概要
大阪府枚方市に所在する遊園地「ひらかたパーク」が、2009年より展開しているCMキャラクター。
2013年にV6の岡田准一が二代目ひらパー兄さん(超ひらパー兄さん)に就任しており、現在ではひらパー兄さん=岡田のイメージの方が圧倒的。
映画パロディポスター
岡田のひらパー兄さん就任後、その年に公開される岡田の出演作(主に映画作品)をネタにしたポスターが、2023年現在までに多数制作されている。
これまでコラボした作品は以下の通り。
- 永遠の0/この空に願う、未来 ―― 壮大な愛の物語→たいくつな時間0/枚方の空に願う、未来 ―― 家族の愛の物語
- 蜩ノ記/侍として、あるがまま、正直に生きたい→枚方ノ記/兄として、ひらパーに、正直に行きたい
- 図書館戦争 THE LAST MISSION/守り抜く。何度でも。→図書館便乗 THE HIRAKATA MISSION/利用する。何度でも。
- エヴェレスト 神々の山嶺/生きて、必ず帰る→ええベスト 中々の温もり/着て、必ず行く
- 海賊とよばれた男/全てを失った日本で、未来を睨み付けた男がいた――。→結局やらされた男/いやいや、今回の映画は感動系なんで、さすがにひらパーでパロディというのはちょっと…。そのへんは理解していただきたいんですけど、本気で俳優生命がかかってるんで、あのー、いいですか、やらないです。だーかーら、何度も言わせ――。
ここまでは元ネタとなった実際のポスタービジュアルに合わせただけであったが、コラボを重ねるうちに来園者が増加(降板基準となる2年目=2014年の年間来園者数が100万人を突破。以後毎年100万人超をキープ)し、これに味をしめた宣伝担当のスタッフが、次々と悪ノリを働くこととなった。
そして、岡田もひらパーと同じ枚方出身なだけに、スタッフの無茶ぶりにできるだけ応えている。
- 追憶/会いたくても、会えなかった、愛する人へ―― →追憶(あえてタイトルはそのままだが見切れている。)/それはさておき ひらパー。
- 関ヶ原/「愛」と「野望」、激突! 日本の未来を決した、わずか6時間の戦い。誰もが知る「関ヶ原」の誰も知らない真実―― →から徒歩23時間/(ネタ元ポスターの左隣に…。しかもGoogleマップで調べるとひらパーまで本当に徒歩23時間かかることがわかる。実際にやった人もいる)
- 散り椿/ただ愛のため、男は哀しき剣を振るう―― →散り企画/これ、全部ボツぅ――(企画会議でボツになったネタをひたすら陳列)
- 来る/あの中島哲也監督の最恐エンターテインメントが、(映画のタイトルと直結)→盛る/あの中書島駅から8駅の最寄りの遊園地が、(元ネタ同様タイトルに直結。さらに岡田が持っている紙には「本年度ひらかたパーク来園者数10億120万人」と、文字通り盛った中身で書かれている)
- ザ・ファブル/あなたの隣のちょっとヘンな人は、休業中の殺し屋かもしれない。 "伝説の殺し屋"が挑む究極ミッション!誰も殺さず、一般人として暮らせるか?!→ザ・カブル/どいて、君。(岡田の前にオウムが被っている) "電鉄の遊園地屋"が嗜む映画コラボレーション!飽きもせず、一企業としてどうか?!
- ザ・ファブル 殺さない殺し屋/ハッピーな笑い×世界基準のアクション 最強の殺し屋、最大のミッション――誰も殺さず、希望を守れ。→ザ・イレカワル 苦肉の策や/ハードな案件×企画困難プロモーション 再度の戻しや、再三のディスカッション――大して浮かばず、今回はこれ。(しかもファブルとひらパー兄さんが入れ替わっている)
- 燃えよ剣/時代を追うな。夢を追え。 「新選組」土方歳三の知られざる真実を描く、歴史スペクタクル超大作!→燃えよ剣先イカ/うわっ危な。箸を使え。(岡田が真剣白刃取りで受けた刀(剣)の先にスルメイカの姿焼きが貫かれている) 「新鮮な」イカの尋常ならざる状態を描く、映画コラボレーション広告!
- ヘルドッグス A MASATO HARADA FILM/相性98%の狂犬コンビが組織をのし上がる→人間ドックス A NOMUNO IYADA BARIUM/肺活量80%で健康カンリも坂道で息上がる
- 最後まで行く/マズい男vsヤバい男→背後まで行く/チカい男vsセマい画面(※)
※ご丁寧に綾野剛も友情出演。
そして2023年3月、岡田准一の「超ひらパー兄さん就任10周年記念」として、「どうする園長」をテーマに掲げたコラボ企画が発表された。このテーマが、当時岡田が織田信長役で出演していたNHK大河ドラマ『どうする家康』に乗っかったものであることは言うまでもない。
- この企画においても、例によってパロディCMとポスターが公開されており、前者には信長ならぬ「岡田園長(そのなが)」が登場し、メリーゴーランドにて「訓読みじゃー!」と気勢を上げる様が描かれている他、後者ではやはり『どうする家康』を捩った「どうする許諾」のキャッチコピーが使用されている。これら以外にも、園内に岡田園長像を建立するなどといった企画も実施された。
- こうした動きに関連しているかまでは定かではないが、同作においても、岡田の演じる信長が「ネズミは殺せ」という台詞を発しており、視聴者の中には「東のネズミの国への宣戦布告」ではないかと深読みした向きも散見された。
備考
- 2017年12月23日に岡田准一が結婚したことにより、Twitterなどでは「次は『ひらパー姉さん』が来るのでは」という噂が囁かれている。他方で、同府出身の某国民的女性アイドルグループの元4期生メンバーがその座を虎視眈々と狙っていたため、いずれ誰かが…。
- そんな中、2023年には岡田が当時所属していたジャニーズ事務所の一連の問題から、SNS上などでも岡田のひらパー兄さん続投について懸念する声がしばしば上がるようになった。実際、大企業ではジャニーズのCM契約を打ち切る例が増え、京阪HD側も申し立てを行っていたことも、こうした懸念に拍車をかける格好となった。その後10月に入り、岡田がジャニーズ事務所を離れ退所・独立することが決定。ひらパー側もこれに合わせて広告契約を継続する意向を表明したことで、翌年もひらパー兄さんとして続投することがほぼ確定するに至った。
- ひらパー内にはマクドナルドがあるのだが、2022年から岡田准一がCM出演するようになった。そのこともあってか、マクドナルドサイドから公式Twitterで「『ひ』がつく遊園地さん、コラボお願いします」とコラボの打診をする場面が見られる。