カードテキスト
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動できる。
デッキから「ティアラメンツ」カード1枚を選び、手札に加えるか墓地へ送る。
(2):自分フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。
自分の手札・墓地から「ティアラメンツ」モンスター1体を選んで特殊召喚し、
対象のモンスターを墓地へ送る。
(3):このカードが効果で墓地へ送られた場合に発動できる。
自分のデッキの上からカードを5枚墓地へ送る。
概要
サーチ先は壱世壊に奏でる哀唱等のティアラメンツ罠カードやティアラメンツ・メイルゥ等のティアラメンツモンスターカードが候補として挙げられる。
ティアラメンツ罠カードは固有効果の後にモンスターを墓地に送る処理があるため、ここでティアラメンツを落とせば相手ターンに更に融合召喚が行える。
また、ティアラメンツモンスターカードをサーチすれば後述する(2)の効果の発動にも繋げやすくなる。
(3)のランダム墓地肥やしは5枚と多く、(2)の対象をキトカロス自身にしたり、簡易融合のデリメットで自壊させることで起動できる。
(2)の効果でティアラメンツ・メイルゥやティアラメンツ・クシャトリラを特殊召喚して合わせて効果を発動すると合計で8枚もの墓地肥やしが可能となる。
【ティアラメンツ】においては妨害、展開、(融合による)リソース回復とデッキの回転の全てに関わる重要なカードであったが、当初は【烙印】、続いて【現世と冥界の逆転】や【クシャトリラ】の混成デッキで2022年中に他の追随を許さないほどの環境トップデッキとして活躍したため、2023年1月に一発で禁止カードに指定された。
融合モンスターとしては最速の禁止指定カード入りである。
これにより、ティアラメンツ・ルルカロスの融合召喚には融合素材代用モンスターが必須となってしまった。
幸い水族でもある沼地の魔神王との相性はデッキ全体でも悪くは無いので、これに頼ることになるだろう。
背景ストーリーでの扱い
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3によると壱世壊=ペルレイノに住まう人魚、ティアラメンツたちの姫であり、ペルレイノの支配者であるレイノハートによって他のティアラメンツと同様に虐げられていた。
そんな中、ヴィサス=スタフロストがライトハートの導きでペルレイノに来訪。
彼にこの世壊の現状を伝えたティアラメンツたちであったが、その行動が裏切りとみなされ異形の姿へと変貌したレイノハートによって洗脳され、ヴィサス=スタフロストと交戦。
レイノハートとの連携によってヴィサス=スタフロストを追い詰めるが、ライトハートの助言でヴィサス=スタフロストが"恐怖"の力を彼女にぶつけたことにより、洗脳の源である"悲しみ"の力が相殺。洗脳を解かれた彼女はその一撃をもってレイノハートを撃破したのだった。
レイノハート討伐後は彼の持つ"悲しみ"の力を一部継承し、ティアラメンツ・ルルカロスの姿へと変化した。
しかし、力の継承が不完全であったためヴィサスがレイノハートを吸収しようとした瞬間、クシャトリラ・ユニコーン2体が強襲。自身は強襲してきた一方を抑え、彼らにレイノハートを渡してはならないとヴィサスに助言しレイノハートを強奪した一方を追うように後押しした。
以降の経歴は不明だが星満ちる新世壊などのイラストを見る限り生存していたようで、新たな姿になったヴィサスに傅いていた。