ヘヴンリーロマンス
1
へぶんりーろまんす
ヘヴンリーロマンスは元競走馬・繁殖牝馬
導かれし先に
主役の座を競う舞踏会。
「君にも資格がある」との励ましが
彼女の中に眠る
高貴な血を呼び覚ます。
やがて万雷の拍手。
玉座に向かい恭しく頭を垂れながら
「ほら言った通りだ」とささやくと
彼女は静かに頬を紅くした。
《「名馬の肖像」2017年天皇賞(秋)》
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2000年3月5日生まれ、父サンデーサイレンス母ファーストアクト。通算33戦8勝。
2002年デビュー、2003年条件戦を勝ち上がり、ローズステークス6着、エリザベス女王杯10着。
2004年条件戦を勝ち上がり、愛知杯10着、マーメイドステークス5着、府中牝馬ステークス7着、 阪神牝馬ステークスで重賞初制覇。
2005年京都牝馬ステークス6着、中山牝馬ステークス10着、福島牝馬ステークス10着、クイーンステークス2着、札幌記念9番人気で重賞2勝目。
札幌記念ではサンエイサンキュー・ホクトベガ・エアグルーヴ・テイエムオーシャン・ファインモーションに続き牝馬で制覇したが、フロック視されていたため秋の天皇賞では14番人気だったが、スローベースになったためか豪華メンバー(ゼンノロブロイ・タップダンスシチー・ハーツクライ・スイープトウショウ・ダンスインザムード)相手に天覧競馬を勝利、同期のアドマイヤグルーヴにようやく追いついた。
牝馬名人松永幹夫の牡馬混合の中央GI初制覇だった、レース後に松永騎手が馬上から天皇陛下に最敬礼。
繁殖牝馬としてアムールプリエ・アウォーディー・ラニなど輩出。
アドマイヤグルーヴとは1勝3敗。
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