ネビュラ(ロックマンエグゼ)
ねびゅら
「ロックマンエグゼ4」と「ロックマンエグゼ5」に登場したダークチップシンジケートで、首領はDr.リーガルだが、人間の構成員は少なく、作戦は全て自律型ネットナビが行っている。
これは父親を嫌うリーガルの対抗心の表れなのかどうかは不明。
組織の目的は「かつて優秀な科学者だった父親を追放した今のネットワーク社会に対する復讐」である。ワイリーによるとリーガルが悪の道に進んだのはここ十数年の間らしく組織も十数年ほどの歴史位と思われる。
各シリーズでの行動
エグゼ4
それまではWWWやゴスペルの影に隠れて活動していたが、4から本格的に活動を開始。
地球に接近した小惑星が人工物で中に電脳空間があると判明するとレーザーマンを送り込み、軌道を修正すると見せかけて小惑星を乗っ取ろうと企むも、光熱斗とロックマンEXEの前にレーザーマンはデリートされ、小惑星に潜んでいたデューオも彼らの勇気を認め軌道を変更したために計画は失敗。
リーガルは熱斗と炎山によって追い詰められ、熱斗に自首するよう言われるもそれを拒否。「熱斗たちも誰かの害に繋がる事をやらなかったわけでは無い」と善悪の無意味さを解き、自身がワイリーの息子であることを明かして屋上から身を投げし消息を絶つ。
エグゼ5
冒頭でリーガルの生存が判明、かつて光正とワイリーが開発しようとしていた人間の心をリンクさせる「ココロネットワーク」というシステムを完成させるのに必要な「光レポート」の手掛かりを得るため祐一朗を誘拐。
時間稼ぎのためにダークロイドたちにインターネットエリアを占拠させ、終盤である場所に隠されていた光レポートを手に入れると、実験のために各地にミニサーバーを設置し、人々を凶暴化させた。
そしてフジ山頂のネビュラ本拠地で人間の憎しみや怒りをデータ化した「ネビュラグレイ」をインストールし、世界を悪の心で染めようとするも、ココロサーバーの力を無力化する「マグネメタル」入りのお守りを持っていた熱斗とロックマンには効果がなく、ロックマンとナビチームによってネビュラグレイはデリートされる。
同時に活発化した火山活動で噴火が迫る中、野望が潰え生きている意味を失ったリーガルはアジトと運命を共にしようとするが、秘密裏に様子を見に来ていた父ワイリーがココロネットワークをオーバーロードさせたことで数10年分の記憶を失う。
その後噴火でネビュラは基地ごと完全に壊滅し、各地に残ったダークチップや備品もオフィシャルが回収。記憶を失ったリーガルは特別恩赦として、一人の科学者として科学省で働くことになった。
アニメ版ロックマン2期「ロックマンエグゼAXESS」
ゲーム版とは異なってシェードマンを筆頭としたダークロイド達と手を組んでおり、報酬としてダークチップを提供していた。
しかしながら、首領であるリーガルはダークロイドを駒としか見ておらず、後にシェードマンを追放・始末し組織を丸々接収。
最後はダークシンクロチップによってレーザーマンとのクロスフュージョンを実行。巨大化したCFレーザーマンで、世界各国を攻撃しつつ科学省に侵攻するが、サーチマンによってディメンショナルコンバーターのコアを破壊されてしまい、自身もエネルギーにされていたナビ達の声援を受けてフルシンクロ状態となったCFロックマンに破れ、死亡した。
かと思われていたが、肉体を失いながらも電脳世界で生きながらえていた事が判明する。
物語中盤辺りからダークチップの流通と並行し、本拠地を探られないよう部下のダークロイド達やシャドーマンを雇い世界各地の交通機関を制御するプログラム「コントロールX」の破壊活動も行うようになる。
また、アジトに関しては複数所有しており、貨物船だったりディメンショナルコンバーターを内装している人工衛星だったりと。因みに、2期の作中内で発生させているディメンショナルエリアはほとんどがネビュラのもの。
どちらとも熱斗とロックマン達の活躍もあって、アジトは壊滅しているが、最終的には大量のディメンショナルコンバーターを内装しているリーガルタワーに拠点を移している。
劇場版ロックマン「光と闇の遺産」
電脳世界にて生き長らえたリーガルが登場し、裏電脳世界に追放されたフォルテを操ったり、光正のプログラムを求めて実の息子でもあり、熱斗の父である祐一郎を誘拐する。かつて光正とワイリーが研究していた人間を電脳世界に投射するプログラムであるスペクトルを自らの野望のために利用した。
電脳世界に飛ばされたときに、裏電脳世界で廃棄されていたスペクトルの片割れであるワイリープログラムを吸収しネビュラグレイへと変異。
大規模な非物質化現象(地球上の物質が電子データに分解されて消滅する現象)を引き起こすが、フォルテクロスロックマンとなったロックマンとフォルテによって倒され消滅した。
3期アニメ「ロックマンエグゼStream」
名前のみ登場しており、消滅したと思われたリーガルも登場している。
更には、シェードマンに取り込まれたダーク因子で生み出されたダークロックマンを配下に置き、新たに登場した少数のダークロイドを使役し、暗躍させていた。
また、テスラを筆頭としたネオWWWが壊滅した際に、彼らが使用していたビルを乗っ取った上にメンバーの記憶を削除し、テスラを幽閉する。
その後はデューオの力を我がものにする為に、デューオの紋章を持つクロスフュージョンのメンバーやダークロックマンを利用し自分も紋章の力をコピー。
彗星の力で巨大なろくろ首のような怪物へと変貌し、熱斗達に襲い掛かるが、そんな暴挙を正義を標榜するデューオが許すはずも無く、力をオーバーロードさせられミイラ化する無残な最期を遂げてしまい、今度こそネビュラは壊滅した。