ナッシュに至るまで
ナンバーズが眠る遺跡に訪れて以来謎の記憶に苦しめられる神代凌牙。自分は何者なのか、もしかしたらバリアン側の人間なのではないかという思いを抱き始め、クラゲ先輩とのデュエル以降、その思いはさらに強くなっていく。
そんな中ドルベが訪問し、バリアンの力で自らの奥底に眠る前世を知る。
ナッシュは前世では海洋国家の王(ポセイドン連合国)であり、各地で殺戮を繰り広げていたベクターを倒すべく戦っていた。戦いの中で妹・メラグを失い、遠征の道中でメラグ生き写しのイリスと出会うが、ベクターとの闇のデュエル(当事者と関わる者全員の命を懸けるモノ)によってイリスを含む仲間全員を死なせてしまう。この戦争の犠牲者の魂がバリアン世界をさらに形作り拡大させた。
傷心のナッシュは生き延びていたベクターを追い、その本国へ侵攻。一騎打ちの末に勝利し、亡霊によって奈落へ引き込まれたベクターの末路を見届けている。その後、何らかの理由で死にバリアン七皇として転生、そして同じく転生していたベクターの罠によって死にかけたが「No.73激瀧神アビス・スプラッシュ」の精神体であるアビスの力で生き延び、事故で死亡した子どもに転生し、神代凌牙として人間界で暮らしていたようだ。この際、メラグも神代璃緒として凌牙の妹に転生している。
全てを思い出した凌牙は自分こそ九十九遊馬達の敵だったことに涙する。遊馬達との絆とバリアン世界とそこで暮らす前世の仲間達を守る使命を天秤にかけて苦悩する。そして末に遊馬達との決別を決意し、璃緒共々バリアンとして完全に覚醒した。
覚悟を決めたナッシュは自らリーダーであることを宣言し、他の七皇メンバーを引き連れ人間界に侵攻。遊馬達の前に立ちはだかった。
最終話のエピローグでは、アストラルがヌメロン・コードを行使したことにより、他の七皇同様人間として再転生し、神代凌牙として登場した。
クールながら熱い性格はそのままに、皆と共にアストラル世界を救うための戦いに「借りを返す」為、同行してくれるのだった。
遊馬やアストラルが使うカードを創造する力・シャイニングドローと同じ力を持つバリアンズ・カオス・ドローを使い、仲間のバリアン七皇にもそれを覚醒させた。「RUM-七皇の剣」・「RUM-クイック・カオス」はその力で創造された。
性格
敵組織「バリアン七皇」の一人であり、真のリーダー。不在時はドルベが代役を引き受けていた。
クセモノ揃いである7皇をまとめ上げ指揮するリーダーであるため、凌牙時代の不良風の話し方にも威厳や責任感が感じられる風になった。会話やデュエルの端々で熱い性格や仲間思いである事が見て取れる。
自らが背負うバリアン世界を守るというデカすぎる重責と遊馬達との決別のためか、どこか陰のある雰囲気である。
外見
精神体は青紫色を基調としており、所々装飾品で飾り付けられている。胸にはバリアンの紋章を模ったアクセサリーが付いている。ベルトを身に着けブーツを穿いており、そのためズボンを穿いているように見える。リーダーだからか、赤色のマントを着用しており色々と豪華。
髪型は凌牙時と同じで、相変わらずこの世の物理法則を無視しまくっている。遠くから見たりシルエット状態だとアリトや不動遊星と見間違えてしまう。
使用カード
凌牙時代同様、水属性・魚族モンスター中心のデッキを使う。当然シャークと名の付いたモンスターも使う。
切り札はオーバーハンドレットナンバーズ「No.101S・H・ArkKnight」及びカオスナンバーズ体「CNo.101S・H・DarkKnight」。
その他
名前の由来は他の七皇メンバーと同じく、北斗七星を構成する星々から採られている。ナッシュの場合はベネトナシュ(η星)からであるが、この星は実際のところ「アルカイド」という呼び方の方が一般的。
関連タグ
遊戯王 遊戯王ZEXAL 遊戯王ZEXALⅡ バリアン ナンバーズ(遊戯王) ダークヒーロー ドン・サウザンド
ナッシュ