概要
身長 | 100m |
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体重 | 6万t |
通称は、同作に登場するバトラから。ちなみにモスゴジと呼ぶと昭和ゴジラを指すので注意。
前作のラストでメカキングギドラと共に海に沈んだ後、眠りについていたが、物語の冒頭で小笠原沖に落下した巨大隕石の影響で覚醒した。
スーツは新規造形。今までのゴジラと比べると目の虹彩がハッキリした他、鳴き声も昭和シリーズの甲高い物に変更された。また本作に限り、熱線を放射する際に「キーン」という音が鳴る。
このSEは後に登場するデストロイアのオキシジェン・デストロイヤー・レイや、シン・ゴジラの放射線流の効果音にも流用された。
劇中での活躍
隕石衝突の後に行方をくらましたゴジラは、フィリピン沖に出現し、同海域にてモスラの卵を運んでいた輸送船「ありあけ丸」を襲撃する。
卵に迫る直前にモスラの幼虫が孵化し、これと交戦。噛みつき攻撃や体当たり、噴射する糸に手こずるも、放射熱線や怪力で圧倒する。
その最中、ゴジラと同じく隕石によって覚醒したバトラが乱入し、モスラとゴジラに攻撃を加える。これに怒ったゴジラは標的をバトラに切り替え、両者は海底にて激しい戦いを繰り広げる。
互角の戦いを演じるゴジラとバトラであったが、戦いの最中に海底火山が爆発し、両者はもつれあいながらマグマの中へと消えていった・・・。
だが、ヤツは生きていた!
マグマの中に沈んだゴジラであったが、そのままマントルの中を泳ぎ進み、遂には噴火する富士山の火口から出現、再び日本に上陸を果たす。
ゴジラの驚異の生命力を目の当たりにした東都大学環境情報センター主任の深沢重樹(演:篠田三郎)は、以下の言葉を残している。
「ヤツは我々の常識を超えた生物だ!」
その後ゴジラは丹沢方面に展開した自衛隊を全滅させた後、横浜みなとみらいに進撃し、成虫へと進化したモスラとバトラを相手に三つ巴の戦いを繰り広げる。
放射熱線や体内放射を駆使し、二体を苦しめるゴジラであったが、その戦闘の最中にモスラとバトラがお互いを助け合った事で和解し、共闘し始める。
ゴジラは徐々に劣勢に追い込まれていき、モスラの光線や熱線を反射する鱗粉と、バトラのプリズム光線による連携攻撃によって遂にダウンする。
二体によって北の海へ運ばれていくゴジラであったが、転んでもただでは起きず、輸送中のバトラの喉笛に噛みつき流血させ、傷口に放射熱線を直接浴びせることで遂にバトラを殺害する。
しかし、バトラの拘束を振り切ることは叶わず、バトラの亡骸と共に海中へ落下し、そのままモスラによって封印されるのであった。