概要
- アーサー王伝説に登場する円卓の騎士の一人。本項で解説。
- 株式会社ブシロードのトレーディングカードゲーム『カードファイト!!ヴァンガード』に登場するキャラクター。⇒戦場の嵐サグラモール
- フランスの漫画家トニー・ヴァレントが手がけた漫画作品『RADIANT(ラディアン)』に登場する人物。
アーサー王伝説のサグラモール
ハンガリー王と東ローマ帝国皇女の間に生まれた息子で、円卓の騎士に数えられる。名前は「勇猛な者」を意味する。
勇猛な性格だが、戦闘が終了すると激しい空腹と頭痛(てんかんに似た症状らしい)に襲われて倒れてしまう為、ケイからは「若き屍」(Morte Jeune)のあだ名を頂いている。しかし、槍試合ではガレスやトリスタン、パロミデスといった錚錚たるメンツと当たってしまい、敗北する事が多い。
最後はカムランの丘の戦いでモードレッドに敗北し、殺害されてしまった。一説ではサグラモールの両親が捨てられたモードレッドを育てたらしい。
14世紀ドイツのロマンス「セグレモルス」ではフェアリーの支配する島で親戚にあたるガウェインとの戦いを強いられる。ポルトガルの騎士道物語「サグラモールの勝利」においてはアーサー王の死後に王位を継承している。(通常、アーサー王の後を引き継ぐのはコンスタンティン3世である。)
イギリスの詩人アルフレッド・テニスンの「国王牧歌」においては誤って少女と同衾してしまうという大失敗をやらかすが、責任をとって結婚した為か夫婦仲は円満だったという。
このように比較的、日本ではマイナーな部類に入る騎士であるが、海外ではアーサー王伝説関連作品への出演が非常に多い。