概要
てんとう虫コミックス26巻及び、藤子・F・不二雄大全集13巻に収録。
このガスを体に吹き付けると、地面の中を水中のように泳ぐことができる。
ストーリー
ジャイアンが空地で昼寝をし始めたため、のび太達は追い返されてしまい、ドッジボールをすることができなかった。しかたなくのび太は帰って部屋で寝っ転がるが、ドラえもんにゴロゴロしていると注意されたので、訳を話すとドラえもんはこのガスを出してくれ、2人で地中で遊ぶことにした。そしてママを脅かしたり、下から人々が行きかう道路を眺めたり、モグラを見つけたりした後、しずかとスネ夫も地中に誘いドッジボールで遊ぶことにした。
だがボールが寝ているジャイアンの方へ飛んで当たってしまったので、ジャイアンは飛び起きて怒り出すが、4人はイタズラを仕掛けることを思いついた。さっそく全員で茣蓙をひっくり返して転ばせたり、腕だけを出して掴みかかりすることで驚かすことに成功し、ジャイアンも逃げ出していった。そして4人はようやく空地で遊ぶことができるようになったが、ジャイアンは本当にお化けがいると思い込み、彼らに「そこにはお化けがいるんだぞ、本当だぞ」と一人叫ぶのだった。
アニメにおける原作との主な相違点
大山版は1981年6月10日に、水田版は2023年11月4日にそれぞれ放送している。
1981年版
- サブタイトルが「ドンブラガス」に変更
- ジャイアンが空地で昼寝をしようと思ったのは、部屋の窓から空を眺めてとてもよい天気だったから。
- のび太は帰宅した後、本を読んでいていた。
- 地底に潜った際のび太はモグラの他にも犬が埋めた骨や女子のスカートの中もチラ見している。
- しずかとスネ夫の会話の内容はどうにかしてジャイアンを空地から追い出せないかや、他にいい遊び場がないかというものだった。
- ジャイアンが空地に引き返してきたのは、枕と茣蓙を忘れてきたため、このままじゃ母ちゃんに叱られると思ったから。
- 本編終了後のショートアニメは地中から多数の腕が出てきてドラえもんがそれに怯えるというもの。
2023年版
- のび太達はジャイアンが空地で昼寝をしていることに気付かず、ドッジボールをしたため、ボールがジャイアンにぶつかりそうになり、追い出されてしまった。そしてこの後公園を回るがどこも人が大勢いたため諦めることにした。
- のび太が木の根っこにぶつかってしまう描写が追加され、この後下水管やガス管、大根が植わった畑なども地中から見ている。
- 今回はしずかを先に誘ってからスネ夫を誘っており、スネ夫はその時庭でボール遊びをしていたが、ボールが花壇に入ったことで母親から軽く注意され、つまらなそうにしていた。
- ドラえもん達が地中にいる間に他の男子たちも空地で遊ぼうと思ったが、ジャイアンが昼寝をしていたため諦めることにした。
- ドラえもん達は転ばす以外のも、小石を軽く投げつけたり、靴を移動させたり、小枝でそっと肩に触れると言ったイタズラも仕掛けている。