人物
宇宙人たちの街でアングラ格闘家兼情報家を営む男性。32歳。正史における郷秀樹にあたる人物。
筋骨隆々の体に、無精ひげを蓄えた金髪のダンディな御仁で、諸星弾が贔屓にしている。
地球人ではあるが宇宙人たちの街で暮らしており(レッド曰く「世捨て野郎」)、闘技場のチャンピオンとして君臨している。そのため生身でも異星人相手に戦闘ができるほど高い戦闘力を持つ。
その正体はアメリカの諜報員であり、ジャックという名前もコードネーム。本名は不明。
所属組織は国家安全保障局に秘密機関・MAT("M"achanized "A"rmoursuit "T"eamの略)となっている(『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』第24話での本人の発言にて)。
エースキラーによる戦いの後に救出したヤプールとともに渡米し、「暗黒の星」によるテロの際にはヤプールが製作したウルトラマンスーツver.Jを装着して参戦した。
外伝作品『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』の第24話と第25話では渡米してきたウルトラマンスーツ『Ver.ZERO』の装着者である薩摩次郎と組む事になり、彼をジローくんと呼ぶ。
科特隊米国支部のアルバート・ウェイアンズによればこの作品では軍隊の大尉を退いているとのこと。
作中ではジャイロやコスモスポーツを操縦しており、より原典のオマージュ要素が強くなっている。
知り合いの話という体で彼らしき人物の過去が描かれており、天涯孤独の寂しさから喧嘩に明け暮れていた所、足の怪我でル・マンのテストドライバーを引退した自動車修理工場を営む日系人の兄とその妹に世話になっていたが、そんな兄妹をある時、異星人に殺害され、1年もの捜索の末に復讐を成し遂げたが心にはやりようのない気持ちが残ったという。
なお、この異星人がナックル星人かどうかは明かされていない(原作本編にもナックル星人に似た宇宙人が登場するが詳細は不明)。
ウルトラマンスーツVer.J
ジャックとともに渡米したヤプールが、現地の機材を利用して製作した新型のウルトラマンスーツ。
モチーフはウルトラマンジャック。
着用者の保護や重武装化、敵への威圧などの理由からほかのスーツと比較してもかなりマッシブなデザインとなっており、両前腕部のソードやレールガン、自動展開する不可視のフィールドなどが装備されている。
マスクは各部が分割され背面装甲内へ完全に収納できるようになっているが、展開される受取アームの関係で装着・収納時には正面を向いていなければならない。
初参戦となる暗黒の星との戦いの時点ではまだ未完成であり、今後はエネルギー兵器や転送装置が追加される予定だという。
また同程度の大きさで頭部や胸部のデザインが簡易化されたスーツも2着完成している。
外伝作品『ULTRAMAN SUIT ANOTHER UNIVERSE』ではZERO、TAROと共に活躍。ゼロランスを扱うシーンも見られた。
余談
モーションコミック版で演じた藤原氏は『ウルトラ怪女子』のウルトラマンベリアル役以来のウルトラシリーズへの出演となるほか、2020年4月に逝去したため、本作が最後の出演となった。