概要
漫画『ONEPIECE』単行本のお便りコーナー「SBS」のとあるリクエスト、及びそこで登場した「なにかあった未来」という概念から派生したタグ。
事の発端は第89巻における同コーナーにおいて、「エースがもし生きていたらどんな感じになるのか」「以前描かれたガープ(ルフィの祖父)の幼少期の姿がルフィにソックリな丸い目だったが、ルフィも将来目の形が変わるのか」という旨の質問をそれぞれ受け、作者の尾田栄一郎は実際にイラストで「もしもエースとルフィが40歳・60歳になったら」を描いて回答した。
このとき、上段の横一列が順当に歳を重ねて渋いオジサマに成長した姿が描かれた一方、その下段には「なにかあった未来」としてえらく落ちぶれた醜悪な(というかどっかで見たことある別人の)姿が描かれた。
尾田先生曰く「人生何があるやらわかりませんので、2パターン描いときました。」とのこと。ネタを挟まないと死んじゃう病なの??
この回答は読者間でも大きな反響を呼び、以降も同様の内容でサボ(90巻)、ゾロ(91巻)、ナミ(92巻)…とそれぞれの未来の姿が描かれた(ナミに関しては、「ナミとロビンだけは絶っっっっっっっ対に描かないでください」という読者からの懇願をフリだと思って描いてしまったらしい。ロビンも今後リクエストがあったら描くつもりらしいと発言しており、その後100巻で描かれた)。
Pixivにおいては、上段の成功した未来の姿のほうが人気が高く、「なにかあった未来」という添字に肖り「なにかなかった未来」というタグが誕生するに至った。
なお、元ネタである「なにかあった未来」はONEPIECE関連のイラストが少ない。そりゃそうか。
公式で出された未来集
麦わらの一味
40歳では恩人シャンクスに、60歳では祖父ガープに良く似た風貌となっている。
「肉!!」
40歳で四刀流、60歳で五刀流。髪型は殆ど変わっていない。
40歳「四刀流のゾロだ…!」 60歳「五刀流のゾロだ…!」
殆ど老けていない。60歳ではサングラスをかけている。
40歳「大人になったらまたおいで♡」
父ヤソップにそっくりな容姿となった。60歳では頭に縫い傷が出来ている。台詞からするとルフィたちとは離れたらしい。
60歳「そろそろ恋しいなぁ アイツがよぉ!」
髪が伸び、40歳では母ソラに、60歳ではゼフに似て来ている。60歳の台詞から、オールブルーを見つける夢は叶った模様。
40歳「女と素材をおれは選ばねぇ」
大柄で包容力ある優しい見た目となっている。ダメに効く薬の開発に成功したらしい。
60歳「もってきな 何にでも効く ダメにもきく」
ナミ同様に殆ど老けていない。ただ、本の読み過ぎからか40歳で眼鏡をかけている。
40歳「いいわね 若くて♡」
登場時既に36歳だったので50歳・70歳になっている。自転車直すついでに大砲付けないで下さい!
50歳「寒いな 島暖房つけてやる」
なにかなかった未来、なにかあった未来合わせていつもの姿×4。
登場時既に44歳だったので60歳・80歳になっている。80歳では白髪になって好々爺な雰囲気になっている。
80歳「大きくなったの~」
その他
60歳では海賊を引退した模様。
40歳「よぉルフィ 相変わらずだな」
変わらずルフィを見守っている。60歳では顔の傷を隠さないオールバックの髪型に。
40歳「あいつはいいな 自由で」60歳「麦わらが事件を...?ほっとけ」
なにかなかった関連イラスト
余談
- なにかなかった未来のナミとロビンは共に60になっても全く老けていない。前例が一応存在することから全くの不自然というわけでは無いが、当然殆どの老婆さんは普通に老けてる(そして二人もなにかあった未来の方では共にしっかり老けてる)ことを考えると、その老けるか否かの分岐路は一体何処にあるのか気になるところだ。或いはこれもまた何かの伏線か……?
関連タグ
なにかあった未来:元ネタ、ただし殆どぼっち・ざ・ろっく!のタグと化してる。
大人化:正確に言えば最年少のルフィでも19歳なので「中年化」である。