「お前の夜は終わりだ!」
CV:関智一
概要
魔導輪ザルバをキーに駆動する巨大バイク・「魔導二輪」を駆り、巨大都市「ラッセルシティ」にて人間を脅かすホラーと戦いながら、謎のキーワード「エルドラド」を追う。
人物像
酒も色事も食事も、楽しむべきは存分に楽しむ事を信条としており、魔戒騎士としてホラーから人々を守るなら、人間らしさを忘れてはいけないと考えている。
修業時代には妹のリジーと二人で暮らしていたが、本編核心にも関わる大災害で死別してしまっている。
当時はショックでホラー相手に自分の死も厭わず暴れ回る程に荒れていたが、『妹の生きた証を立てられる奴(=自分)が一人くらいはいなければ』といつしか悟り、『どんなに辛い事があっても、一人でも多くの人々が顔を上げてまた歩き出せる。そんな世界をホラー達から護り抜く』という強固な信念を持つに至った。
普段は中国系の魔戒法師達が兼業として経営するラッセルチャイナタウンの中華飯店に間借りしつつ、ホラーが関わる事件が無いか寄合所でもあるファストフードダイナーに通っている。但し、目覚まし時計をセットしても寝坊するくらい朝に弱い。
見た目に違わず大食漢であるが、ホウレンソウがダメ(ソード曰く独特の苦みが好きになれないらしい)。そのため、妹からはいつもほうれん草を食べるように言われ続けていた一面も。
逆にトマトケチャップは特に好きなのか、フライドポテトに大量にかけたり、後期EDでは皿にケチャップのプールが出来るほどホットドッグにかけてソフィに呆れられる一幕が描かれている。
戦闘能力
近年の平成ライダー顔負けのド派手なバイクアクションが本作の売りだが、彼の真価はその身体能力にある。
見た目に違わぬパワーファイトで鎧無しでもホラーをステゴロであしらい、ぶっちゃけ鎧を纏った状態でも剣よりゲンコツで戦った方が強い。
しかし、剣ではなく素手でホラーを討滅する戦闘スタイルから、『魔戒剣並に体に邪気が溜まる』という欠点をガルムに指摘されており、定期的な浄化を必要とすることが牙狼薄墨桜特典ドラマCD第二話『宿命』にて明かされている。
辛辣なザルバをして『バカだがヘボじゃない』『あいつは最強の牙狼だ』と言わしめ、作中内でも終始苦戦する場面が少なく(絶体絶命だった点を挙げるなら第5話のあの場面であろう)、暗黒騎士ナイトからもその力量を認められているなど、歴代のアニメシリーズどころか歴代黄金騎士の中でも戦闘力・フィジカル・メンタル共にダントツの頼もしさを誇る実力者。
その圧倒的な強さで黒幕であったエルドラドキングも対面と同時に瞬殺している。
第2クールOPイントロにて闊歩する山の如き威容から付いたあだ名が『GORI』
…イヌ科要素が鎧の顔しか残っていない。違和感仕事しろ。
その力は感情の高ぶりによって更に増し、拳が光って唸ったり、敵相手に度々頭部を掴んでヒートエンドしたり、ソフィを護って散ったザルバの覚悟を背負い愛と怒りと哀しみのスーパーモードにパワーアップしたりと、ファンの間からは『ラッセルシティのガ○ダムファイター』として認知されつつある。
余談
従来の黄金騎士が使っていた魔導馬の轟天に乗っていないのは『バイクに乗る黄金騎士』をテーマにしたかった制作陣の意図と『ソードの体格に轟天は違和感があったため』らしい。
特撮版の原作者である雨宮慶太監督に『轟天をどうするか』と相談した際に『轟天を壊してしまえば良いのでは?』という話になり、第0話としてエピソードを考えていたが諸々の事情により第0話は製作されなかった模様である。
声を演じた関智一氏は過去のアニメ牙狼シリーズにも出演経験があり、『炎の刻印』では一介のホラー、『紅蓮の月』では当時の牙狼のライバルだった闇の魔戒法師・蘆屋道満の声を演じていたが、本作ではそれらとは正反対の存在ともいうべき黄金騎士の主人公を演じることとなった(これは過去シリーズでは人間側だったが『VL』ではホラー側の悪役になった浪川大輔氏、朴璐美氏、堀内賢雄氏とは対照的である)。
尚、VANISHINGLINEのキャラクターは愛称と本名がそれぞれ設定されているが、ソードのみ本名が長らく公表されていなかった(妹の本名が「エリザベス・ランバルド」であるため、彼もランバルド姓であろうという程度)。
その後、DVD&BD発売記念トークイベント第2部のマニアッククイズで、本名が「ヴィルヘルム・ランバルド」であることが明かされた(同イベントは他媒体では一切公開されていないが、Blu-ray BOX 2には映像特典として収録されている)。
関連タグ
類似人物
- 蘆屋道満(牙狼):前作「紅蓮ノ月」の敵。中の人つながり。
- ゴウキ(牙狼):同じくパワータイプの黄金騎士。演者もプロレスラーだったりする。
- 獅子丸(ライオン丸G):こちらも性格が似ており従来扱っていた馬がバイクになっている。