ワシはデストロン破壊大帝、ガルバトロン様だァァァァ!!!!!
積み上げたものなど築き上げるものなど、下らぁん、下らぁんのだ!
ワシの概要だ!とくと見るがいい!
CV:デビッド・ケイ/吹:遠藤純一
前作『マイクロン伝説』のラストでユニクロンに取り込まれたメガトロンが、10年の時を経てパワーアップした姿で、見た目も声も若返った。ファン(とショックフリート)からは『ガル様』の通称で呼ばれている。
ロボットモードはG1ガルバトロンを思い起こさせるデザインとなっている。しかし、海外放送版『Transformers Energon』では何故かメガトロンを名乗っている。
ビークルモードは戦車から戦略爆撃機に変わり、ショックウェーブとのリンクアップ無しで飛べるようになった。(無論、ショックウェーブとリンクアップが出来なくなった。)
10年間もユニクロンの内部に居た上にユニクロンの細胞によって復活した所為か、老獪で厳格な性格から、若々しく凶暴かつ直情的な性格へと変貌。以前よりも凶暴さが増した上にかつて和解した人間に対する情も消え失せてしまった。
洗脳が大好きで、元々アルファQの部下であったナイトスクリームとメガザラックを洗脳し、自身に忠実な部下に仕立て上げた。もっとも、実際には両者共にデストロン兵士のスパークをアルファQが利用していた存在だったので、ガルバトロンからしてみれば「横取りされた部下を取り返した」にすぎないが。
また、サイバトロンのインフェルノを洗脳しようとした事もあるが、こちらは彼の命がけの抵抗によって失敗している。
千葉トロンは出来たのに…は禁句。
暴君ではあれど部下思い(※ただし忠実な部下に限る)であり、アイアンハイドの死にはショックを受け、自らの意識を乗っ取ったユニクロンに対して部下達の命乞いをした事さえあった。
特にナイトスクリームはお気に入りで洗脳して以降の関係はすこぶる良好。
その一方で忠誠心の無い部下に対しては徹底的に容赦が無く、特に反逆を企てたレーザーウェーブ・シックスショット兄弟に対しては、最初こそ大目に見ていたものの、最終的にはスパークごと潰して殺害している。
パワーアップしたワシだ!フッハハハッ!
終盤ではスーパーエネルゴンの力によってガルバトロンG(ジェネラル)にパワーアップ。
カラーリングの変更でよりG1ガルバトロンへと近づいた。
スーパーリンクしたロディマスコンボイでは相手にならず(それでもひとしきり相手はしてあげた)、グランドコンボイの最終強化形態と言えるオメガコンボイともぶつかり合える程。
ワシの活躍だ!大いに楽しめ!
当初はユニクロンに取り込まれた姿で登場。ユニクロンからエネルゴンを奪う形で生き永らえていたが、それをアルファQに看破されてメガザラックにメガトロンソード(本作ぽっと出の武器)で止めを刺されたかに思われたが…メガトロンソードを吸収して復活。
自身を利用していたメガザラックを満身創痍になるほどフルボッコにした。彼からアルファQの存在を聞き出して殴り込む。そして、ユニクロンの頭部を持ち逃げされるもアルファQを追い出すことに成功した。
早速、ホットショットの警備するオーシャンシティを襲撃。激しい砲撃の雨もメガザラックを盾とすることで難なく躱して、シティを殲滅。日が昇った頃、遅れて到着したグランドコンボイ達と遭遇。
片腕をもぎ取ったホットショットを投げつけて、しばし睨み合いの後、撤退。
少し間を置いて自身の帰還を待つアイアンハイドをサイバトロンから連れ帰った。
エネルゴン争奪戦はしばらく優勢であったが、エネルゴンタワーが完成してからは状況は一変。ナイトスクリームを配下に迎えたり、サンドストームをスノーストームへ強化させるもさらに広範囲を守れるエネルゴングリッドが完成して手も足も出せなくなってしまう。
そこでエネルゴンを一番所有していると思われるアルファQ及びユニクロンの頭部を襲撃することを思い付く。
こちらを目指して宇宙へ出たサイバトロンの計画を妨害しようとした際にアイアンハイドを喪う。(その後アイアントレッドへ転生)
サイバトロンと小競り合いをしつつエネルゴンを集めていった結果、ユニクロンのボディが動かせるようになった。そのままサイバトロンに反撃してセイバートロン星へ追いやった。
この時の騒動でレーザーウェーブが脱獄し、デストロンへと加わる。彼の立ち回りでセイバートロン星に多大な被害を与えるもショックウェーブが瀕死の重症を負う事態に。彼に少しずつ制限をかけていくようになる。
サイバトロンとアルファQが結託したことでグランドコンボイ達が決死の突入・アルファQのユニクロン頭部による突撃等の要因が重なり、宇宙が裂けてユニクロン共々その裂け目へ呑み込まれていった。
裂け目を抜けてから、エネルゴンの回収係として機能停止中のメガザラックを見つけて再洗脳を施した。自身を追って来ていたサイバトロンに捕らわれていたレーザーウェーブを助けてインフェルノにデストロンの紋章を刻み込んだ。
サイバトロンに新たな戦力が加わる中、再びユニクロンのボディが動かせるように。サイバトロン達を物ともせず、遂にユニクロンの頭部と合体する。
ユニクロンが復活した際にコントロールを外れて自身を拒むようになり焦る。その隙を突かれてレーザーウェーブにコントロール権を奪われるも、暴走してユニクロンを離れた際に再びコントロールするよう努める。ようやくコントロール出来たと思うも束の間、レーザーウェーブを潰した影響でユニクロンに自身の主導権を握られてしまう。プライマスの力で巨大化したオメガコンボイとユニクロンがどつき合いしている最中、時々意識を取り戻すもユニクロンの意識を追い出すことは出来なかった。ユニクロンがオメガコンボイに倒された為、宇宙へ放り出された。
しばらくしてから自身の中の衝動に従い、スーパーエネルゴンを求めてセイバートロン星へ襲撃。主要メンバーが留守であった為、容易く制圧してスーパーエネルゴンの泉を探し当てた。その力でガルバトロンG(ジェネラル)にパワーアップした。ビルドロンとブルーティカスを配下にして別れた部下達とも合流した。部下達はあのレーザーウェーブの弟だというシックスショットを連れてきていた。
しばらくは優勢であったが、グランドコンボイ達が戻ったことでサイバトロン側は徐々に勢いを取り戻していく。そのうえ、シックスショットが自分勝手に行動することでさらに揺らいでいくこととなった。劣勢を覆す為、単身エネルゴンの泉へ向かうもシックスショットが裏切り、死角から連続で攻撃を喰らうもなんとか泉に到着。その力で巨大化して裏切ったシックスショットへ詰め寄る。
情けなく命乞いをするシックスショットを踏み潰してスパークごと抹殺すると、歓喜の高笑いを上げながら超巨大な姿に変身、その後ビークルモードにトランスフォームするとその場を飛び去った。
アルファQの思念は自分たちの星が狙われることを危惧していたが、それに反してガルバトロンが向かった先は何もない空域であり、プライマスの力で超巨大化したグランドコンボイと最後の勝負を繰り広げる。
殴り合いの中で一時優位に立ったかに見えたが、反撃のスレッジハンマーを喰らってジャングルプラネットに落下。
そのまま本当に一対一の決闘に臨み、まるで両方がユニクロンと化したかのような殴り合いを繰り広げる。
実はこの時点で両者の意識は半ばユニクロンに乗っ取られた状態にあったが、いち早く正気に戻ったグランドコンボイが必死に呼びかけ、破壊大帝としての矜持を揺さぶられたことで正気に戻り、改めて両雄が相対する。
最大の宿敵を前に、正真正銘の全力を正面からぶつけ合う真っ向勝負が幕を開ける(なおこの時点で二人の作画がCGからセル画に変わっている)。
超巨大化状態のオメガコンボイを相手に、トランスフォームを駆使して有利に立ち回るが、グランドコンボイによりお互いの中のユニクロンをコンボイの体に封印され、決着がつかないまま戦いは終結。
これを不愉快に思ったガルバトロンは、しぶとく残っているユニクロンに自らケジメをつけることを決めてトランスフォームしてその場を離脱。
先にユニクロンのスパークを見つけていたキッカー、駆け付けたオメガスプリームと対峙。そこで彼らから、ユニクロンの意志はトランスフォーマーすべてが持つ心そのものに宿っている悪意そのものであり、ゆえに無限に存在することを語られる。
だが、それに耳を貸さずスパークを一撃、案の定ユニクロンに乗っ取られてしまったが、チームコンボイのコンビネーションスパークを得て復活したシャイニングオメガコンボイに圧倒される。
そのままプライマスが導いたスーパーエネルゴンに飲み込まれそうになるが、土壇場で意識を取り戻すとコンボイを振り払った。
そして、道連れを申し出たナイトスクリームを伴い、自ら新たな太陽となるスーパーエネルゴンへと飛び込んでいった。
ワシの対人(?)関係だ 敢えて聞くのか?
当初はアルファQからの刺客であったが、返り討ちにして洗脳。その結果、誰よりも忠実な部下となった。
ただ言いなりなだけでなく、自身の為であれば意見したり体を張って止めたりしてくれる為、大変気に入っている。指揮を任せたり、スーパーエネルゴンを浴びせてあげたりするのはその証とも言える。
ナイトスクリームのほうも記憶を無くしていた自分に生きる意味を与えてくれたことに感謝している。
前作から自身に付いて来てくれている部下達。どこか抜けていたり弱気だったりする彼らに呆れはするものの大事には思っていた。アイアンハイドがアイアントレッドに変わってからはナイトスクリームが完全にNo.2の座へと就くこととなった。
アルファQと共に自身の名を使い、部下達を利用していた為、鉄拳制裁。扱いはぞんざいであったものの、彼のエネルゴン感知能力とテラーコンの指揮能力は買っていた。
中盤初めに再び挑まれるも、返り討ちにして洗脳。忠実な部下となる。
それでも裏切るのではないかと思っていたが、彼が再び裏切ることは無かった。
前作から因縁がある永遠のライバル。あちらは様々な形態になるのに対してこちらは終始自身の力で戦っていた。ゲスい手は使えども、決着自体は自身の手で付けたいと思っている。向こうから「友」と言われた際は嬉しいと述べていた。
ワシの語録だと?何の真似だ?
「痛いぞ この痛み ワシが生きている証だァ!」
「生きているとは素晴らしいことだ お前も今の内に味わっておくが良いィィィ!」
「撃て! 遠慮はいらん ワシはお前の敵だ 撃て」
「信頼とは仕事をこなした者だけが得るものだ」
「ワシの流儀は『一気に襲い、一気に奪い、全てを破壊する』ことだァッ!」
「そぉうだ!切り捨てろ!名前や記憶などに縛られるお前自身を!切り捨てろォ!!」
「ワシは信じない」
「でかしたぞ……アイアン ハイド…」
「役立たずでも賑やかしくらいにはなる」
「ならば死を 絶望を甘んじて受け入れることだ!」
「エネルゴン 五臓六腑に 染み渡る」
「ワシの前ではだんまりも逆らうことも出来はしない」
「憎しみ、怒り、それこそがデストロンの証だ!」
「護るべきものがあること それがお前の弱点だァ!!!!!!」
「HO☆ZA☆KE! ほざくが良い!!」
「謝れ!謝れ!!ワシの忠実な部下、ナイトスクリームに!!!」
「……ふざけるな……ふざけるなァ!」
「超!!!!!超ォォォ絶破壊大帝!!!ガルバトロン様だァァァァッッッ!!!!!」
「ガァハハハハハァァァ!!!愉快愉快ッッッ!!!!!」
「見ろ、ワシの新たな世界が待っているぞ! 出撃ーッ!!」
※名言・迷言の多いお方なのでこれらはまだ氷山の一角に過ぎません。
ワシの玩具だ!面白いではないか
日本ではリーダークラス、海外ではメガクラスで販売された。ダイノボット(恐竜型テラーコン)のブレードが付属したパワーアップ形態の「G(ジェネラル)」も出ている。
どちらも可動が良く、とても好評。ただ、日本版はテカりが無く少しチープな感じ、海外版は両肩のキャノンの色が劇中と異なるといった惜しい点も存在する。
因みにライバルであるグランドコンボイと並べるなら合体前であれば日本版、合体後であれば海外版であればサイズ差が生じない。
ワシの玩具(レガシー版)だと?!ワシを本気で怒らす気か?
時は流れ、令和になって新たにレガシー版の玩具が発売。放送時期が近いビーストウォーズシリーズの面々が秀逸なリメイクで復活を果たし、ガル様も勿論期待されていたのだが…
出てきたのが旧玩具(※日本版)の膝サイズしかないミニサイズのガル様であった!
一応、同サイズのトランスフォーマーはいるにはいるのだが、破壊大帝ではガル様のみ。当然造形もサイズ相応の簡素な物となっているのでファンはガッカリすることとなったことは言うまでもない。
ワシの関連イラストだ!良い眺めだな
ワシの関連タグだ!好きにするがいい
グランドコンボイ:永遠のライバルであり友