概要
ノーザンダンサーの後継種牡馬として活躍し、日本では「ヨーロッパのサンデーサイレンス」と呼ばれた。
テイトギャラリーは1990年に日本に輸入されることになったが、輸送中の機内で急死した。
ペルジノは1998年にリース種牡馬として来日したが北関東ダービー2着馬のフォースキックを出すにとどまった。
略歴
1981年4月11日、スウェッテナム・スタッド(ケンタッキー州)に誕生。
父・ノーザンダンサー、母・フェアリーブリッジ(母父・ボールドリーズンはヘイルトゥリーズンの仔)。
名前の由来は、ロンドンにあるサドラーズウェルズ劇場から。
主な勝ち鞍はアイリッシュ2000ギニー(1984年)、フェニックスチャンピオンステークス(現在のアイリッシュチャンピオンステークス。1984年)、エクリプスステークス(1984年)など。
引退後はアイルランドのクールモア・スタッドで種牡馬入りした。
イギリス、アイルランドのリーディングサイアーを13年連続獲得し、1990年と合わせ通算14回リーディングを獲得した。フランスでも3度チャンピオンサイアーになった。
産駒GⅠ馬だけでも60頭以上。ガリレオ、モンジュー、インザウイングス、オペラハウス、バラシア、カーネギー、ハイシャパラル、イズリントン、イエーツ、フレンチグローリーなど、世界各国に活躍馬がいる。
日本においては1996年のステイヤーズステークスを制したサージュウェルズが唯一の重賞ウイナーと相性が良くなかったが、母父としてはエルコンドルパサー、フサイチコンコルド、シーザリオ、ヘヴンリーロマンスなどを輩出。
2011年4月26日、クールモア・スタッドで老衰により死去(30歳)。