概要
初出は2006年11月18日発売の「デジヴァイスバースト」…ではなく、『デジモンセイバーズ』の2ndOP「ヒラリ」(初回放送日は2006年11月5日とデジヴァイスバーストの発売日より早い)。
12月9日公開の『デジモンセイバーズ THE MOVIE 究極パワー! バーストモード発動!!』を経て本編には第38話から登場した。
デジモン達が一時的に能力を限界まで解放した姿のこと。「バースト進化」とも呼ぶが、世代は究極体扱い。
共通してオーラを体に纏っているか、武器にしているという共通点があるが、ロゼモンのように色と一部パーツが変化したぐらいで差異が少ない個体も存在する。
戦闘力は高く、シャイングレイモンは「太陽級の高エネルギー」、ミラージュガオガモンは「惑星級の高エネルギー」を持っているという設定からおそらく究極体上位クラスの戦闘力があると見て間違いない。
「パラディンモード」や「クリムゾンモード」などのように特定のデジモンにだけ与えられているわけではなく、勢力的に無関係なデジモンにも実装されている形態である(理論上はウォーグレイモン:バーストモードとかメタルガルルモン:バーストモードができる事になる)…のだが、新規実装は『セイバーズ』の時期ぐらいである。つまり『セイバーズ』に出演したデジモン限定の形態となってしまった。
ちなみに、旧作初出デジモンで配られ、尚且つ公式設定が存在するのはロゼモンだけである。
また、ウィルス種のバーストモードは(今の所)存在しない他、『セイバーズ』は主要メンバーに超究極体相当の強化形態が最も多くのメンバーに与えられた唯一のシリーズとなっている(しかも、歴代でも珍しい他者との合体を必要としない単体での強化形態でもある)。
『セイバーズ』を代表する形態としてゲーム作品でも普通の育成可能デジモンの一体として登場している。
『デジモンストーリーサンバースト/ムーンライト』ではジョグレス進化やデジタマからしか手に入らないレアデジモンだったが、『デジモンストーリーロストエボリューション』では進化条件が遥かに緩くなった。
しかし、『デジモンストーリー超クロスウォーズ』ではデジフュージョンでしか入手できず、2作目のジョグレス進化よりも多くのデジモンとデジスコアを要求される。
作中での活躍
『デジモンセイバーズ』
『チャージ・デジソウルバースト!!』の掛け声と共にデジヴァイスバースト側面の端子に極限まで高まったデジソウルをチャージし、パートナーを「バースト進化」させた姿という扱い(劇場版では発動手段が異なる)。
劇中ではシャイングレイモン、ミラージュガオガモン、ロゼモン、レイヴモン、バンチョーレオモン、アグモンが発動。
発動の条件は「テイマーとパートナーデジモンの心をシンクロさせ、デジソウルを極限まで高める事」。
戦闘力はピンキリで『デジモンセイバーズ』作中での活躍を見ていくとシャイングレイモンは大とのコンビで七大魔王の一体であるベルフェモンを相手取り、ミラージュガオガモンは単騎、レイヴモンとロゼモンは二体がかりでロイヤルナイツを瞬殺、アグモンは成長期のバーストモードであるにもかかわらず、イグドラシルの外殻を貫くほどの攻撃力を秘める。とはいえ、この姿のデジモン達を相手にクレニアムモンは粘っていた為、全てのデジモンを相手に圧倒的優位に立てるわけではないようだ(尤も、クレニアムモン自体がロイヤルナイツの中でも防御力の高い存在なので仕方がないのだが)。
ゲーム『デジモンストーリーサンバースト/ムーンライト』でも『セイバーズ』の個体本人としてシャイングレイモンからレイヴモンまでのバーストモードが登場している。
該当デジモン
シャイングレイモン:バーストモード
データ
世代 | 究極体 |
---|---|
タイプ | 光竜型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | コロナブレイズソード、ファイナルシャイニングバースト、トリッドヴァイス |
所属 | ネイチャースピリッツ、ドラゴンズロア |
ミラージュガオガモン:バーストモード
データ
世代 | 究極体 |
---|---|
タイプ | 獣騎士型 |
属性 | データ |
必殺技 | フルムーンメテオインパクト、ファイナルミラージュバースト、ルナハーケンスラッシャー |
所属 | ネイチャースピリッツ |
ロゼモン:バーストモード
データ
世代 | 究極体 |
---|---|
タイプ | 妖精型 |
属性 | データ |
必殺技 | シャリテ、アギシャンレーヴル、ティファレト |
所属 | ウィンドガーディアンズ、ジャングルトルーパーズ |
レイヴモン:バーストモード
データ
世代 | 究極体 |
---|---|
タイプ | サイボーグ型 |
属性 | ワクチン |
必殺技 | 無双天翔翼之陣、怒涛闇供喪之舞、雷光一閃之突 |
所属 | ウィンドガーディアンズ |
公式設定の存在しないバーストモード
バンチョーレオモン:バーストモード
データ
世代 | 不明 |
---|---|
タイプ | 不明 |
属性 | 不明 |
必殺技 | バーニングバンチョーパンチ |
『セイバーズ』第46話「衝撃!バンチョーレオモンの真実」にて初登場。髪の毛が逆立ち、全身にオーラを纏っている点は通常種とそこまで変わりはない。
クレニアムモンと単騎で渡り合えるだけの戦闘力を有しており、作中の歴史では初めて確認されたバーストモードである。
アグモン:バーストモード
データ
世代 | 不明 |
---|---|
タイプ | 不明 |
属性 | 不明 |
必殺技 | 不明 |
『セイバーズ』最終話「完全決着!さらばケンカ番長」にて登場。
アグモンがなんとバーストモードになった姿であり、成長期のバースト進化はこれが最初にして最後。
バーストモード4体がかりでも敵わなかったイグドラシルの外殻を破壊するほどの戦闘力を持ち、腕に装着したベルトを手綱にして大が操縦する。
『デジモンクロスウォーズ~時を駆ける少年ハンターたち~』でも再登場した。
ガイオウモン:バーストモード
データ
世代 | 不明 |
---|---|
タイプ | 不明 |
属性 | 不明 |
必殺技 | 不明 |
『セイバーズ』初出ではなく、As'まりあ氏のtwitterで公開された二次創作個体。
よって公式設定が存在しない。
ΩアルマモンBM
データ
世代 | 不明 |
---|---|
タイプ | 不明 |
属性 | 不明 |
必殺技 | ヘル&サンダー、ヘブン&ブレイク、アイス&ファイア、ソードオブメテオ、データトゥデータ、Ωデスブレイド、∞ソードレイン |
『デジモン超クロスウォーズRED/BLUE』のラスボスであるアルマモンが暴走した姿。
確かにこれまでのバーストモード同様にオーラを放出しているが、同一の存在かは不明。
そもそも名前が「Ωアルマモン」に変わっている為、名前が同じだけの別種と見なすべきか。
ルインモード
いわゆる「暗黒進化」に相当する形態。「ruin」は廃墟の意味。
『セイバーズ』では大の怒りのデジソウルで闇落ちした「シャイングレイモン:ルインモード」が登場。『デジモンストーリー』シリーズや『デジモンリアライズ』、『デジモンカードゲームα』でもシャイングレイモンのものだけが出演している。
戦闘力は高い一方で、これまでの暗黒進化同様にパワーを制御しきれずに暴走してしまった。