プロフィール
身長 | 232cm |
---|---|
体重 | 221kg |
血液型 | 解析不能 |
出身地 | 不明 |
生年月日 | 9月2日 |
アイタイプ | 黄色 |
趣味 | 睡眠 |
大切なもの | 自分 |
嫌いなもの | 人間 |
所属 | なし(コピー機は終戦管理局) |
CV | 森藤卓弥、桜庭わかな(XX〜AC+)(旧・緒川ゆみこ)、藤田佳寿恵(Xrd) |
概要
「あの男」によって作られた完成型ギア壱号機。指揮官型であり、全てのギアを操る能力を持つ。
人間を素体としており、明確な自我と知性、そして圧倒的な戦闘能力を持つ最強最悪のギア。
生体兵器らしからぬロボット然とした風貌(モデルはテッカマンブレードらしい)。
なお、こう見えて《女性》である。
最初は人類に従順なギアだったが、後に人類に反旗を翻し「人類抹殺」を宣言。手始めに他の全てのギアを率いて日本列島に総攻撃をかけ消滅させる。
これに対し人類は対ギア組織「聖騎士団」を結成する。人類とギアとの100年に渡る「聖戦」は、ソル=バッドガイに無力化させられたジャスティスが、聖騎士団の手によって封印されて終結する。
こうして世界を火と恐怖の海に陥れた彼女は、【最強のギア】として今なお伝説に語り継がれる。
(なお、日本消滅に関してXrdでは、起動実験中に想定外の出来事が起こり、このままでは日本を中心に全世界が未知の生物に侵食されることが判明したため、全世界に影響が及ぶ前に消し飛ばすしかないという「あの男」の苦渋の決断の末、強引に特大のガンマレイを放射させられたというストーリーに変更されている)
その後、次元牢と呼ばれる監獄に幽閉されるが配下のテスタメントの手により復活。その後、ソルとの死闘の末に完全に破壊され息絶える。
『Xrd SIGN』では国家元老院によって肉体が復活し、『Xrd REVELATOR』では巨大な姿で登場、慈悲なき啓示が回収した。実はこれがジャスティス本来の姿で、それ以前に出てきたものは封印後の姿である。
ちなみに、ジャスティスが保有するギア細胞は『ユノの天秤』と呼ばれる原初のギア細胞であり、ソルが持つ『背徳の炎』とは対になっている。
なお、『ユノの天秤』を保有している登場人物は後述のディズィーの影響で複数存在している。
ジャスティスコピー
『GG XXACPR』ではロボカイの製作者であるクロウによってコピーのジャスティスが作られた。
自我は無く完全に人間の手によって制御可能。またギアを支配する能力はない。
戦闘能力はクロウ曰く「オリジナルに肉薄している」とのことだが、同時に「オリジナルには遠く及ばない」とも評され、試作段階のためか作中では戦闘データの採取をしつつも戦闘で破壊されることが多い。
血縁
娘にハーフギアのディズィーがいる。ジャスティスが封印される前に子を宿しており、卵生出産した後は孵化させずどこかに隠していたらしい。
さらに彼女とカイ=キスクの間に生まれた子供シン=キスクは、すなわちジャスティスの孫である。
素体
機械的な外見をしているが、素体としているのは「アリア」という人間の女性。かつてのソル(フレデリック=バルサラ)の恋人であり、フレデリックや「あの男」とチームを組んでいた。
彼女の本来の姿は、白衣姿に赤い髪にグリーンの目をしたスマートな雰囲気の美女。10代で飛び級して情報工学博士号を取得した才女である。
フレデリックとアリア
死ぬ間際に人間時代を思い出し、ソルに対し「また3人で語り合おう」と言い残している。
ソルはその言葉に「ジャスティス…?」と怪訝そうな反応を示したあと、「……ああ、まだ叩いとかなきゃならねぇ野郎が居る」とギアの産みの親であるあの男への復讐を誓うというのが初代のエンディングだったのだが、「Xrd」ではジャスティスの言葉の真意を理解しておらず、ジャック・オーとの会話から「ジャスティスの正体はアリア」という事実にようやく気付くのだった。
この展開は多くのファンに「初代のEDはなんだったんだ」「あからさまに知己を匂わすあの言葉でまったく心当たりなかったのか」と突っ込まれる事態となった。(とはいえ、XXからSIGNが本格的に作ろうとした時まで8年かかったことや初代の設定の細かい部分を把握しきるのは流石に無理な話ではある。)
『2』以降で彼女を元にしたヴァレンタインシリーズが3人も登場した。ヴァレンタインはアリアに瓜二つであるが、ラムレザルは褐色肌など少しずつ異なっている。
XrdRのストーリーにてアリアの人格がジャック・オーへと移ったことにより、『ジャスティス』は完全に消滅。
また、前日譚となるビギンズではギア細胞を移植される以前に不治の死病に掛かっていたという設定が追加されている。
戦闘能力
ロボット然とした風貌に似合って内蔵武器や腕が変形した剣を武器に戦う。
代表的な必殺技は両肩から極太レーザーを放つ「ガンマレイ」。言うまでもなくテッカマンブレードのボルテッカである。
格闘ゲーム的な性能は鬼畜。 この一言に尽きる・・・・・・。
まず、挙動速度そのものは遅いものの、空中ジャンプ・空中ダッシュともに最大2回まで可能、さらに空中ダッシュに至ってはロケット並の速力と推進力であり、一度空中コンボに持ち込まれると少ない手数でもごっそり体力を減らされる。
必殺技も、
- 発生が非常に速い斬撃「ミカエルソード」
- 下段以外を易々と尾で絡め取る当て身技「ヴァルキリーアーク」
- バック転しながら相手を電撃で打ち上げる新機軸の高性能対空技「S.B.T(ストライクバックテイル)」
- ゼロ距離射撃されるとものすごい削り(ガード時の蓄積ダメージ)とヒット数を叩きだす覚醒必殺技「インペリアルレイ」
- ”使えない”という触れ込みを疑いたくなる高速発生で便利な一撃必殺技「イグゼレイザー」
・・・・・・など、
ボス仕様の体現というほど高性能技がそろっている。
ことラスボスを務めた初代では、まず「インペリアルレイ」がノーゲージで撃てる通常技であり、うまく当てれば即ゲージが100%貯まるという代物だった。また、各技の気絶値が非常に高く一度コンボを食らったらそのまま続けざまに攻撃を食らって負ける事もあった。さらにAIのアルゴリズム(行動パターン)が自体にいわゆる超反応まがいな性能を与えられたため、エンディングを見るまでに2ケタを軽く超える回数でボコられる。
下手すると初代の仕様上、一撃必殺技も出したい放題なので油断した隙に大気圏突破してデストローイがデフォ・・・・・・。
救いは体力が減ると「ガンマレイ」を連発してくるところである。画面端まで届く極太のビームを長時間射出するこの技の攻撃力は絶大だが、発射までが非常に遅いので反撃の絶好の機会と成り得る。また下段ガードがザルと言う欠点があり、キャラによっては下段を延々擦ってるだけでも楽に勝てる事もある。
あまりにも強く、当時の攻略本では編集者のコメントが『悪夢』の一言。さらに、ソルとカイはハメの方法が紹介されていたほどである。
家庭用の買い切りソフトだからこそ許されたハチャメチャ性能なのかもしれない。
『X』以降では家庭用限定の隠しキャラとして登場。Xではインペリアルレイがゲージ消費となり下方調整されたものの、隠し技として飛び道具をかき消しながらゆっくり進み、任意のタイミングでバカでかい攻撃判定をぶちかます最強の飛び道具である炸裂弾「N.B」が搭載されていた。また、機動力も強化を受け3回ジャンプが可能な上に空中ダッシュも3回出来る超高機動となった。
更に、『XX』では新たな覚醒必殺である「見てから余裕」の超高速発生・画面端リーチの万能斬撃「ミカエルブレード」が追加された。
特筆すべきは、どちらも相手を空中に浮かせる判定を持ち、非常に優秀な空中コンボのパーツになることであり常に凶悪な性能で登場していた。
余談だが、家庭用のみの隠しモードであるGGモードでは新技がある状態で超低空ダッシュやD以外の通常技にジャンプキャンセルがかかる極悪な初代の仕様が復活する。
・・・・・・なんなんだアンタ。
家庭用『XXAC』では新要素実装に伴い他のキャラクター同様にフォースブレイク(壁コンで大活躍な突進技「サペリアートランス」)が追加された。
『ACPR』では遂にアーケード版でも使用できるキャラクターとして正式に登場するが、設定上劣化コピーであるため大幅に弱体化している。ダッシュが削除された事で、機動力が大きく低下。隙の小さい通常技の発生が軒並み遅くなったため近距離戦が弱くなり、画面制圧力の高い必殺技を駆使して中距離から攻撃していくと言う独特の性能となった。ただし、より遠距離に特化したキャラが相手だと発生の遅い必殺技をことごとく潰されてしまうので、キャラ相性によっては非常に苦しい戦いを強いられると言う玄人向けのキャラだった。
ちなみに『ACPR』ではまたもやな新技としてテンションゲージ100%消費の覚醒必殺技「オメガシフト」が追加される。
これは所謂「ドラゴンインストール」系の自己強化技であり、制限時間こそあるものの、ダッシュや先述の隠しキャラ時代の機動力に加え、ダストを除くすべての通常技がジャンプキャンセル可能な初代仕様が解禁となる。
しかし「ドラゴンインストール」同様に効果時間終了時に無防備な姿をさらす羽目になり、最悪そこから即死コンボもありえてしまう他、そもそもジャスティスは他に非常に優秀な技が多いため、テンションゲージを100%も消費してまで出す程の技かどうかという問題もある。
余談
- 初代のキャラのうちジャスティスのみデザインが石渡氏によるものではなく、当時アークの社員だった森藤卓弥(現:射尾卓弥)氏がデザイン担当している。初代のジャスティスのキャライラストが他のキャラと比べて妙に上手いのはこのため。
- 前述の通り森藤はジャスティスのボイスも担当している。
- 独特の叫び声が印象的で、「シャアアアアアッ」や「Let's Duel !!」などの機械的でこもった音声から、空耳の宝庫にもなっている。
- 特に勝利時の雄叫びや「ヴァルキリーアーク」で相手を投げ飛ばした際の咆哮を「チャーハン」だの「オネーチャーン」だの「イグゼレイザー」を発動した際に「ンニィィィニャァァォォォォッ」だの「ンダホオォォォォ」と言われてしまう。これはひどい。
- 外伝『フロジャンプッ!!』では操作可能キャラとして参戦した。
- テーマ曲のタイトルは『Meet Again』。表面的に見れば自分を破壊した仇敵との再会、または封印された状態から復活し、人類に再来を告げるとも取れるが、ジャスティス=アリアであることを知っていると意味も違ってくるのかもしれない。
- なお、XrdRで娘のテーマ曲でいきなりギターソロパートとしてMeet Againのフレーズが挿入されている。
- 家庭用の隠しカラーであるSPカラーは元々やりたい放題な傾向があったのだが、ジャスティスはエヴァンゲリオンのパロディで、TV版の初号機、弐号機、零号機、零号機改のカラーとなっていた。
- ちなみに、SPカラーにはテンションゲージ無限の黒カラーと超高性能な金カラーが存在するのだが、ジャスティスはテンションゲージが無限の場合ミカエルブレードをノーキャンで当て続ける永パが存在するためどちらも何か引っかかったら終わるという性能となっている。