概要
1982年5月から1999年7月まで販売された、FFのハッチバックである。
「カローラ」をその名に戴くが、正確には車格がひとつ下のターセルハッチバックのトヨタカローラ店仕様車だった。
だが初代ターセルはカローラ店扱いだったはず。どうしてこうなったのかと言うと、カローラがもしFFに転換した場合(実際カローラⅡ登場の翌年に一部を除きFF化)車格の近いターセルが完全にかぶってしまう危険性があったため、ターセルを当時コンパクトカーがラインナップになかったトヨタビスタ店に回し、代わりにハッチバックをカローラの妹分として改めて投入した結果だからである。またハッチバックを中心とした5代目マツダファミリアが大当たりし、カローラを脅かしていた、と言う事情もあった。
もっとも5代目カローラもハッチバックのFXを投入したため、何のためにわざわざこれを設定したんだ??と言うことになってしまうのだが。
2代目ではスタンダードなコンパクトカーとしては珍しくリトラクタブルヘッドライトを採用したグレードも設定されている(これはターセルやコルサも同様)。
ベースカーのターセルや、そのトヨペット店バージョンのコルサと十把一絡げで「タコⅡ」の愛称で親しまれた。
2代目の宣伝マンを原田知世が務めた。
4代目では小沢健二が『カローラⅡにのって』、カジヒデキが『カローラⅡに恋をした』というオリジナルのCMソングを手がけた。
更に言えば、1987年11月に(主に)東宝系の映画館で公開された映画 「私をスキーに連れてって」にも、2代目のリトラクタブルライト仕様が、同じカローラ店扱いだったスペシャリティーカーのセリカと共に“出演”している。