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概要編集

てんとう虫コミックス24巻及び、藤子・F・不二雄大全集8巻に収録「アニメ制作なんてわけないよ」に登場。

箱型のアイテムで、作りたいストーリーを言ってボタンを押すだけで、脚本&絵コンテ&セル画&彩色&BGM&アフレコ等を自動で行い、アニメーション映画を制作してくれる。

当時は夢物語だったが現代では人工知能の発展で現実的に可能なものとなっている。


ストーリー編集

スネ夫のび太達に物置を改造して作ったスタジオを自慢し、更にここでアニメーション映画を作っていて、そのうちテレビや劇場に売り込もうと思っているとも話し出した。驚きを隠せないのび太達だったが、スネ夫から資金はたっぷりあるが人手が足りないので手伝ってほしいと頼まれ、ジャイアンしずかは採用されたがのび太は絵が下手ということで仲間外れにされてしまった。


そんんなら初めから呼ぶなと怒りながら帰宅したのび太は、ドラえもんにアニメスタジオを出してと頼み出した。だが事情を聞いた彼からアニメが動く仕組みを聞かれると、描いた絵をカメラの前で動かすんだろとトンチンカンな答えを言ったため、ドラえもんは「こまどりカメラ」を取り出し、のび太にほんの少しずつ椅子を動かさせ、撮影したこれを映写して、独りでに椅子が動いているような映像を見せてアニメが動く原理を説明。


だが違った絵を何枚も書くことをのび太が信じようとしなかったので、道具を使ってスネ夫スタジオを覗いてみることに。するとスネ夫が少しずつ違う戦艦の絵を描き、パラパラ漫画の要領でこれを動かししずかとジャイアンに見せていた。そこでのび太も何枚でも各ことを決心し、「発行マット」を使って動いているドラえもんの絵を描き始めたが、慣れていなかったため動きの違いが大きくなってしまった。


更に10分ほどのアニメを作る場合2000枚の絵が必要で、1枚描くのに30分かかるとすると1000時間、つまり1日10時間書き続けて100日かかると分かると、途端に描くのを止めてしまった。そこでドラえもんはしょうがなく「アニメーカー」を取り出し、自分を漫画の主人公に使いのを止めるよう言ったが、他にのび太が思いつかなかったので、キャラクターデザインも機械に任せることにした。


だがシナリオがないとそれができなかったため、のび太が主人公の宇宙を舞台にしたSFを注文。すると、のび太がブラックホールを舞台に宇宙魔人と戦う『のび太ウォーズ』というシナリオが出てきて、キャラクター表や絵コンテも続いて完成。いよいよ政策が開始されると、背景や色彩済みのセル画がでてきたので、撮影も任せて自分達はおやつのどら焼きを食べて待つことにした。


そして声優には小原乃梨子大山のぶ代を起用することにし、屋根の上で昼寝をしたながら、「こやうって待っているだけで映画できるんだ。アニメって楽だね」とくつろいでいたが、一方スネ夫の方では、ジャイアンとスネ夫がそれぞれ自分が描いたキャラを主人公にすると言って譲らず喧嘩をしていた。そんな中しずかが誰かが来たことに気付き、表に出てみるとそこにはのび太がやって来ていた。


そしてアニメを作ったことを聞かされると、のび太に付いて行き、部屋で出来上がった映画を見せられ、驚きながら見入る一同だったが、最後に映ったタイトルには、ボタン押したがドラえもんだった以外全てアニメーカーがやっていて、結局のび太は、ジャイアンとスネ夫から「のび太は一体何をやったんだ!?」と迫らせることになってしまった。


アニメにおける原作との主な相違点編集

大山版は1980年9月23日に、水田版は2007年3月16日にそれぞれ放送している。


1980年版編集

  • サブタイトルが「ホームアニメを作ろう」に変更

2007年版編集

  • サブタイトルには「のび太が名監督!?」の煽り文句が追加されている。
  • のび太はこのスタジオが元物置だと聞かされた際、自分のよりも広いと感想を言っていた。
  • のび太はドラえもんの絵を描いた際、机に座っている。
  • スネ夫の巣多事を覗く際に使用した道具には、「自家用人工衛星モニター」という名前が付けられていた。ちなみにスネ夫はしずかに褒められた際、「それほどでもあるよ」と答えていた。
  • この当時は映画『のび太の新魔界大冒険〜7人の魔法使い〜』が公開中だったためか、のび太が注文したアニメの内容はファンタジー物で、魔法を使って大活躍する『マジカルのび太の大冒険』というものだった。また、現代では既にデジタル制作が一般化しているため、ドラえもんはデジタルかセルのどちらにするかのび太に聞いていて、のび太はセルの方を選んだ。
  • ドラえもんとのび太がおやつを食べるシーンはカットされ、出掛けてから声優のことを話している。なお当然ながら声優陣は交代しているので、出てて来た声優名も水田わさび大原めぐみになっている。ちなみにドラえもんは水田のことを「今世紀最高の声」と称していて、のび太も大原のことを「今大人気」と称している。
  • ドラえもんとのび太は屋根の上で昼寝はしておらず、通りかかったこの2人の会話を聞いて、眠気を我慢しながら必死で制作に取り組んでいた本物のアニメーターたちは怒っていた。
  • のび太に関そうを聞かされ際スネ夫は「悔しいけど素晴らしいアニメーションだ」と悔しながらに巣z誤差を認めていた。またラストにてジャイアンとスネ夫はのび太に呆れている様子だった。

ジャイ子とドラミに恋人!?編集

概要編集

2010年7月16日に放送された、水田版『ドラえもん』のオリジナルエピソードで、こちらでもアニメーカーが登場している。また、アニメシリーズで初めてドラミジャイ子が共演した。


ストーリー編集

のび太が漫画を楽しんでいる中ドラえもんは何だか落ち着きがなく、その時ドラミがアやって来たが、早々どこかに出かけてしまい、行先を聞いても内緒と教えてくれなかった。そして心配になったドラえもんは様子を見に行くことにしたが、一方ジャイ子の方も同じく行先を内緒にして出かけて行き、到着した場所はスネ夫の家で、中で2人はスネ夫、スネ吉と何か話していた。


後を付けて行ってこれをこれを目撃したドラえもんとジャイアンは、このことをのび太としずかに話すと、しずかが恋愛事情のことを言い出したためドラえもんとジャイアンはショックを受けてしまう。そんな中、スネ吉がドラミを野比家まで車で送り届けているのをドラえもんは目撃し、ジャイアンもジャイ子が部屋で「甘酸っぱい恋」という単語を言っていたため一人怒っていたが、出て来た彼女が勢いよくドアを開けたため壁との間に挟まれてしまった。


翌日2人を付けて行ったドラえもんとジャイアンは、スネ夫の家の前で鉢合わせとなり、互いに妹のことが気になる兄同士ということで協定を結び、のび太に透明マントを使用して家の中に潜入させた。気が進まない中無理やり行かされたのび太だったが、部屋から恋愛を連想させる4人の会話を聞いてしまった。このことを伝えると殴られてしまったが、そんなことを言うなら自分達も見てくればいいと主張したことで3人で見に行くこととなった。


そして部屋の前まで行くと、ジャイアンは会話を聞いて怒りに震えたが、兄ならば彼女たちの気持ちを尊重すべきではという考えに至り、一旦落ち着きを取り戻すも、スネ夫、スネ吉が彼女たちを別れを告げるような言動をしたたため怒りが爆発。部屋へ飛び込み、ジャイアンはスネ夫を殴り倒し、ドラえもんはおもちゃの兵隊やころばしやで攻撃を始めるも、ドラミとジャイ子が止めるよう叫んだことで2人も例さを取り戻した。


実はドラミがアニメーカーでジャイ子の漫画『虹のビオレッタ』をアニメにしていただけと知らされ、言っていたセリフも全てアニメのキャラのセリフだった。これに安心したドラえもんとジャイアンだったが、アニメーカーが先ほどの騒動で壊れてしまったので、タイムふろしきでこれを直し、責任を取って自分達だけでアフレコをすることにしたが、演技があまりにもひどかったため他のメンバーは耳を塞ぎながら止めるよう叫んでいた。


余談編集

普段の声優が脇役などを兼任する場合や、登場していても一緒の場面にいない場合を除けば、アニメシリーズにおいてドラミとジャイ子が直接共演したのはこれが初である。ちなみにこの2人は後の2021年放送の「ドラドラ兄妹げんか」でも共演している。


関連タグ編集

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