動画
概要
自称「世界初、目にハイライトがない系バーチャル美少女」。ツーサイドアップの白髪/銀髪に猫耳(四つ耳)がついている戦闘用アンドロイド。同じ猫だからかSCP-040-JP(ねこです)を背景に従え、その方面のネタにも明るい。
自らのファンを「ねずみさん」と呼び親しむ。
デビューと背景
2017年末のブームの波に乗って現れた新進気鋭のバーチャルYouTuber。
バーチャルYouTuber初期組とされる電脳少女シロよりも早い2017年4月からニコニコ生放送で活動を始めていたが、YouTubeへの進出は件のブームが来た同年12月であり、時流に乗って注目を集めた。
企業主導でプロのスタッフ複数名が運営するバーチャルYouTuberたちがブームを先導する中で、この「のらきゃっと」はハンドルネーム「ノラネコ」氏がプロデュースする美少女アンドロイド、という架空設定の個人運営プロジェクトであり、低予算バーチャルYouTuberの先駆けとなるのが活動目的の一つ。初期費用はパソコンを除けば3万円程度だったという。同じく個人運営のバーチャルのじゃロリ狐娘youtuberおじさん(のじゃおじ)とは技術面等で意見交換をし合う間柄で、公式Twitterでもしばしばお互いについての話題が見られる。
技術力で上回る企業主導のバーチャルyoutuber達と比べ、3Dモデルのモーションや表情など外見の表現力不足は否めないものの、誤認識へのセルフツッコミの愛らしさや、普段の無表情から一転して魅惑的な微笑みをどアップで投げかけてくるなど、視聴者たちのハートを鷲掴みにしている。
現在はモデラーでありねずみさんでもある長兎路こより氏作成の新モデル、機材や周辺環境のアップデートなどで企業に引けを取らない個人としてはトップクラスの3D環境を構築している。広いスペースを確保するために一部屋をのらきゃっと専用エリアにした効果(通称:部屋課金)で従来以上の動きや表現が可能となった。
「ノラネコP」について
2本足で立って歩く黒いネコの姿をしている。のらきゃっととは一緒に住んでいるようだが、居住スペースを占拠されたり料理を作っている間に材料を食べられたりしている。
以前からTwitter上で呟いたりなどはしていたが、2019年1月27日放送のV-TVにゲストとして参加し初めて公の場に姿を現した。
その後の特記事項
2018年6月1日、地上波テレビ出演を果たす。個人勢VTuberとしては初であり、本人の発言のない経済ニュースなどでのVTR出演を除けば企業系VTuberと合わせても電脳少女シロ、キズナアイ、富士葵に次ぐ早期の露出である。
2018年8月17日、キズナアイらの参加するプロジェクト「upd8」に参加することを表明した。
キャラクターの特徴
見た目・表情
全てのモデルに共通して、白の長髪にツインテール。そして猫耳。
瞬きはするものの基本的には無表情。ぐるぐる目で瞳にハイライトを入れていない(レイプ目、ベタ目)。
初代モデル
運用時期:活動開始〜2018年3月29日
黒と水色のゴシックなドレス姿。生物的な耳が生えている。
表情をはじめ手や口の動きなどをWiiリモコンを用いて操作しているため、表情の種類は3,4種類しかない。しかし粒ぞろいの表情はどれも好評である。
加えて精一杯の身振り手振りによって感情を表現している。
特に半目の笑みがとても妖艶で、普段の無表情とのギャップも相まって大量のねずみさんを生み出している。
モデルはレア様をベースにTda式ミクなどの複数のモデルを組み合わせたキメラモデルであり、一部規約違反もあった。2017年12月29日に視聴者からの指摘があり、同年12月30日に関係者に確認を取るため活動休止。同年12月31日に許諾を得た上で活動再開した。
ただし、MMDモデルとしての配布が不可な上、VRChatでは使用できない。そのためBB素材を自分で撮って配布したり、VRChatでは後述ののらねこまを使用したりしていた。
2代目モデル
運用時期:2018年3月30日〜同年6月17日
魔王ヘルネスことRiley氏により、ノラネコP及びねこますとの相談の末作成されたモデル。
耳がメカニカルになったり、大きなしっぽが追加されたり、胸部装甲が強化されたりと色々な点において変更が加えられているが、表情のパーツについては旧Verの面影を多く残しており、サキュバスきゃっとの表情も健在である。
また、Riley氏は万楽えねのモデルも製作しており、実質的な姉妹となる。
Riley氏の作成したモデルの一部にモデルのパーツの不正流用が発覚し、2代目モデルも流用パーツが使用されているのを確認され使用中止に。
3代目モデル(現行)
運用期間:2018年7月22日〜現在
モデラーでありねずみさんでもある長兎路こより氏作成のモデル。
基本的なデザインは2代目に近いが、デザイン画から描き直し作成されていて、顔などの雰囲気は初代モデルを彷彿とさせる。特に耳のデザインが2代目から大きく変わっており、初代と2代目の中間のような、生物感と機械感を両立したデザインになっている。
水着モデルも作成されており、泳いだり温泉に浸かったりもしている。
のらねこま
初代モデルの頃、VRChatに入れないのらきゃっとのためにねこますが1日で用意したモデル。ねこますの自作モデルの1つであるねこまのカラーリングを変更し目のハイライトを消した、のらきゃっとに近づけたデザインになっている。
初代モデルからの移行後も何度か使用されている。
量産型のらきゃっと(ますきゃっと)
ねずみさんの各家庭にいる、量産型ののらきゃっと。ますきゃっととはマス・プロダクションのらきゃっとの略。
量産型のらきゃっとを自作して運用していたモデラーも一部いたが、現在は現行モデルと同じく長兎路こより氏作成の量産型のらきゃっとモデルがのらきゃっとのBOOTHで販売されている。
本家のらきゃっとの赤目に金装飾、赤みがかった白髪とは対照的に、青目に銀装飾、青みがかった白髪をしている。そしてツインテがない。
ますきゃっととしてなら改造やパーツの流用も可能で、猫耳と尻尾だけが生えた坪倉さんをますきゃっとと言い張れるならその辺まではギリギリセーフとのこと。ただしきちんと規約を読んだ上でその内で運用しましょう。
発話(ご認識)
最大の特徴は、発話を声優などの肉声ではなく、音声認識ソフト→ボイスロイドという過程を通してリアルタイムで出力される機械音声で行う点。このため若干カタコト気味。
技術面で発展途上のため誤認識も多く、支離滅裂な発言になることもしばしば。だが、誤認識を基にトークを広げるさまが生放送と相性が良く、言い間違いへの視聴者ツッコミやセルフツッコミ、およびそれらへのフォローが個性的な持ちネタになっている。
例えば自らの名前「のらきゃっと」と言おうとするも「ドラキャップ」と出力されてしまったせいでこれが視聴者からの愛称にされてしまったり、好物は紅茶というキャラ設定を紹介したかったはずが校舎を食べる設定にされてしまったり、「症状じゃない」が「処女じゃない」となって非処女設定にされたりしてしまった。
「誤認識」という単語すら「ご認識」と出力されるため、これらの言い間違いを総じて「ご認識」と呼ぶようになった。
イラストによっては誤認識がそのまま固有言語化している例も少なくない。
元々は商用利用不可の東北ずん子を使用していたが、2018年1月21日の配信で商用ライセンスありの紲星あかりに切り替えた。
その他
「ご認識」から生まれた様々な設定のほか、戦闘用アンドロイドという一面も持つ。ひぐち...「クラリキャットカッター」は持ちネタの一つだが、かつては左手に刀、右手にピストルを持ち戦闘したという。イラストにも「忘れろビーム」「南奈良サテライトキャノン」など物騒なネタが並ぶ。
関連イラスト
●旧モデルver
関連リンク
のらきゃっとチャンネル(YouTubeチャンネル)
非公式Wiki - ご認識集などを掲載。
関連タグ
- バーチャルYouTuber
- バーチャルのじゃロリ狐娘Youtuberおじさん(ねこます) - 盟友。「ねこます」と言おうとしても「猫松」と誤認識されてしまうため、のらきゃっとの動画内では猫松で通っている。ライブにも積極的にコメントを残しており、その際は投稿者仲間というよりも一人のファン/獣耳仲間として楽しんでいるようである。 →(のらのじゃ)
- ときのそら - 魅力的な動きの師匠として慕われている。
- ばあちゃる - チャンネル登録者数が近く追いかけっこをする仲。彼女にハプニングがあった際、手を差し伸べたTwitter芸人。
- 万楽えね - 2代目のらきゃっとの3Dモデルを作成してくれた人が彼女の3Dモデルも作成しているため、図らずも実質姉妹になってしまった(リンク先万楽えねツイッター)
- SCP-040-JP - ねこです。のらきゃっとはいます。よろしくおねがいします。