概要
数あるゴジラのアメコミで最初にフェーズシックスから出版された作品。全5巻。これ以降同社はゴジラのアメコミを多数出版することとなる。
怪獣総進撃、ゴジラ FINAL WARS、怪獣黙示録等のオールスター系の内容だが、それらの作品と比べても各怪獣への“愛”が突出しているのが特徴。端役で済まされる怪獣はほとんど居らず、ほぼ全ての登場怪獣にちゃんとした出番がある。
イラストは“怪獣王”との異名をとるほどの怪獣マニア、マット・フランク。同氏は日本怪獣文化への理解が深く、ガメラやウルトラマンなどメジャー作品からレッドマンや恐竜大戦争アイゼンボーグ等のマイナー作品まで多数のコミカライズを手掛けている。アサイラム によるB級怪獣映画「ロード・オブ・モンスターズ」に登場する怪獣「テング」のデザインも同氏。
あらすじ
ゴジラを始めとする怪獣たちは世界各地で暴れまわっていた。それらに対処するためハワイのホノルルで怪獣を研究する学問「超巨大生物学」会議が開かれる。そこに突如として出現した新種の怪獣ジラ、さらにそれを追って現れたゴジラ。両者が激突する中、新鋭の研究者ルーシーは対怪獣組織シーカーの司令官ウッズと出会う。
世界中に出現する怪獣、怪獣との共存を道を探る人類、地球侵略を企む宇宙人の暗躍、それに協力する海底人…果たして地球の運命は?
登場怪獣
地球最強の怪獣王。世界中に現れる怪獣と果てしない戦いを繰り広げる。
突如として出現した新種の怪獣。所謂エメゴジだが戦闘能力は大幅に強化されており、ゴジラ相手にも果敢に立ち向かう
宇宙人の支配下にある怪獣。昭和版からFW版へとアップグレードする。
グランドキャニオンに巣を張っている。物語冒頭ガイガンと激突する。
海底人の支配下にある怪獣。アメリカ海軍の空母に巻き付き真っ二つにへし折る。
マンダとともに海底人の支配下にある。
海底人が新たに作り出した怪獣。ヴァリアブルスライサーや分離・合体を駆使してゴジラを追い詰める。
小美人とともにインファント島の平和を守る怪獣。ゴジラとデストロイアの戦いに乱入する。成虫と双子の幼虫の親子で登場。
中国奥地に出現。調査に来たルーシーたちを襲撃する。
中国奥地に出現。バランと激戦を繰り広げる。
中国軍に捕獲されていた。拘束を解かれバランと戦う
同族であるガイラを探していた。
以上が1巻の主な登場怪獣。2巻以降も多くの怪獣が登場する。