概要
ゲーム「甲虫王者ムシキング」で使われるわざカードのうち、攻撃技以外のわざの総称。
(カブトムシ・クワガタムシ以外の)昆虫を呼び出し、相手の攻撃力を下げたり、あいこになった際に自分のダメージを無効化したりと様々な効果がある。
「アダー完結編」では「昆虫カード」と改称された。
「(カブトムシ・クワガタムシ以外の)昆虫が追加効果を与える」という要素は新甲虫王者ムシキングでは「おたすけカード」として受け継がれている。
一覧
カード名 | すくみ | 助っ人昆虫 | 効果 | 補足 |
---|---|---|---|---|
最後の力 | グー | ミツバチ(セイヨウミツバチ) | 相手の1番弱い攻撃でも倒される体力の時にジャンケンで勝つと、攻撃力が上がる(必殺技の場合、相手の初期体力の20%分、必殺技以外では相手の初期体力の10%分加算される)。 | 大会出場者がよく使う、人気の特殊技。 |
必殺ふうじ | グー | ミツバチ(セイヨウミツバチ) | 相手の必殺技にジャンケンで勝つと、相手は次のターン、必殺技を出せなくなる。 | 大会出場者がよく使う特殊技のひとつ。あいこやぶりとの相性が良い。 |
まもりアップ | グー | ホタル(ゲンジボタル) | 連続でジャンケンで勝つとホタルが来てくれる。ホタル1匹につき相手の攻撃力の10%分だけ自分が受けるダメージを軽減できる。ホタルは最大4匹(相手の攻撃力の40%分のダメージを軽減)まで来てくれる。 | |
とくしゅふうじ | グー | カマキリ(オオカマキリ) | 相手の「!」マークが付いている手にジャンケンで勝つと、相手の特殊技を一定時間無効化できる。大型甲虫では小型甲虫や中型甲虫に比べてカマキリが助けてくれる時間が短くなる。 | 相手がとくしゅわざを一切使っていない場合(わざカードなし、MAXカスタマイズなど)は意味が無い。 |
ゆうきのいちげき | グー | スズメバチ(オオスズメバチ) | 相手の必殺技に負ける技(勇気の一手という)を出して勝つと一定時間、相手のすべての技の攻撃力を下げる。効果は小型甲虫では長持ちするが、中型甲虫や大型甲虫は短くなる。一定時間が経過すると相手の攻撃力は元に戻る。 | カードでは「ゆう気のいちげき」、ゲーム中では「ゆうきのいちげき」と表記が安定していない。 |
必殺よこく | チョキ | カナブン | カウント10でボタンを押すとカナブンが相手に対し「必殺技を出すよ」と予告してくれる。本当に必殺技を出して勝った場合は相手に大ダメージを与えられるが、嘘をついて負けてしまった場合、逆にこちらが大ダメージを受ける羽目になる。 | リスクが大きい特殊技のひとつ。また、一人用モードの「むずかしい」モードでは敵がこれを使った場合、行動パターンが変わってくる(後述)。 |
あいこやぶり | チョキ | カナブン | あいこになった後にジャンケンで勝つとカナブンが来てくれて、次のターンからあいこになったときは、代わりにダメージを受けてくれる。小型甲虫では2回、中型甲虫と大型甲虫では1回分だけカナブンが助けてくれる。 | 大会出場者に人気の特殊技のひとつ。必殺ふうじとの相性が良い。 |
あいこボーナス | チョキ | テントウムシ(ナナホシテントウ) | あいこになるとテントウムシが来てくれる。連続であいこになる度にテントウムシの数は増える(最大9匹まで)。あいこの後にジャンケンで勝つと攻撃力が上がる(テントウムシ1匹につき、相手の初期体力の5%分)。ただし、あいこの後にジャンケンで負けてしまうとテントウムシは帰ってしまう。 | あいこやぶりの弱体化した2006ファースト以降はあいこやぶりに代わって使われることも多かった。 |
あいの力 | チョキ | カブトムシまたはクワガタムシのメス | カウント10でボタンを押すと一定時間メスが応援してくれる。応援してくれている間は攻撃力が上がるが、メスが帰ってしまうとしばらくの間、攻撃力が通常より下がってしまう。 | |
すてみのいちげき | チョキ | カミキリムシ(ゴマダラカミキリ) | カウント10でボタンを押して勝った場合、攻撃力が相手の初期体力の10%分だけ上がるが、同時に自分も初期体力の7.5%ほどダメージを受ける。自分の残り体力が捨て身ダメージ以下になると発動できなくなる。 | 初登場した2005セカンドにおいては自分のダメージが5%、相手のダメージが15%と非常に極悪な技だった。 |
あせらせ | パー | 初期はアゲハチョウ→2004ファーストよりアオスジアゲハ | ジャンケンで勝つと相手のカウントを短くし、ミスを誘う。カウント10でボタンを押す系の特殊技を発動できなくすることもできる。 | 相手がコンピュータの場合は効果がない。 |
はんげきかいふく | パー | アゲハチョウ | 相手の必殺技を喰らった後にジャンケンで勝つと、中型甲虫と大型甲虫では受けたダメージの50%分、小型甲虫では60%分だけ体力が回復する。 | 「かいふく」に比べて回復量は多いが、発動チャンスが少ない。 |
かいふく | パー | アゲハチョウ | 相手の攻撃を喰らった後にジャンケンで勝つと、自分が受けたダメージの20%分だけ体力が回復する。 | 「はんげきかいふく」よりも回復量が少ないが、発動チャンスは多い。大会出場者がよく使う特殊技のひとつ。 |
こうげきダウン | パー | クマバチ | ジャンケンで勝つと、相手の負けた手の攻撃力を下げる(最大で40%分下げることができる)。小型甲虫が使うと、中型甲虫や大型甲虫が使った場合よりも相手の攻撃力を減らしやすい。一度下がった攻撃力は原則元に戻らない。 | |
ばいがえし | パー | カメムシ(アカスジキンカメムシ) | 相手の攻撃を喰らった後にジャンケンで勝つと、受けたダメージの10%分だけ自分の攻撃力が上がる。 |
強さ
各とくしゅわざの強さを格付けするとしたら、こんな感じである。
強さ:高
- 最後の力
- 必殺ふうじ
- ゆうきのいちげき
- あいこやぶり
- あいこボーナス
- すてみのいちげき(2005セカンドプラスまで)
- かいふく
- こうげきダウン
強さ:中
- まもりアップ
- とくしゅふうじ
- あいの力
- すてみのいちげき(2006ファースト以降)
- はんげきかいふく
- ばいがえし
強さ:低
- 必殺よこく
- あせらせ
その他
- ロケテスト版では、昆虫を呼ぶのではなく、魔法による強化となっている。アダーが魔法を使えるのはその名残りかもしれない。
- 「カウント10でボタンを押す」系は総じて人気が低い。
- DSソフト『グレイテストチャンピオンへの道2』は弱体化する前の「すてみのいちげき」が使える現時点で唯一の作品となっている。
- 公式大会では通常のわざカードを一切使わず、「強さ200のムシカード+とくしゅわざ3枚」で出場してくるプレイヤーが多かった。
- 強さ200の甲虫の場合、超必殺わざをカスタマイズしても攻撃力や体力はほとんど上がらないため、「だったら全部とくしゅわざの方が良い」という考え方から。
- 強さ200でない場合、わざカードで強さ200以上にできない。
- 一人用モードではアダー登場編2の最後(4番目)の敵(強さ200)、アダー登場編3の3番目の敵(強さ180または200)、復活の森編(2005セカンド)の「最後のお話」の3番目の敵(強さ160または200)、アダーの計画編(2006ファースト)の本当の最後のお話の2番目の敵の2匹目(強さ160)はとくしゅわざ3枚をカスタマイズしてくる。
- 一人用モードのうち、アダー登場編の「むずかしい」モード(3話目および4話目)と復活の森編の最後のお話では敵が「必殺よこく」をカスタマイズしている場合、出してくる手が完全にランダムになるという罠があった。
- これは原則として「自分の必殺わざのすくみに勝ちにくる」という最初のターンでも例外ではなかった。
- 一人用モードではプレイヤーの必殺技のすくみが敵に勝っている場合、「必殺ふうじ」が無効になる場合がある。
- 「やさしい」モードだとプレイヤーが必殺わざで勝った後は基本的に敵はもう一度同じ技を出すが、その時に「プレイヤーの必殺技のすくみが敵に勝っている」「プレイヤーがまた必殺わざを選んだ」を満たすと敵は「カウント以内にボタンを押さなかったため強制的に負けになった」という扱いになる。
- ルールが特殊である『ポポの冒険編』ではチョキのとくしゅわざは一切使えなかった。
- また、この作品では「あせらせ」も使用不可能だった。
- ストーリーではアダー側も使ってくるが、森を荒らしている相手に手を貸しているとは思えないので、目が赤くなっていないだけで赤目甲虫同様に改造されたのだろうか?
- 森の救世主ではとくしゅわざの虫を洗脳して強引にとくしゅわざを使わせる描写がある。
- 「ポポの冒険編」ではオオスズメバチを改造して赤目にしている描写がある。なお「ポポの冒険編」には「ゆうきのいちげき」は登場しない。
関連タグ
MAXカスタマイズ…とくしゅわざを一切使わず、「超必殺わざ(または究極必殺わざ)」と「とくしゅわざ以外の相性◎のわざカード2枚」をカスタマイズさせること。