概要
和実ゆいのパートナーであるエナジー妖精・コメコメが人間の姿に変身した姿を表すためのタグ。この記事ではコメコメの人間態での能力や活躍などについての解説する。
(作中では人間に変身してもコメコメと呼ばれており、人間の姿の時の別名などがない)
妖精形態の時にコメコメ自身が頭を軽く数回叩くと人間体に変身する。
本編初出は第3話の終盤だが、毎週のOP映像では赤ちゃん期、ようじ期、こども期の3形態の姿が最初から登場しており、成長と共に変化することが示唆されている。これはハートキュアウォッチの玩具でも、コメコメをお世話するモードにおいてコメコメが段階的に成長することがパッケージや説明書、公式サイトで明示されている。(赤ちゃん期→ようじ期→こども期→せいちょう期→しょうじょ期の5段階)
赤ちゃん期(第3話) | ようじ期(第9話) |
こども期(第22話) | せいちょう期(第24話) |
しょうじょ期(第27話) | |
映画の服装 | お子さまランチドレス |
「○○期」の表記はハートキュアウォッチでの表記に基づく。カッコ内はアニメ本編でその段階に成長した話数。
人間の姿への変身と言っても、これまでのプリキュア妖精の人間体への変身と異なり、狐耳と尻尾がどうしても残ってしまう。しかし、後述にもある通り訓練次第では一時的に消すことも可能。また、眉毛は麻呂眉となる。
パムパムはこの能力を化けると言っており、どちらかというと変身よりも化身に近いかもしれない。
人間体になっても語尾の「〜コメ」は残る。これはプリキュアシリーズでの妖精が人間体になった場合ではあまり見られないパターン。
パムパムが言うにはエナジー妖精たちの中でコメコメは特別な存在で、(おそらく妖精達の中で唯一)人間の姿に化けることができるとの事。第9話ではこの姿でいると体力を消耗することがパムパムたちによって語られている。
当初はまだ赤ちゃんであるため、喋ることは出来なかったが、第9話の終盤にこども期に成長してからは喋ることが可能になった。なお、その時点からは人間に変身していない妖精状態でも喋れるようになっている。
先述の成長するための鍵となるのは、心の成長。これはコメコメ達エナジー妖精はほかほかハートの結晶体から生まれた存在の為、その心が成長することで外見も成長すると思われる。
赤ちゃん期の時はコメコメの気まぐれで変身することが多かったが、ようじ期以降は例えば人前に出る時など状況に応じて変身するようになっている。先述したように人間体でも狐耳と尻尾が残ってしまうが、本間ともえがこの姿のコメコメに一切ツッコまなかったため、人間体は妖精形態でいるより周囲に怪しまれないという利点があるのかもしれない(単純に本間ともえが狐耳と尻尾を付けたコスプレ幼女だと思った可能性もあるが…)。
なお、第27話で頑張れば狐耳と尻尾なしで変身できることが判明した。ただし、この状態を維持することは難しいらしく、油断すると狐耳と尻尾が飛び出てしまう。
当初、コメコメ本人は人間体で耳や尻尾が残ることについて何も思っていなかったが、らんの妹りんにるんと友達になった時に、自分が友達と見た目が違うことを初めて意識し、耳と尻尾を隠さないと変に思われるかもというコンプレックスに苛まれたこともある(最終的にはらんのアドバイスにより自分の個性を認められるようになったが)。
成長による変化
コメコメは成長に応じて見た目が変わるだけでなく、精神面も大きく変化する。
例えばようじ期になるとカタコトだが喋れるようになり、こども期になると語彙が増え、せいちょう期以降は苦悩も吐露するようになるなど複雑な感情描写が多くなる。
この精神面の成長は人間の姿でなく妖精の姿でも反映される。
人間体での身体能力は成長段階に応じて見た目相応のものに変化していく。赤ちゃん期の頃は人間体になっても一人で立って歩けなかったり、第13話まで一人で食事が出来ずゆいやパムパム等に食べさせてもらっていたりした(妖精体では普通に立ったり、おにぎりやパン等を食べていた)。また、妖精体の時は普通に持っていた飛行能力が人間体では失われる。
第五段階の「しょうじょ期」になってからは、プリキュアの戦いを助けられるような実戦的な能力も得ている。第28話以降でプリキュアたちが使用する合体技プリキュア・ライト・マイ・デリシャスはコメコメがプリキュアたちに力を送ってパーティアップスタイルへ一時的にパワーアップさせることで使用できる技であり、発動バンクの起点もコメコメとなっている。
さらに秋の単独映画においてはパムパム・メンメンとともにお子さまランチドレスを纏った姿へと変化し、プリキュアと同等の戦闘能力を得た。そしてプレシャスとともに4000キロカロリーパンチを放ち、さらに合体技プリキュア・プレシャスエターナルドリーミアを発動させている。
また、しょうじょ期になってからは、首元のブローチに溜まっていくエナジーを使うことでクッキングダムへ行き来するためのワープゲートを生成することができるようになった。
このワープゲートはどうやらクッキングダム以外にも繋がっている様子で、ワープ空間ではなんと直近の3作品のプリキュア達の姿が映し出され、ゆい達は他の世界のプリキュアの存在を認識することになる(映画同時上映短編との連携も兼ねていると思われる)る。
さらに第36話では大量のエナジーを使うことで時間遡行も可能であることが判明、実際に20年前のおいしーなタウンへ向かっている。
ただしこれはコメコメにとってもエナジー消費が激しいことを意味しており、クッキングダムへ行ったときは疲労でダウン、過去に行った際には顔がげっそりするほどでしばらくハートキュアウォッチで寝込んでいたほどだった。
余談
- 第24〜27話はプリキュアの各メンバーがコメコメと絆を結ぶエピソードとなっており、それのはじめと終わりにそれぞれ成長している。そして翌28話ではこれまでの四週間の総決算としてコメコメが覚醒すると言う流れ。さらにその放映週は映画公開週であり、その流れのままコメコメに奇跡が起こり映画限定の新たなる人間体へ・・・という、1ヶ月の間でコメコメの七変化が楽しめるような期間になっていた。
- 一方、こども期へ成長した第22話は別にコメコメに何も特別な心の成長なども見られず、「最近よく食べてたから」と言ういかにもやっつけな理由になっていた。成長も話の冒頭で文脈もなく唐突に行われている。さらに言えば上述の第24話での成長の直前というタイミングも違和感がある。
- このことから第24話から28話、そして映画までの流れは既定路線で、それまでにこども期になっていないといけないのだが、そのタイミングを逸したのでほとんどギリギリの第22話にどうにかこども期への成長をねじこんだのではという推測もある。
- 本作は東映アニメ不正アクセス事件の影響で当初予定から5話分短縮されたと考えられており、コメコメに関するエピソードをこれ以上に盛り込む余裕がなくなったのかも知れない。
- ちなみに、第22話から以降の急成長については作中で拓海がメタに突っ込んでいたりする。
関連タグ
はーちゃん:成長と共に姿が変わる妖精。はーちゃんは最終的に人間に成長しプリキュアとなった。
ユニ:変化能力を持つが、コメコメ同様耳と尻尾は残ってしまう。
歴代映画限定プリキュア