頼れる仲間がいる。負けられない戦いがある。これはアークスとなって悪と戦う者たちの物語――
つまり、任務のまにまにアークスライフをエンジョイするプレイヤーたちの物語である
概要
2020年3月25日から開始されたPSO2公式Web漫画。ぷそ煮コミの後継漫画でもある。
2021年5月26日にて57話で完結。番外編5回。
公式WEB漫画の中では唯一コミックス化していなかったが、ARKS EXPO 2022の会場にて物販グッズとして先行販売されることが発表された。
なお、巻末には2ページ分の漫画が描き下ろされている(1ページ1話で計2話)。内容はNGSでのヒロトたちのその後を描いたもの。
現在では紙媒体、電子書籍のどちらからでも読める(ただし電子書籍には特典がつかないため注意)。
ゲーム内の登場はマンガメモリで交換できるNGSで採用されたスタンプとロビーアクションに留まる。
PSO2の10周年を記念し、公式サイトにてお祝いマンガが投降されている。
登場人物
何人かリアル性別や容姿が判明しているが、いずれもキャラと中身の性別は逆になっている。
ヒロト
熱血ショタ。種族はヒューマンと思われる。クラスはヒーロー。戦隊モノやロボットなどヒーローものが好き。
本人はカッコよくふるまっているつもりだが、実際は周囲から可愛がられているちんちくりん(身長141センチ)。
うっかりリアルでの出来事を白チャ(周囲チャット)で発言しても気づかないなどドジなところがある。
また破廉恥なことにはまったく耐性がなく、えっちなコスチュームを見るだけでけしからんと赤面する(露出度が高い=破廉恥)。なお、水着には寛容。
何かにつけてヤマダから迫られる苦労人でもある。だがヒロトによれば「嫌いってわけじゃなくてどっちかというと好きなのかもしんないけど」とツンデレ全開。
イラストレーターのU-Mが大好きでSNSを見ていたが、そこに描かれていたイラストがどう見ても自分のキャラだったのでシャロかミサキでは?と疑心を持つ。
だが呟きの内容がどう見てもヤマダだったので正体に気づき苦悶する。
後に「ヤマダは甘やかすと調子に乗るタイプ」と気付く。
中身はドジっ娘な現役JK「相馬星(そうまあかり)」(17歳、高校二年生)。キャラとリアルの外見はよく似ている。キャラネームはクラス名から来ていると思われる。
クラスメイトの小春の家に遊びに行った際に、兄の夏樹(シャロ)からケーキを差し入れられるがお互いに正体に気づいていない。
料理は割とできる方で(ビーフストロガノフが作れる位には)、シャロを困惑させた。
でも絵心は皆無。
10周年記念マンガでは大学受験を終えたことが語られ、その後を描いたコミックス版の描き下ろしでは受験生のためゲームを休止していたことが明かされている。またシャロの中の人とはたまに通話でアドバイスをもらっていたという。
シャロ
なんちゃってメイドさん。種族はニューマン。クラスはガンナー。八重歯がトレードマーク。女言葉だがよく男言葉にもなる。かわいい女の子が好き。
キャラのコンセプトは「メイドは銃をブッパなすもの」から来ている。
ミサキとは違い、メイドにこだわっているためこれ以外の衣装を着ることはない(ちなみにメイン画像の衣装は、想像の中で着ていたもの。後にNGSにおいてメイド風水着が実装された)。
小柄なように見えるが身長165センチと高め。
重課金勢でもあり、サポートパートナーを一人に対し最大数の7人作成している。また金欲も強く「舞空の援(当時は超高額品)」を掘って一攫千金を狙っていた。
何かにつけて勝ち誇ったり偉ぶったりするなど妙に自信家なところがある。思い込みが激しく時にはひどい暴走をすることも。
よくヒロトと遊んでいる。彼との出会いはチャレンジクエストでたまたまPTを組んだ時。その熱血さが面白くて気に入ったことでフレンドとなった。
中身はフリーターの青年「八代夏樹(やしろなつき)」(26歳)。妹に星のクラスメートの小春がおり、彼女が言うには「家庭教師や院生をやっている」とのこと。
シャロというキャラクターネームは「やしろ」のアナグラムと思われる。
リアルはメガネを掛けたいかにもオタクな風貌。中の人が割れるまではヒロトのオカンポジションと自分を認識しており、ヤマダ主宰のオンライン飲み会の際には人間関係の拗れを何とかするべく参加を決めている。
女の子慣れしていないようでオンライン飲み会ではヒロトとヤマダの話に入れなかった。
妹を介して星と言葉を交わしているが、お互いに正体には気づいていない。星と小春にケーキを差し入れるなどリアルもおかん体質のようである。
画力は画伯()レベルであり、自作シンボルアートのバル・ロドスでヒロトやミサキを爆笑のるつぼに叩き込んだ。
上記のように前作に登場したテトラとの共通点が多い。
閃光のヤマダ
作中屈指のヘンタイ。ヒロトを先輩と慕うショタコン。回が進むに連れて露骨に迫るようになる。種族は不明だが特徴がないことからヒューマンかデューマンと思われる。
ヒロトの前では馬のマスクをかぶったジャスティス☆フォーム(正装、真の姿)になり、それ以外ではラッピーの姿をしたラッピーフォーム(ラブ&ピースフォーム)を用いる。
やたらに正義の味方を自称するなど芝居が掛かった言動で全力でボケており、ヒロトにはスルーされシャロには呆れられるのが常。
実はチームに入る以前、チャレンジクエストでヒロトとシャロの二人とパーティーを組んだことがあり、楽しそうにプレイしているヒロトを見て友達になりたいと思っていた(それまで友達が一人もいなかった)。
当時のキャラはイケメンで中二な外見だった。しかもめっちゃ強かったという(この場合は装備ではなく、プレイヤースキルを指す)。
そこでヒロトを追ってサーバー移動した際に立ち聞きし「ラッピーみたいな可愛いのが好き」「ロボットとか変身とか正義ヒーローっぽいのも好き」ということを知り、サラブレッドマスクにブーメランパンツの閃光のヤマダが誕生したのだった。解せぬ。
第36話のエピソードでは、るる(後述)に警戒心を持たれていなかったので外部の人にはまともに接しているようである。
中身は美人イラストレーターの「U-M」、本名は「田中優真(たなかゆま)」(23歳)。リアルは逆にヒロト(相馬星)を弄ってからかうなどちょっとイジワルなお姉さんという感じ。しかしスナック菓子をほおばって咽る(この時のボイチャで星に対しお互いの顔が割れている)などガチの天然ボケでもある。なお、ヤマダの時に見せるブヒっぷりはSNSで見た通りに素のようである。また甘やかすと調子に乗るタイプ。しかも放置プレイもオッケーなので始末が悪い。
ミサキ
ぷそ煮コミをきっかけに始めた新米プレイヤー。種族はデューマン。
自キャラを「嫁」と呼んでこよなく愛する可愛らしい人物で、ヒロトを「ヒロちゃま」、シャロを「シャロちゃま」と呼ぶ。しかしたまに一人称が「わい」の関西弁になる。ちなみに44話では素の口調になって「俺」と言っている。
番外編ではイラストを飾ったりするなど看板娘的な存在。
「ぷそ煮コミ」からPSO2を始めたプレイヤーであり、最終話では新作WEBアニメガ出たと聞いて喜んでいた。
えっちなコスチュームを多数所持しており、「メセタがなければスクラッチを回せばいい」と平然と言い切るほどのめり込んでいる。ただし、外部の人間にはえちコスを見せる事は皆無でネイバークォーツの着ずっぱり。
「嫁のエロかわいいとこはわいが知ってればええねん。外野は初期装備でも拝んどけや(嘲笑)」とのこと。チムメンでギリ。
オンライン飲み会の際は「ミサキの旦那(シャロの中身曰くダンディないい声のオッサン)」が参加しており、中身はお察しください。勤めている会社では結構な立場の様子。
実はヤマダの正体を早い段階で知っており、即売会の新刊もよく買っているという。
リアルでも嫁に貢ごうと海に出かけたついでに女物の水着を買ってヒロトやシャロやヤマダをドン引きさせた(さすがに水着は着ずに部屋に飾ってる)。
第30話の緊急クエストには参加した様子がないので、まだヒロトたちとは組めるレベルではない模様。
過去には別のオンラインゲームでプロのネカマに騙されて散々貢がされた挙句、男と告白されて捨てられるという苦い思いをしたことがある。そういった経験から「騙されるくらいなら嫁を作ろう」と思い立ってミサキが爆誕した。
画力は高い方(ただしファンシー方面)。
余談だがコミックス版の裏表紙(カバーを外す)にはSD化したリアルミサキらしき人物が描かれている。容姿は「ぶかたん」とほぼ同じ。
紫雨
ヒロトたちが所属するチーム『紫雨防衛軍作戦司令室』のチームマスター。種族はキャスト。名前の読みは不明だが「しう」「しぐれ」「むらさめ」のどれかと思われる。武器はカタナを愛用。
当初は素の一人称が「僕」だったが「ボク」に代わった。
ヒロトたちメンバーには司令と呼ばせている。その名の通り「司令官らしいロールプレイ」「隊員たちの道標」を心掛けているが、地は一人称がボクで夢見がちな少年のような性格。ちょっといじられたり、夢を壊されたりすると落ち込むなどメンタルは弱い。
ちょっと気を持たせられると「この女性プレイヤー、僕に気があるかも」と勘違いするなど付け込まれやすい部分がある(ミサキに忠告され、この際に上記の過去が判明した)。シャロ曰く「萌え系ドジっ子キャスト♂」。
ロボットや銃器好きなところはヒロトと気が合う。サプライズでの誕生日プレゼントにはキャストのパーツ一式をプレゼントして布教。
ロールプレイに関しては、「みんなのキャラクリかわいいよね~。キャスト一筋だったけどボクもヒューマンとかニューマンで作ってみようかなぁ」という心情が「みな身だしなみに気を使っているようだな。よい心がけだ。私も見習わなければいけないな」に変換される感じ。
実は主要人物の中で唯一リアル性別と容姿が判明していない。この漫画の法則に当てはめるならボクっ娘ということになる。しかも上記のように「女性に気がある」振る舞いをされると喜ぶということは……。
ぶかたん
第48話に登場。ミサキに紹介されてゲームを始めた髭を生やした初心者のダンディなおじ様。
ただし言動は乙女。クラスはガンナー。名前は「部下」から来ていると思われる。
リアルミサキ(部長)に「どこか遊びに行きませんか?」とお誘いをしたら、なぜかPSO2を始める事に。
「ゲームで嫁と遊んでる」と言う発言を真に受けて心配してしまい、当初はシャロが嫁だと思っていた。それがミサキのマイキャラだと判明すると安堵したり……と、リアルのミサキに対し何らかの特別な感情を持っている様子。
49話に登場した際はPSO2にすっかりハマったようで、緊急クエストに行くのはもちろん、エンドレスロナー(あるいはそれ以上)の称号を狙うまでに熱中するなど初心者とは思えない速度で成長して行っている。「部長」との恋愛はそっちのけで武器迷彩の「幻銃」の無骨さにホレたようだ。
52話ではミサキに声を掛けて緊急クエストに誘ったり、シャロから二人の仲について触れられた時に赤面するなど「部長」への好意は継続している様子。
なお、ゲームを始めた際の「ぶかたん」のルックスは、ミサキのリアルの姿とぶかたんの中の人の理想をマリアージュした姿であった。
このためヒロトやシャロにはリアル女子と見られ、ミサキとの恋愛を応援されている(野次馬根性で興味を持たれているに近い)。
最終話ではすっかり上級者プレイヤーの仲間入りをしており、ミサキを置き去りにする勢いでNGSをやり混んでいた。
余談だがコミックス版の裏表紙(カバーを外す)にはSD化したリアルぶかたんらしき人物が描かれている。ボブカットに左目だけメカクレでメガネを掛けた控えめな女性。部下と言うよりは秘書を思わせる見た目をしている。
ハルキ
56話に登場した新米ニュマ男。ゲームの類はやっていなかったが、ヒロトのものすごい勧誘に折れPSO2を始めたリアフレ。
55話で登場した夏樹(シャロ)の妹・星のクラスメートの小春と思われるネーミングと展開だが、詳細は不明。
…と言うか、回想でヒロトに「あかり」とルビが振られている為間違いなく小春ちゃんだろう。
ハルキの方は冷静な態度でいることが多いが、小春の方は表情をよく変え、オバケの存在を信じて怖がるなど感情豊か。
最終話ではすっかりNGSにハマり、可愛いテイムズのスクショ撮りに夢中な様子。
その後を描いた描き下ろしマンガでは、メイド水着のシャロを見て「かわいい」と言ったり、ヤマダのボケを目の当たりにして真顔で「相変わらずヒロトの周りは愉快な人が多い」とコメントした。
ゲストの皆さん
まにまにでは一話限りのネームドキャラが結構いる。
バーサーカー夢子♪
第6話に登場。通称「マロンリボルバー(最大まで膨らましたマロンをマロンストライクで連投するスタイル。その都度マロンはHP0になる)」を愛用するマロン愛好家のサモナー。マスターの為にボロボロになる姿が可愛い…らしい。バーサーカーと言っても戦闘狂ではなく、狂気的なのはマロン愛に関して。
30話の1コマ目でモブとして登場した。46話で再びゲストとして再登場。更には前述のお祝いマンガのラストシーンにもミサキ、紫雨、ぶかたんと共に登場している。
*姫香*
第7話に登場。共通シップの突発ラッピー集会でヒロトにフレンド申請した。
名前は女性的で言葉遣いも丁寧だが、ラッピースーツを脱いだ姿はバックレスニットを着たガチムチのハゲ男。
ミーコ
第10話に登場。ドゥドゥ対策にラッキーアイテムやラッキーカラーでコーディネートする程の占い好きなニュマ子。
案の定能力追加率90%を落として惨敗し、マイルームのドゥドゥサンドバッグに「邪気退散ー!」と八つ当たりしていた。
りーぽん
第16話に登場。NPC再現勢のチムメン。ストラトスの他にルーサー・マトイ・ピエトロ…と複数いる。
マンガに登場したときはキョクヤも再現しようと調査していた。
ちなみにキャラ再現に拘り普段の喋りやオートワードもNPCのそれを徹底しているが、素の喋りはキャラがブレブレ。
アリエス
第22話に登場。紫雨がロールプレイの心の師匠として(勝手に)尊敬しているゆるふわお嬢様キャラ。彼女との会話にはリアルとロールプレイの境目が見当たらず、脳内である程度の変換が必要とまで言われている。
「お父様が家具を買ってくれた(ルームグッズを購入した)」と言っている事から、多分中の人は男性。
30話の1コマ目でモブとして登場した。
アレク
第27話に登場。芝居がかった台詞回しのワイヤードランス愛好家。リアルでは劇団員らしい。
ただし、使うフランス語はどっか変(アン(1)、ドゥ(2)、ボンジュール(こんにちは))。
るる
第36話に登場。ツイッターからの採用エピソードで登場。勧誘の際にチムメンに囲まれていくあるあるネタ。やっぱりヤマダのフォームチェンジに絶叫した。
51話ではリアル兄の「とと」と共に再登場。リアル兄妹と紹介されており、キャラと中の人の性別が一致するという、この漫画では異例の人物。
とと
51話に登場したるるのリアル兄のアークス。
両者共にフォースorテクター(この2クラスしか扱えない複合テクニックのザンディオンをシバのトドメに使用している為)。
ディバイドステップ35の開始前にるるのおやつのプリンをととがつまみ食いした事でケンカしていたが、クエストは口ゲンカしつつ息を合わせてきっちりこなしシバを撃破。ヤマダの「基本めっちゃ仲良し」発言にも二人揃って反論していた。
リアル兄妹と紹介されており、キャラと中の人の性別が一致するという、この漫画では異例の人物。