2代目ゴジラ
にだいめごじら
身長: | 50メートル |
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体重: | 2万トン |
山根博士が危惧していた初代ゴジラに続いて現れた二頭目のゴジラで初代ゴジラとの関係は不明。1955年の『ゴジラの逆襲』に登場して以降、様々な怪獣達と激闘を展開した。性別については雄とされており、無性生殖により生まれたのか、何処かに連れ合いがいたのかは定かではないが息子に怪獣のミニラがいる。作品によって便宜上の名前として「逆ゴジ」、「キンゴジ」、「モスゴジ」などとも呼ばれる。
出現当初は初代ゴジラと同じく、人類と敵対する怪獣であった。アンギラス、キングコング、モスラ、ラドンといった様々な相手と戦いを繰り広げるが、キングギドラとの戦いを契機に積極的に人類に牙を剥くことは少なくなる(ただし、赤い竹のような自分に攻撃を仕掛けてくる相手には容赦しない)。
前述のミニラが誕生した後は、様々な怪獣の生息する怪獣島を生息地としており、ヘドラ・ガイガン・メガロ・メカゴジラといった侵略・敵対怪獣を迎え撃った。
書籍によっては、20世紀が終わりに近い(劇中の新聞では1994年)という設定から、怪獣総進撃を2代目ゴジラの世界観における最後の時系列として記載している。しかし矛盾もあり、公式からの発表もないため、詳細は不明である。
武器は初代ゴジラと同様の白熱光と『キングコング対ゴジラ』より使用する青い放射火炎(放射熱線)が武器。
その戦法も多彩になっており、尻尾攻撃や噛み付きやもちろん、岩石や大木などのその辺のものを武器に使ったり、果ては一本背負いやドロップキックといった人間のような格闘術を駆使したりもする。
過去の児童向け書籍などでは、口からの熱線の他「尻尾を使ったチョップ攻撃」「水爆頭突き」といった技を用いるという記載がある。
また、熱線を推進力として空を飛んだり(ゴジラ対ヘドラ)、雷のエネルギーを吸収して全身を磁石化させる(ゴジラ対メカゴジラ)と いった特殊能力も披露したことがある。
- 着ぐるみが改造され『ウルトラQ』にゴメスとして登場したり、『ウルトラマン』にジラースとして登場している。
- 作品毎にスーツを動きやすいように改造している為に姿が異なるが、同一個体とされており次作に行くほど戦闘能力も向上している。
- 『ゴジラ対メガロ』以降のゴジラ(いわゆる『メガロゴジ』)は、その見た目や性格からミニラが成長した姿なのでは?との説もあるが、矛盾もあり、詳細は不明である。
- 地球最大の決戦にて、ゴジラが白熱光を多用していたのは前作でのダメージが残っていったためとの説がある。しかし、出現直後の船舶襲撃時は普通に放射熱線を使用しているため、詳細は不明である。
- 『ゴジラの逆襲』〜『キングコング対ゴジラ』間に大きく姿が変わっていた理由として、書籍などでは「環境に適応したため」とも表記され、シンゴジやギュラゴジのように形態変化能力を備えていた可能性がある。
- 『ゴジラの逆襲』が公開時に発売さた、杉浦茂が手がけたゴジラのマンガ「大あばれゴジラ」にも、2代目ゴジラが登場する。本作の2代目ゴジラは初代ゴジラの兄という設定で、弟を倒された仇討ちに日本に向かった。最後にはアンギラスと、アンギラスが引き連れていた怪獣たちともども、怪獣公園で飼われる事に。詳細は、アンギラスの中の項目を参照。