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怪獣の国で勉強が大っ嫌いの子供怪獣・タイショー君が

お父さんにお仕置きされて地球に飛ばされます。

またまた勉強が大の苦手でガキ大将の宮坂君(通称・怪獣君)

そしてひょんな事から怪獣君がタイショーを助け、

その代わり宿題をやらせますが…さてどんな事になるやら?

さぁ、みんなで見よう「ウルトラマンレオ」!!

放送日編集

1974年12月6日

登場怪獣編集

わんぱく怪獣タイショー

STORY編集

?「助けてくれよ〜これからはちゃんと勉強するから許してくれよ〜!」

ナレーション「ある日、遠い宇宙の彼方から不思議なツボが飛んで来た。ツボからは不思議な声がしていた…」

(場面転換)

その頃、町の工業地帯にある広場ではトオルとクラスメイトの宮坂君が言い争いをしていた。宮坂はススキを手にトオルを突く。

宮坂「何だトオルその目つきは、俺に文句あるのか?」

トオル「怪獣君、ここは僕達が先に来て遊んでたんだぜ!」

宮坂「怪獣君?俺は怪獣君なんかじゃない!宮坂君と呼べ!」

トオル「じゃ、宮坂君!」

宮坂「この世は強い者が勝つんだ」

トオル「今日の宿題の事は教えてやらないから」

宮坂「何だって!?」

それまで強気に出ていた宮坂は途端に弱気に。トオルはわざとらしく皆に「早く帰って宿題やろう」と呼びかけ行ってしまった。取り巻きの少年はトオルに宿題を教えてもらってたのかと呆れるが、当の宮坂は冗談言うなと否定。取り巻きもそれでこそ宮坂君だと褒める。

すると不自然な軌道と共にあのツボが近くの砂利山に落下。トオルは爆弾だと思って叫び、子供達は一斉にその場に突っ伏して震える。

宮坂「怖いよ、ママ助けて…」

トオルが落下地点を見ると、そこから謎の突起物が出ているのを発見。怯えるカオルを安心させようと落下地点を調べてみると、そこにはツボが埋まっていた。子供達は群がってツボを見るが、彼らを乱暴に掻き分けて宮坂が割り込み、自分の砦に落ちてきたものは自分のものだとトオルからツボを奪ってしまった。

カオルが文句を言っても宮坂は「女の癖に生意気だ、処刑だ」と聞く耳を持たない。宮坂は意気揚々とツボを持ち帰ってしまった。

(場面転換)

帰って宿題をする宮坂だが、問題は難しく中々解けない。彼は悪戦苦闘する内に嫌気が刺し、ベッドに寝転んで気晴らしに歌を歌い始める。

宮坂「チキショーめ、どうして学校の勉強ってものは難しいんだ!あ〜、戦うー、戦うー、ウルトラマン、レオー!」

しかし歌声が下の階の母に聞かれてしまい、ちゃんと勉強してるのかと言われた宮坂は仕方なく机に戻る。すると、飾ってあったツボが揺れ始め、中から助けを求める声が…床に落ちたツボを恐る恐る覗き込むと、中には怪獣が!

わんぱく怪獣タイショー

宮坂「おい、お前は誰だ!?」

タイショー「俺は、タイショーだ!」

宮坂「何!?」

タイショー「頼むからさ、この青いボタンをくるっと回してくれ!そうすれば出られんだよ!」

宮坂「冗談言うな、お前は怪獣だろ?こっから出たら俺を食べちゃうつもりなんだろ!」

タイショー「頼むよ、俺はそんな悪い奴とは違うんだよ!何でもするからさ、助けてくれよ!な、頼む!」

宮坂「何でもか?」

タイショー「うん!」

机の方を見て少し考え込む宮坂。そして…

宮坂「…おいタイショー、俺の宿題やってくれるか!?」

タイショー「やるよ、やるよっ何でもやるよ!」

宮坂「よーし、男と男の約束だぞ!」

タイショー「うん!」

宮坂が青…というより緑のボタンを回すと、ツボの中から煙が。そして光と共にタイショーが部屋の中に出現した。

ツボの中ですっかり固まってしまった関節を伸ばすタイショーに、宮坂は早く宿題をやるようせがむ。少し休みたいと主張するタイショーだったが、宮坂に無理矢理机の前まで連れて行かれ、座らせられる。問題に目を通したタイショーは問題の難しさに弱気になる。不安になった宮坂に何年生か聞かれたタイショーは「怪獣小学校の4年生」だと答え、自分と同じであることに安心した宮坂は再度宿題をやるように迫るが、タイショーは「算数は苦手」「元々は君の宿題なんだぞ」と言い張って宿題をやりたがらない。それ所か自分が怪獣の癖に宮坂を「お前は怪獣みたいな奴だな」と言う始末。怒った宮坂が「俺は宮坂黒彦だ!」と自己紹介しながらタイショーを怒鳴りつけていると、下から騒ぎを聞いた母親の声が。

慌てた宮坂は「ママゴンが来る」と言ってタイショーを隠そうとするが、テーブルの下も机の下も布団の中もどれもタイショーのサイズに合わず断念。どうしようか途方に暮れかけていると、タイショーは赤いボタンを回せばまたツボに戻れる事を教える。その通りに赤いボタンを回すと、タイショーは目を光らせて忽ちツボに吸い込まれ消えた。

すぐに机に戻って勉強しているフリをする宮坂。ジュースを持ってきた母は息子が勉強のし過ぎでどうにかなったのでは、と心配する。そうかもしれない、と返す宮坂の調子の良さにタイショーが膨れていると、はずみでクシャミをしてしまう。それを息子のものだと勘違いした母は風邪でも引いたのかとまた心配するが、今度は宮坂も何でもないと誤魔化して母が部屋から出て行くのを待つのだった。

(場面転換)

翌日、学校。他クラスが外で体操する中、宮坂やトオルのクラスは昨日の宿題の答え合わせをしていた。どうやって持ち込んだのか、宮坂の机の下にはあのツボが。宿題をやってきたか尋ねる先生に元気よく答える一同。まず問題1の0.6×7が分かった人に挙手を求める先生に、宮坂は元気よく手を挙げる。トオルが自分の助け無しで宿題を解いたのかと目を見張る中、宮坂は答えを発表したのだが…

宮坂「28です!」

一同「違いまーす!!」

どう考えても有り得ない間違いをやらかし大恥をかく宮坂。次に答えたトオルは見事に4.2だと当てて見せ、自慢げな顔で宮坂を見下ろす。間違えてしまった事にツボの中で頭を抱えるタイショー。怒った宮坂は足でツボを揺らした。

2番も自信満々に126だと答えた宮坂だったが見事に不正解。散々恥をかかされて頭に来た宮坂は足でツボを掴んで滅茶滅茶に揺らしまくる。タイショーはオシッコが出てしまうと言うがそんな事では宮坂は耳を貸さない。

あまりの間違え様にページを間違えたのかと言う先生。一生懸命やったのにと残念がる宮坂だが、突如机の下から異臭が。見れば湯気が立ち上り、そこには水溜りが。もう一度問題をやる様にと近づいてきた先生がその水溜まりを踏んでしまう。

ツボの水を溢してしまったと何とか誤魔化す宮坂に、先生はすぐ拭くよう言いつける。雑巾でタイショーの小便を吹いた宮坂は、お仕置きにツボの中へ絞った小便を入れてタイショーを折檻した。

(場面転換)

帰宅した宮坂はタイショーを正座させ、棒で床をどついて迫る。

宮坂「おいタイショー、昨夜本気で俺の宿題をやってくれたのか?」

タイショー「ハイハイ、そりゃもう全力を尽くしてやりましたよ?」

宮坂「嘘をつけ、全部間違っていたじゃないか!お陰で俺はどんなに恥をかいた事か…」

タイショー「叱ってましたよね…だから言ったじゃないか、俺は算数が苦手なんだって!」

宮坂「お前って奴は、どんなに頭が悪い奴だ!」

タイショー「俺も真面目にやっとけば良かったね」

宮坂「今更言っても遅いよ!あ〜あ、もう一度あの問題やらなくちゃならないんだぞ?弱ったな、お前一体地球に何しに来たんだよ?」

タイショー「え〜あの、学校サボって、遊んでばっかりいたら、お父さんがあの、お尻ペンペン、お仕置きなんだよ!もうヤダ〜、あ〜ヤダ〜!」

宮坂「あ〜あ、それじゃ頭が悪い筈だよな〜…困ったな、何とかならないかな?学校がなくなっちゃえばいいのになぁ」

タイショー「え!?あっ、学校がなくなればいいのかい?」

宮坂「そんな事出来るわけないだろ!」

タイショー「大丈夫なんだよ!俺に任せといてくれよ、な?俺ね、勉強は苦手なんだけど腕には自信があるんだよ!それにね、大〜きくもかれるしね!行こう、な!」

宮坂「うん!」

(Aパート終了)







































余談編集

『レオ』では最後となるギャグ回。また、怪獣が倒されなかったのもこの回が本編中最後となる。


劇中宮坂君が歌っているのは「戦え!ウルトラマンレオ」であり、劇中にもOPが存在する事が示唆されている。


この回に登場した松丸先生役は『帰ってきたウルトラマン』に登場したMAT丘ユリ子隊員役の桂木美加女史がゲスト出演している。ちなみに前回は郷秀樹役の団次郎氏がゲスト出演していた。また、宮坂黒彦役の斉藤健夫氏は前作『ウルトラマンタロウ』第14話でもゲスト出演しているが、『タロウ』にゲスト出演した時と声が異なっている。


タイショー声を担当した白石冬美女史は今作でウルトラシリーズ初出演だが、2019年3月26日に死去したため、今作で最初で最後の特撮出演である。また、白石女史が出演していた人気アニメ『巨人の星』では星明子が有名であるが、父親の星一徹役を演じた加藤精三氏は初代メフィラス星人、弟の星飛雄馬役を演じた古谷徹氏はウルトラマンスコットの声を演じている。


本話で学校が破壊されたが、後の第40話にてまた壊される事になる。



関連タグ編集

ウルトラマンレオ タイショー

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