部になれる喜悦に満ちたものであった。

しかし、プリキュアとの激闘の果てにドクロクシーの仮初の肉体は粉砕され、ドクロクシーの本質であった『欲望の怨念』もはーちゃんによって完全浄化された。ドクロクシーの闇と同化していたヤモーもまた、はーちゃんの発したエメラルドの浄化の光の中に消えていった。

しかし、切り離されたしっぽの部分だけは浄化に巻き込まれず、打ち捨てられて残されたいた。

そして第22話ではそのしっぽから再生を果たし、上述した新生形態となって再登場する。

「わ……私は一体……」

復活を果たした直後、ドクロクシーの残骸である5本の骨を入手し、変わり果てたドクロクシーの身体を見て酷く嘆くと同時に、ドクロクシーの仇であるプリキュアに対して強い憎悪の感情を抱き、今は亡き主君の為に彼女達への復讐を誓う。

プリキュアの新たな仲間・花海ことはがリンクルストーン・エメラルドに選ばれた存在であると知った後は、ドクロクシーの意思を継いで世界を闇で覆い尽くすべく、エメラルドの奪取も目的にするようになった。

ヤモーを再生させたのは謎の魔人であるラブーであるが、ヤモー自身は復活直後はそれを知らなかったので「どういうわけか再生していた」程度の認識であったが、23話でラブーが声だけで接触、「自分がヤモーを強化させて復活させた」「自分の名前が『ラブー』である以上の素性を教えるつもりはないが、与えた力はヤモーが好きに使えばいい」とだけ伝えた。

ラブーが何を狙っているのかが判断できず、疑念を持ったヤモーであるが、復活して手に入れた力を使わない理由はないとして、敢えてラブーの掌に乗ってやることにした。

しかし、ヤモーのプリキュアへの襲撃行動はすべてラブーの観察対象となっており、ラブーはヤモーを使ってプリキュアの力を測ろうとしている様子が窺える。

これは、バッティらを利用していたヤモーが、今度は見ず知らずの第三者に利用される立場となった事実を意味している。

みらいリコの前に復讐に燃える新生ヤモーが初めて現れた時は、はーちゃんとの別れを支払ってまで取り戻した平穏が再び乱された理不尽を受け入れられず、「やめて……もういい加減にしてっ!!!」と強い憤りをぶつけていた。みらいとリコの立場からすれば当然の反応ではあるのだが、孤独の身となったヤモーに彼女達は一切の同情をしていない(そもそも、プリキュアにドクロクシーを射たれたヤモーにとって、「自分の敬愛する主を討っておきながら『自分達だけが大切な人を奪われた被害者面をするな』」の二重の意味でも、同情出来る訳がないのは当然である)。

ただし、この直後にモフルンが「笑顔を忘れたらはーちゃんが悲しむ」と無垢な心で説得した為、2人は怒りだけに囚われた戦いはしないように心がけるようになった。

一方のヤモーは主君ドクロクシーを倒された恨みを忘れておらず、完全に憎悪に囚われている。

ドクロクシーを失って孤独の身となって以降、プリキュアへの復讐の為にナシマホウ界に駐留している。当初は帽子を深く被って顔を隠した浮浪者のような姿で公園に住みついていたが、子供達に素顔を見られて「化物がいる」と騒がれてからは、人目を避けて放浪する状態を強いられるようになった。

また、ドクロクシーへの揺るぎない忠誠心は神格化の域に達しており、彼を模したカカシを作って崇めている。

そのカカシに対し、本物のドクロクシーに対するのと同じように恭しく語りかけ、あまつさえ聞こえるはずがない主君からの献策を受ける妄想をするにまで至っている。

その姿は狂気じみていると同時に哀れでもある。

憎悪の感情に飲み込まれずに笑顔を忘れなかった為、はーちゃんと生きて再会できたプリキュア達とは、正に真逆の道を辿っているだろう。

25話では人間の青年に化けて、ことはを罠に陥らせたが、この時の「(お兄さんではなく)ヤモーさんですよ」のお茶目な台詞はファンの話題をかっさらっていった。

末路

「この私の全てをかけてプリキュアを倒す……」

「ドクロクシー様……どうかこのヤモーに力をお貸しください!」

第26話で、ついにドクロクシーの骨が残り1本となってしまい、亡き主君であるドクロクシーに成り代わって世界を闇で覆い尽くさんと、花海ことはが持つ「リンクルストーン・エメラルド」をどんな手段を使ってでも奪うと誓う。

その時のヤモーの顔は「命を捨ててでもプリキュアを倒す覚悟」を持った表情であるが、同時にどこか疲労に満ちた表情に変わり果てている

そして、リンクルストーン・エメラルドの化身であることはが家出していたところに遭遇し、彼女1人の現状をチャンスと見るや、自身と虫カゴを媒体に自ら「スーパーヨクバール」と化して、ことは諸共リンクルストーン・エメラルドを捕らえるのに成功する。

これは、かつてドクロクシーがはーちゃんごとリンクルストーン・エメラルドを吸収したのと同じ手段である。

「ご覧くださいドクロクシー様。空を……大地を……闇に染めてみせます!」

リンクルストーン・エメラルドを得たヤモーは、ドクロクシーの強大な闇の力でナシマホウ界を闇に染め続け、ことはの救出に現れたみらいとリコに対しても猛威を振るう。

絶対的な勝利の前に、ヤモーはあの世にいるであろうドクロクシーに語りながら、主君の悲願であった闇の世界を創り上げていく。

そんなヤモーを無視するかのように、キュアミラクルとキュアマジカルは必死の説得でことはと和解を果たし、更には「ピンクトルマリン」の力でことはを解放され、キュアフェリーチェに変身して3人になったプリキュア達に逆転されてしまう。

「ドクロクシー様ァァァァァァッ!!!!!」

逆転されても尚ヤモーは闇の世界に執着し、自身とドクロクシーの永遠の闇を創ろうと怒り狂う。

しかし、キュアフェリーチェの浄化技に耐え切れなかったヤモーはドクロクシーの名を叫びながら浄化され、素体であるヤモリの姿に戻った。

もはやヤモーとしての記憶も何も無くなったはずなのに、ヤモーは何故か自分の作ったドクロクシーのカカシ人形の傍に、ヤモリとなっても寄り添っていた。それが何を意味するのかは語られなかったが、素体となって尚も残り続けていた忠誠心の現れなのだろう。

最後まで忠臣として忠誠心を見せ続け、悪の誇りを貫いて一切の同情もされずに散っていった姿は一部のファンの涙を誘った。

総括

彼の敗死により、闇の魔法つかいの勢力は完全に潰えるに至った。

ヤモー復活とキュアフェリーチェの登場はほぼ同時期だった為、作中でのヤモーはフェリーチェのパワーに圧倒されっぱなしで、正直フェリーチェのかませ犬でしかなかった結論になるのだが、何より救われないのは実際にラブーによって(結果的に)プリキュアの力を測るかませ犬として利用された

ラブーが、ヤモーを復活させたのは「単なる気まぐれ」に過ぎず、プリキュアの存在や脅威についても後から知ったからであるが、とりあえずヤモーの仕返しを見届けた。

ヤモーがプリキュアを倒せた場合は「自分の手下として使ってやろう」と考えていたらしいが、ヤモーが敗北を重ねて心が壊れていくのを見る内に呆れていき、ヤモーが倒された際には彼を「あっけない」として見限っている。

これ以降、ラブーはドクロクシーの生み出した闇の魔法よりも圧倒的に強力な混沌の力・ムホーを解放し、自らプリキュアに立ち向かう。

そして本作の物語は、天に座する混沌の禍神デウスマスト眷属終わりなき混沌との戦いにシフトしていく。

ヤモーにとっては第21話でドクロクシーに吸収され主と共に消えた状態が最高の至福であり、たった1人だけ復活させられたのは希望ではなく、絶望でしかなかったのだろう。

その後

第29話でモフルンがみた夢の中でヤモーが「悪い魔法使い」の役柄として登場するが、これはあくまで夢の中の登場人物に過ぎず、ヤモーが復活したのではない。

物語も終盤に差し迫ってから、デウスマストの眷属であるオルーバがドクロクシーが所持していた「クシィの魔道書」を入手。バッティ・スパルダ・ガメッツの闇の魔法の使い魔達を気まぐれに復活させてしまった。

だが、ヤモーが再度の復活の対象にさせられなかった。最初に復活したのはスパルダであり、バッティとガメッツはそのスパルダが「仲間も復活させてやってくれ」と頼んで素体を回収してきて復活させられている。つまりスパルダはヤモーを復活させる気持ちはなかったのである。現役時代から他の仲間から煙たがれていたので仕方ないかも知れないが、なんとも寂しい扱いである。

ただ、スパルダはバッティとガメッツに友情を感じて復活を頼んだのではなく、単純に戦闘員として使えそうとしただけなので、ドクロクシーの骨を使うまで直接戦闘することの無かった彼が、戦力外認定されたのは当然かも知れない。

そして第45話、ドクロクシーがオルーバの計画の元に作り出された『道具』に過ぎない」事実が判明。そのドクロクシーから作られた使い魔達は、『道具』にさえなりきれない無価値なもの」だとオルーバは断じた。そして彼等を用済みとして使い捨てようとした為、彼等は叛逆を起こす。

眷属復活の儀式の為に用意した空中闘技場で、闇の魔法つかいとオルーバのドンヨクバールとの戦いが行われるが、闇の魔法つかい側は次々と倒され、バッティのみが残された状態になった。

その時、その場にヤモリを肩に乗せたドクロクシーのカカシが忽然と現れる。

戦う意思なく諦めかけていたバッティだったが、そのカカシとヤモリの出現に運命的なものを感じ、スパルダ・ガメッツの素体となったクモとカメ、そしてヤモリとカカシの4つを素材にしたモットヨクバールを造り上げた。それはオルーバのドンヨクバールとの激闘の末に辛勝。この結果はオルーバに我を忘れる程の衝撃を与えた。かつて自分を封印したマザー・ラパーパの力を受け継ぐプリキュアが、多少手強いのはオルーバも納得はしていたものの、闇の魔法つかい=『道具』に負ける事態は天地がひっくり返ってもあってはならなかったからだ。

オルーバは自らの優位性を示す為、半狂乱になってプリキュア達に特攻し、結果的に敗れる。

戦いが終わった後、モットヨクバールの素体になったモノは元に戻されたが、カカシだけは力を使い果たしたかのように消滅していった。

そしてクモやカメと共に、ヤモリはバッティに連れられ何処かへと去っていったのだった……。

この話において、何故『ただのヤモリ』と『ただのカカシ人形』が突然空中闘技場に現れたのかについて明確な説明はない。バッティも何故起こったのかは正確には理解できていない。突如現れたヤモリは最初から最後まで知性なき爬虫類としか描写されておらず、何かを語らず感情も見出せない。もちろんカカシ人形もただの人形であり、何かを語りかけもしなかった。

しかしそれでも、ドクロクシーの人形が悩むバッティの前に現れたのは、バッティに戦う決意を与える結果となった。

この部分については様々な可能性の考慮もできるが、何か正しい答えに限定するのは野暮なものなのだろう。

全ての戦いが終わった第50話でもバッティの傍におり、行動を共にしていたのだが、ドクロクシーの忘れ形見であるドクロムシーが誕生し、かつての君主の面影を持つ姿に反応したヤモリの意志に共鳴したのか「クシィの魔導書」の力で、元々の姿を得てヤモーとして再三の復活を果たした。

復活後はドクロムシーをドクロクシーと崇めて彼に付き添っていた。

最終的にプリキュアの浄化技でドクロムシーの中核であった虫歯が治療され、闇の力の依り代が消え去るに至った。だがそれでもドクロムシーは命と形を保っていた。それを支えているのは「ただ純粋に『お菓子を食べたい』」子供のような穏やかな思い

敢えてドクロムシーを消滅させなかったプリキュアに対し、ヤモーは初めて感謝の言葉を述べる。

リコはヤモーに対してバッティ同様に魔法学校への入学を勧めるが、ドクロクシーへの奉仕を至上とする彼はそれを断る。だが、そこにはかつてのようにプリキュアに対する憎しみを抱く彼の姿はなく、穏やかな口調で「オボエテーロ」と姿を消すのであった。

一度君主を失い、精神が壊れるまでに絶望に追い込まれた彼も、ようやく君主と共にいられる幸せを得られたのであった。

尚、ワープした後はなんと校長の部屋に戻り、校長秘蔵の冷凍みかんを勝手にドクロムシーに与えていた。

この回において、ヤモーはドクロクシーが目指す闇の力を信奉していたのではなく、ドクロクシーそのものに惚れ込んでいた事実が判明した。

この点は闇の世界を生み出すとする、ドクロクシーと同じ方向の野望を抱き続けたスパルダとは対照的である。本来この手の忠臣とは主君の目指すものや、魅力的な力に共感して付き従うものであるが、ヤモーの場合はそうではなかったようだ。

余談

  • 名前の由来は「ヤモリ」と「野望」を掛け合せたものであると推測される。
  • アニメージュ9月号のシリーズ構成の村山功の解説によると、ヤモーを復活させた制作側の意図としては、新たに登場した花海ことは/キュアフェリーチェの明るく無邪気なキャラ性をアピールしなければならない時期に、今までより遥かに強い新組織の登場で緊張感が高まるのはミスマッチだと判断された為。そこで新たな敵の影をチラつかせつつ、残党との戦いを挿入すつと、いわば第一章と第二章の間をつなぐ外伝的展開を作りだしたのだという。
  • 何故一度新生形態として蘇ったヤモーが、再びかつての姿で蘇ったかは定かではない。ただ復活した経緯は一度目がムホー、二度目が闇の魔法であり、行使した力の違いからくるものであったようだ。
  • 声を担当する高戸靖広氏は、東映アニメーション作品に多く参加しているバイプレーヤーである。が、プリキュアシリーズについては意外にも今作が初出演である。ニチアサ繋がりではスーパー戦隊シリーズにも出演している。

関連タグ

魔法つかいプリキュア! 闇の魔法つかい ドクロクシー

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編集者:レヴァタン
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