概要
グリーン・ノア1という名称は『Ζ』で名づけられた。
アムロ・レイが父テム・レイと共に地球から移住してきたコロニーで、一年戦争当時、地球圏の宙域の大半はブリティッシュ作戦やルウム戦役でほぼジオンの制圧下におかれ、ルナツーの守備範囲内にある本コロニーのみが連邦軍の勢力下にあった。表向きは疎開地の様な扱いをされており、住民は老人や子供の比率が高い。
その環境とジオンの本拠地であるサイド3から遠かった事を隠れ蓑にV作戦で作られたガンダムを始めとするモビルスーツの性能実験場がある。
宇宙世紀0079年9月、シャア・アズナブル率いる偵察部隊が潜入・襲撃し、死人が出る混乱の最中アムロが偶然ガンダムに搭乗。人類史上初めてのモビルスーツ同士の戦闘が行われた。
その際の戦闘で甚大な被害を被り、民間人は入港していたホワイトベースに避難しコロニーは破棄された。
戦争の後にサイド7の再建が行われ、宇宙世紀0087年代にはカミーユ・ビダンやファ・ユイリィが暮らしている。
一方で、ティターンズによるガンダムMK-Ⅱの性能実験が行われる事を知ったエゥーゴのクワトロ・バジーナらに潜入され、カミーユの介入によってエゥーゴに2機のMK-Ⅱが強奪された。
第1次ネオ・ジオン抗争時代である宇宙世紀0088年を描いた漫画『機動戦士ガンダムΖΖ ジオンの幻陽』ではエンケラドゥスやパミルらティターンズ敗残兵が籠城しており、エゥーゴに追い詰められていた所に彼らを仲間に加えようとするアクシズのインドラ隊が加勢した。
宇宙世紀0157年を描いた漫画『機動戦士クロスボーン・ガンダムDUST』ではコロニーレーザー(グリプス2)の修復を進めようとした連邦軍に対して反対派の暴動があり、修理を依頼・派遣されていた事業主アンクル・キングがそれに怒ったエバンス・ジルベスターにより殺害されている。
その後、首切り王と名乗ったエバンスによってルナツー宙域に移設されるが作中時点(宇宙世紀170年)で住民は全てルナツーに移されており、皮肉にもジルベスターによってコロニーレーザーに改造されていた。
他メディアでの扱い
『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』ではV作戦の為に建設されたコロニーと言う設定となっている。
色々ぶっ飛んでる事で知られる冒険王版ではシャアの攻撃命令で破壊されてしまう。
余談
『機動戦士ガンダムSEED』ではオーブ連合首長国の資源衛星コロニー「ヘリオポリス」が似たような状況に遭うが、こちらは主人公機と敵勢力の戦闘で完全に崩壊してしまう。