概要
NATOは英語名「North Atlantic Treaty Organization」の頭文字を取った通称。日本では「ナトー」と読むがアメリカでは「ネイトウ」と読む。「集団防衛」、「危機管理」及び「協調的安全保障」の三つを中核的任務としており、加盟国の領土及び国民を防衛することが最大の責務とされる。
第二次世界大戦後、拡大する共産圏(ソ連とその衛星国)に対抗するため組織された。
ちなみに、これに反発したソ連は東欧各国(モンゴルを除くソ連の衛星国)を集めワルシャワ条約機構(WTO)を創設した。
創設当初は当然「西側」の国家のみで構成されていたが、冷戦が終結するとソ連影響下からの脱却を望む東欧各国の加盟申請が相次いだ。
冷戦期は実戦のないまま終わったがその後現在に至るまでいくつかの紛争に介入している。最近のものを挙げれば、2011年にリビアで起こった内戦。結果としてカダフィ政権を崩壊へ追いやったことは後々響いてくる。現在も続いているシリア問題への介入もこれによって疑問視され実現していない。
ソ連の後継国家ロシアも準加盟国扱いだが、関係断絶したり修復したり未だ険悪なムードだ。
さらに旧ソ連構成国のNATO加盟を嫌がって邪魔するため、なかなか加盟できない国もある。
日本とは日米関係のもと災害派遣などでそれなりに提携している。
アジアにはNATOに相当する組織はなく、各国が相互にアメリカ合衆国と安保協力(日米安保条約もその一つ)を結んでいる。アジア版NATOとして東南アジア条約機構(SEATO)というものもあったが、1977年に解散した。
構成国
原加盟国
フランス(一旦脱退後再加盟)
ギリシャ(一旦脱退後再加盟)
大体加盟順
関連タグ
外部リンク
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